カスタマーレビュー

2011年5月8日に日本でレビュー済み
羽川翼視点の物語。
自分が苦しんだり悲しんだり不安に思ったりしながらあがいて生きていることに、少し誇りが持てるようになる物語だった。「うまくいかないこと」を前向きに捉えるっていうのは素晴らしいけど、難しい。だからこそそれを描くことに成功していることに感動したんだと思う。

あと、個人的に羽川翼ほどではないけれどこんな感じの人を知っているので面白く読めた。倫理的、道徳的に正しいことを心から信じていて(又は信じ込もうと努力していて)、それでいて思考停止するでもなく、能力があり、周りに心から善意を振りまく、異常な程にまっすぐで「普通」な人。私は恋と尊敬と憧れと畏れがごっちゃになったあららぎくんの感情に全力で共感してしまった(これは傷とか黒の方だけど)。すげえな、俺にはできねえよ、お前みたいになりてえよ、でもちょっと怖いよ、っていう感じ。
羽川翼視点だとそのまま感情移入はできないので、ああ彼女ならこう思うだろうなーと想像しつつ読むしかないのが難点といえば難点かも?
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