カスタマーレビュー

2021年9月11日に日本でレビュー済み
ついに一巻から強キャラの一角として主人公達を脅かしてきたリヴァーモアとの決戦の巻。
リヴァーモアとの対決だけでもワクワクする展開なのですが、それと同時並行で、旧生徒会との暗闘、決闘リーグでの対戦と驚くほど濃密な展開が続きます。
登場キャラも、前巻で活躍した決闘リーグの対戦メンバーが、各々の立場に合わせて生徒会、旧生徒会陣営に分かれて再登場しており、前巻ではバトルシーンしか見られなかったキャラの以外な一面も描かれます。
正直、この盛り沢山の内容が一冊に破綻なく纏まっているというのは、もはや職人芸の域と言っても良いでしょう。読みたいモノを全部載せて、その上まで描いてくれる。作者の徹底したエンタメ精神が感じられます。

個人的な見どころは、やはりリヴァーモアの目的と、そのバックボーンが明かされていく過程です。
それぞれが生まれ持った使命と魔道の探求に殉じながらも、隠し切れずに現れて来る人間臭さが見える瞬間が最高にグッときます。
誰かの為、何かの為に、勝ち目の見えない愚かな戦いに身を投じる。
冷静で合理的な魔法使い達の根本にあるそんな矛盾を、オリバーも、生徒会メンバーも、リヴァーモアでさえも抱えている。それこそが、一見して冷酷に描かれる魔法使いたちが、愛おしくて堪らない理由でもあると思います。

今巻も、大変胸に響く一冊でした
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5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
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