VR体験デビューに本商品は最適であることは疑いようもない。
ヘッドマウントディスプレイと操作のためのコントローラーが２つ。
動作の検出解像度は高く、微妙な動作、指先の動きまで検出してVR空間上にフィードバックしてくれる。
このクオリティでこのお値段というのはすごい事だと思う。
ハードウェアとしての★は疑いようもなく５つだろう。
だが、それとゲームとして継続して楽しめるかは別問題だ。
いくつかゲームを購入したが、最初にVR体験から得られる感動に慣れると、あとはゲーム自体の質の方が重要になってくる。
残念ながら、ゲームの質は、他の据え置きゲーム機やSteamに数段劣る。
日本語対応が不十分なのも日本人には苦しいところだ。
ストーリーを追えないので、当然楽しさは半減する。
また、VR特有の問題として入力インターフェースが実は不自由であるという点も問題だ。
マウス＋キーボードには数多くのボタンがあり、そのキーの数だけゲーム内の世界に対して多彩なアクションを行うことができるが、本商品のコントローラーは片手でボタン５つ＋モーションだけである。
自由なようでいてその実、不自由なのである。
VRゲームは実質的にはまだ黎明期を抜けていないのだと思う。
これまではプレイヤーの母数が少なかったため、特有のインターフェースに適したGUIやゲームシステムが洗練されるだけの開発費が投入されづらい状況だったのではなかろうか。
本商品が大量に売れ、プレイヤーの母数が増えたことで、今後、VRゲームの質も向上が望めるのではないかと思う。
だが、残念ながら、現時点では非VRゲームで出会えた「自分の好みに合う、何百時間も没頭できるタイトル」は、VR環境では一つも見つけられず、本商品は置物になっている。
余談だが、本商品を活用して、メジャーなVRアダルトコンテンツにも手を出してみたが、正直、実用度は低い。
コントローラーから手を離すとVR空間に対して何もできなくなりVRの良さを体感することができず、かといってコントローラーを握ってるとナニを握れない、というジレンマに陥ってしまう。
セルフ焦らしプレイがしたいならおススメするが、そうでないなら金をかける価値はない。
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カスタマーレビュー
全てにおいて詰めが甘い。Facebookアカウントの強制を抜きにしてもその先には果てしない不具合の山。PCVRだけをするならおすすめしたくない
2021年9月6日に日本でレビュー済み
OculusQuest2は安いが、PCVRまで視野にいれるのであれば、高価であっても今一度Htc ViveやValve Indexを検討したほうが良い。そして任天堂やソニーのような完成度の高いゲーム機としての期待はするべきではない。Oculusはあらゆる点で未熟、そして2年前から散々言われている不具合を放置し、対処をサポートにもヘルプにも記載しない、一般向けのゲーム機とは未だ程遠い完成度にある。【問題点1:アカウントの管理が謎】OculusQuest2はFacebookアカウントが必須であることはもはや語り尽くされているが、問題はそのアカウント強制を受け入れたとしても続く。これはFacebookがOculusアカウントとFacebookアカウントを統合したがゆえに、そしてその統合が内部的には行われておらず、"Facebookアカウント"と"Oculusアカウント"がシステム的には別であることに問題がある。以前より、FacebookアカウントとOculusアカウントを別個に持っていたが、Quest2を購入した際にはFacebookのアカウントでOculusアプリにログインした。アカウントの統合に関してももちろん知っていたが、後から統合すればよいだろうととりあえず使った。数日後Oculusアカウントを統合しようとしたところ、FacebookにもOculusのヘルプにも、どこにもその方法が記載されていない。検索しても全くやり方が出てこない。数時間調べ倒してようやく統合方法がわかったが、FacebookアカウントでログインしたときにFacebookアカウントに紐づくOculusアカウントは内部的に自動生成されていたらしく、内部的には別のシステムであることに気づいたのはその時になってからで、更にそれを説明している箇所は一切なかった。自分が見落としていたのかもしれないので、まあここまでは良い。この場合、取れる選択肢は3つ。一つは実質的にアカウントを捨ててこのまま使うこと。だがOculusアカウントのアプリにそれなりに課金していたため断念。二つ目は新たにFacebookのアカウントを生成してそこに既存のOculusアカウントを紐付けすること。だがFacebookというのは実名アカウントである都合、複数アカウントの所持を禁じている。普通のゲーム用アカウントならこれで解決するのだが、忌々しいFacebookの欠点である。三つ目はサポートに連絡してこのアカウントの紐付けを解除してもらい、正しいアカウントに紐付けをし直すこと。一番手間はかかるがOculusアカウントを存続させるためには唯一の正攻法であった。だがこれにはかなりの時間がかかった。結局これに数日を浪費した。その中で一番理解できなかったのは、アカウント付替作業の中で求められた「Oculusアカウントのパスワードの初期化/再設定」の最中、メールアドレスを入力して再設定するのだが、そのメールが届かなかった。これで更に時間を浪費した。今までFacebook以外で幾多のアカウントを生成し、パスワードを再設定してきたが初めての経験だった。この程度のこと、普通は起きないのだ。GAFAが聞いて呆れる。この程度のことすらまともに実行できないのがFacebookの程度なのだろうかと怒りを通り越して呆れた。その後呆れつつサポートに連絡して手動でメールを送信してもらって、ようやくこの問題は解決した。結局ここまで5日程かかっている。【問題点2】Oculusアプリの不安定さ、致命的な不具合の放置OculusQeust2ではPCに接続することでPCのVRゲームを遊ぶことが出来るが、このアプリがまた曲者だった。結論から述べれば、『安定性が低く、そこそこ知名度のあるバグを2年近く完全放置している』画像は、PC版のOculusアプリを新規インストールした直後のものであるが、この画面が表示されて一切機能しないというのが今回遭遇したバグである。『再起動しろ』『アプリを修復しろ』と書いてあるが、再起動して治るならこんな所に書き込んでいるはずもなく、修復というのは要するにアプリの再インストールであり、5GB以上あるOculusアプリ本体をダウンロードし直すため、PCや回線によっては数時間から半日かかることすらある。正直、この時点で『検索できない人』にとってはお手上げである。公式の（日本語）サポートには記載されておらず、元の文面がどう言うものなのかがいまいちピンとこないので英語での検索も難しい。ちなみにこのバグは2年近く前から存在しており、サポートも明らかに把握しているのに未だに治っていないこの「Oculusサービスにアクセスできません」は英語では「Can’t reach oculus service」と表記されるので、検索して自動翻訳して各々対処していただきたい。当然自分も含めてサポートに連絡するべきなのだろうが、アカウント整理だけで疲れ果ててしまった。ここまで不快な体験を延々と提供してくれるFacebookはもはや天才的。その上、ようやっとPCVRのOculusを使えるようになったと思っても安心してはいけない。数年前からOculus RiftCV1とHtcViveを並行して使っているが、SteamVRのHMD(Htc Vive/Valve Index)に比べて動作の安定性がかなり低い。正直PC初心者にはおすすめできないレベルで、昔から安定しない。不可解な動作やバグは珍しくもなく、PCVRはSteamVRが主流で、Oculusアプリの上でSteamVR動作させる訳だがこれも時には問題の原因となる。方やSteamVRのHMDでの不具合というのはほぼ遭遇したことがない。まあ、Oclusの不具合もゲーミングPCを既に持っていてゲームにmod入れて遊ぶような人や、VRChat目当てで購入し、後でUnityと殴り合うことになるような人にとっては無視できる程度ではある。SONYや任天堂のゲームハードと並べられる完成度では、絶対にない。その他、アカウントの都合でUnity関連の開発がやりにくいとか色々言いたいことはあるが、レビューに書くような内容ではないので省く。【追記:原因はわかったが解決せず】ようやく原因が判明した。OculusアプリはWindowsのリモートデスクトップ環境で接続しているときはアプリが機能しないようになっている。因みにCrhomeリモートデスクトップでは動作する。意味がわからない。Windowsリモートデスクトップで接続した瞬間にウィンドウが消えて、直接接続したモニタやCrhomeリモートに切り替えた瞬間何事もなかったかのように動作するという、不具合ですらないであろう、極めて不快な動作だ。もはや何らかの悪意すら感じるあまりにもあまりすぎる仕様で、原因が分かっても更に評価を下げざるを得ない。
2021年9月6日に日本でレビュー済み
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