ダン・ブラウンの作品を初めて読みました。
ちなみに、トムハンクス主演の「劇場版・ダ・ヴィンチコード」も、まだ観ていません。
そんな、全く何も知らない状態で読んでみました。
細かいストーリーをここで書いてしまうのは恐らく「マナー違反」なので、あえて書きません。
うん、面白かったですよ。
エンタメ性も十分でしたし、スリルもありました。
上中下3巻でも、スピード感もあり飽きることなく最後まで読み進められました。
黒幕も、「え?この人が??」と言う意外性もありました。
確かに小説としての面白さは、私が今まで読んできたものの中でも割と上位に入る・・・と思います。
ただ・・・
ここまで「世界的な話題作」になる・・・う~ん。
実は私、子供の頃「日曜学校」に通っていた事があります。
近所に教会があって、友達と面白半分に。
なので、聖書も多少は読んでいた経験があります。
まぁ、子供の頃なので・・・だいぶ忘れているし、何より子供には分かりにくい部分もありましたからw
そんな「ほぼキリスト教素人、でも全く知らない人よりは・・・」な経験から・・・
日本人には、やはり「理解できない世界」なのかもしれませんね。
歴史の授業などでも「宗教が絡んだ争い」について習った・・・様な気がします・・・優等生じゃなかったので、あんまり覚えてないけど。
ただ、その当時も「なんで人々を幸せにするための宗教で戦争しなきゃいけないんだ?」と・・・
この辺の考えは、他宗教を受け入れつつ自分たちの明確な宗教を持ち合わせていない日本人なのでしょう。
正月は神社へ初詣・・・
クリスマスを祝い・・・
彼岸には寺へ墓参り・・・
いや~日本人ですねw
自分たちが何世紀にも渡って信じ続けていたものが「実は間違いだった」
しかも、自分たちの団体が「知っていて隠し続けていた」
更に、その事実を公に公表する事で「自分たちの権威すら危ぶまれる」
まぁ、普通にゴタゴタしてもおかしくないですよね・・・宗教の争いを「ゴタゴタ」とか言うなって?w
ただ、どうしても「キリスト教」になじみの薄い日本人には、完全に世界に入り込むのは難しいのかもしれません。
確かに、ストーリー性もあり面白かった。
でも、完全に世界観にのめり込むのは難しかった。
私の評価としては☆4。
現在、「天使と悪魔」を読んでいます。
もしかしたら、こちらの方が入り込めるかも・・・
読み終わって、気が向いたらそちらのレビューも書くつもりです。