いかにもコンサル出身の人らしく、机上の空論感が読んでいてぷんぷん。
当方起業家であるが、この本の通りに動いて稼げる人が果たしてどれくらいいるものか…
頭でっかちの戦略コンサルが本書くとこうなるというお手本だ。

スモールビジネスの教科書
Audible版
– 完全版
スモールビジネスで労働という名の無限の競争から脱出し、自由な人生を楽しもう!
まずはスモールに、しかし確実に始めなさい!
「ローリスクで月収300万円を実現するための最短のアプローチがここにある」
『金儲けのレシピ』事業家bot氏 推薦
―――――
【本書におけるスモールビジネスの定義】
・年間安定して3000万円以上、自由に使える金を2年以内に創出出来る
・事業価値の最大・最速成長よりも安定着実を重視し関係者に対して利益をもたらす
・売上は100億円以下を目安とする
・オーナーの人生の自由度を重視し自己資本での運営を基本とする
【スモールビジネスが与えてくれるもの】
・安定した高い収入
・充実したプライベート
・共通の価値観を持ち時間・精神に余裕のある友人
・自分ならではの独自性
・追求しがいのある目標
・対人関係のストレスからの解放
【目次】
序章 スモールビジネスの概要
スモールビジネスとは何か
第一章:スモールビジネスの戦略を立案する
戦略構築ステップ1 .自分の経験を振り返り探査領域を定める
戦略ステップ2 .探査領域において儲かっている企業を発見し儲かる手法を知る
戦略ステップ3 .対象顧客セグメントを明確にし、バーニングニーズを発見する
戦略構築ステップ4. 成功している企業の「儲かる手法」を改変しマイナーチェンジコピー品を創出する
第二章 スモールビジネスの戦略を実行する
検討の進め方
事業計画の作成と市場への参入戦略
ラクスル事例から考えるスモールビジネス
代理店と直販の考え方
スモールビジネスを実行する
スモールビジネスその後
まずはスモールに、しかし確実に始めなさい!
「ローリスクで月収300万円を実現するための最短のアプローチがここにある」
『金儲けのレシピ』事業家bot氏 推薦
―――――
【本書におけるスモールビジネスの定義】
・年間安定して3000万円以上、自由に使える金を2年以内に創出出来る
・事業価値の最大・最速成長よりも安定着実を重視し関係者に対して利益をもたらす
・売上は100億円以下を目安とする
・オーナーの人生の自由度を重視し自己資本での運営を基本とする
【スモールビジネスが与えてくれるもの】
・安定した高い収入
・充実したプライベート
・共通の価値観を持ち時間・精神に余裕のある友人
・自分ならではの独自性
・追求しがいのある目標
・対人関係のストレスからの解放
【目次】
序章 スモールビジネスの概要
スモールビジネスとは何か
第一章:スモールビジネスの戦略を立案する
戦略構築ステップ1 .自分の経験を振り返り探査領域を定める
戦略ステップ2 .探査領域において儲かっている企業を発見し儲かる手法を知る
戦略ステップ3 .対象顧客セグメントを明確にし、バーニングニーズを発見する
戦略構築ステップ4. 成功している企業の「儲かる手法」を改変しマイナーチェンジコピー品を創出する
第二章 スモールビジネスの戦略を実行する
検討の進め方
事業計画の作成と市場への参入戦略
ラクスル事例から考えるスモールビジネス
代理店と直販の考え方
スモールビジネスを実行する
スモールビジネスその後
©2022 TakedashochoPrinted in Japan (P)2022 Audible, Inc.
- 再生時間4 時間 31 分
- 配信日(Audible)2022/5/20
- 言語日本語
- ASINB09VK5WBN7
- バージョン完全版
- フォマットオーディオブック
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登録情報
再生時間 | 4 時間 31 分 |
---|---|
著者 | 武田所長 |
ナレーター | 伊山 辰也 |
配信日(Audible.co.jp) | 2022/5/20 |
制作 | Audible Studios |
フォマット | オーディオブック |
バージョン | 完全版 |
言語 | 日本語 |
ASIN | B09VK5WBN7 |
Standard Japanese | |
Amazon 売れ筋ランキング | - 829位Audibleブック・オリジナル (の売れ筋ランキングを見るAudibleブック・オリジナル) - 97位マネジメント - 916位マネジメント・人材管理 - 6,801位投資・金融・会社経営 (本) |
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
星5つ中の4.2
182 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。

『スモールビジネスの教科書』は、大企業の隙間を狙う個人規模のビジネスを展開するためのビジネス書です。「褒められたい欲求を排除する→成功率を高めることが出来る」「仕組み→大手企業に立ち向かう→不可能/属人的な各個撃破→十分可能」「趣味は金を生まない→限定された機会に対して大量の参入者が発生するから」など、各個撃破しながら大企業に対抗するための方法が学べます。特に「情報チャネル:IR/非上場企業の決算/投資情報/企業によるリリース/業界紙」は、スモールビジネスで必要な情報源として有効です。さらに「新しい業界への参加:関係がありそうな業界紙や業界本をひとまず10冊ほどは購入する」で、情報の量と質を高めます。「事業領域内の成功要因をコピーし、その会社のミニバージョンを作りなさい」とあるように、情報の量と質を高めたら、次はその情報をもとにコピーし、個人レベルに規模を小さくして事業を展開するのです。副業もどきで本業にプラスして稼ぎたいサラリーマンにオススメです。「スモールビジネス=能力×専門知識」「参入企業数に対して儲からない領域は危険→他人がやって無理なものは自分にも無理」「スモールビジネスの基本:既に成立しているビジネス→顧客セグメントのニーズを反映→マイナーチェンジ」などを通して、小さくても儲け続けられる仕組みを教えてくれます。特に「ベンチャービジネス:株が売れるまでは全然儲からない/スモールビジネス:個人の生活を豊かにすることに重点を置く」は、ベンチャービジネスとスモールビジネスとの違いを表しています。「ベンチャービジネス:数年間は我慢し、株の売却によりあとで大きなリターンを目指す儲け方」であるのに対し、「スモールビジネス:投資的活動はかなり短期間で終え、回収活動を早めに始める」との違いがあります。つまりベンチャーは自社株で儲け、スモールは隙間産業で儲けるという感じです。ベンチャーとスモールとのビジネスの違いを理解したいサラリーマンは、自分の価値観に沿った次の行き先を考えるべきです。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年3月31日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
42人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2022年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おそらく著者の方がスモールビジネスで収益をあげられているということは事実なのだろうと思います。
考え方や体系などはよくまとめられておりわかりやすいと感じました。
ただ2点納得のいかない点があります。
1.著者が実現されたビジネスの具体例の記載がないこと
2.属人の範囲というわりに想定の事業規模が大きすぎること
1.については本当に自身が成功された例を挙げてしまえばその模倣がうまれ自身の収益を損なうリスクがあるのでそれは言わないだろう、も当然と思います。
が、相手を説得するうえで最も力強いものはエビデンスでもあるので、それだけ数えきれないほどの成功をされているのであればそのうちのひとつやふたつ挙げることはメリデメ(証拠を示すことによる説得力と失う利益の比較)を考えても大きなリスクではないと思います。
私は他に言えない理由があるのではと感じました。
それは著書内の「賞賛されないこと」と”有山さん”というかたがnoteの記事にした内容からです(”武田所長”で検索すれば1ページ目に出てきます)。
あくまでも推測の範囲ですが有山さんという方との対談を見るに他人を”養分”と侮蔑したり、”カス”や”レベル低い”などの発言から著者の品性を疑いました。
(対談相手の”有山さん”という方の発言も同様)
結論、「スモールビジネス」ではなく「ブラック(アングラ)ビジネス」で儲けているのではないか。だから”賞賛もされない(=そんなことまでして金が欲しいのかと思われるような仕事)”なので”具体的なビジネス例のひとつも書けない”のではと感じます。
また本文中の記載に
「創業当初はとても人に話せる事業のやり方をしていない人や会社など大量に存在する。どちらかというとこちらが標準である」
という記述もあります。
ここも強くひっかかります。
”とても人に話せるやり方ではない”
果たしてそうでしょうか。皆さんの(社会人)人生を振り返っていただいて「人に言えないことがある」などがマジョリティ、デフォルトスタンダードでしょうか。
「あの頃はとにかく必死でなにもわからず泥臭くかっこ悪かったなぁ」
これはどんなにスマートでなかったとしても良い思い出として人にも後輩にも語れると思います。
「人に言えない仕事の仕方」とはいったいどんなものでしょうか、またそれを”標準”と語ってしまう著者の価値観とは。
こちらもさきほどの推測に一致しますが
「勝ちさえすればよい、金儲けができればよい。そのために”ずるい”と言われようが"卑怯”と言われようが、そんなものは負け犬の遠吠えに過ぎない、勝者(儲けたもの)が正義なのだ」
果たしてそこまでして”金儲け”がしたいのか。
著者がどれほどスマートに正しく”スモールビジネス”を成功しているかは具体的記述が一切ないので私は著書からこのように感じました。
2.「毎月労せず300万以上自由にできるお金を手にする」
300万円の純利益を出すビジネスについて私の稚拙な知識では利益率10%であれば月商3000万円、原価のない人件費のみの人材紹介であれば利益率50%であっても600万円の売上を上げる必要があります。
どちらも容易に実現できるレベルではなく、ある程度の能力や商品調達力、営業力が必要でこの域に達すことができる事業者はけして多く無いと思います(少数いることは事実)。
「大手が支払っている大金の一部をかすめとるだけで良い」
ともありますが、一方でスイッチングの難しさも記述されており、スイッチを起こさせるには
・圧倒的に優れている
・圧倒的に価格差をつける(が効果は少ない)
とよほど既存のサービスがいけていない限りスイッチは起こらない。
だからこそそのチャンスを探すこと・見つけることを再三唱えられているわけですが。
著書の内容は絶対にできない理論ではないですが、よくある商材のように「能力がなくてもだれでも簡単に」というわけにいく話でもなく、結局私もキャッチコピーに踊らされ彼に養分を吸い取られた読者のひとりになったわけです。
たかが2,000円弱、参考にならなくてもよし、何か少しでも参考になれば儲けもの、そんな思いでこの本を手に取る方は少なくないでしょう、私もその一人です。
そういう考えを持つ人が少なくなければまた著者のスモールビジネスは成功であり、読者たちは”養分”として彼に潤いを与え続けるのでしょう。
大企業向けビジネス書、ベンチャー向けの事業書、簡単に数万円稼げる副業本、そのどれでもない「スモールビジネス」というキーワードに注目してそのノウハウをまとめて本にする、これもまた著者の教えの実践といえるでしょう。
考え方や体系などはよくまとめられておりわかりやすいと感じました。
ただ2点納得のいかない点があります。
1.著者が実現されたビジネスの具体例の記載がないこと
2.属人の範囲というわりに想定の事業規模が大きすぎること
1.については本当に自身が成功された例を挙げてしまえばその模倣がうまれ自身の収益を損なうリスクがあるのでそれは言わないだろう、も当然と思います。
が、相手を説得するうえで最も力強いものはエビデンスでもあるので、それだけ数えきれないほどの成功をされているのであればそのうちのひとつやふたつ挙げることはメリデメ(証拠を示すことによる説得力と失う利益の比較)を考えても大きなリスクではないと思います。
私は他に言えない理由があるのではと感じました。
それは著書内の「賞賛されないこと」と”有山さん”というかたがnoteの記事にした内容からです(”武田所長”で検索すれば1ページ目に出てきます)。
あくまでも推測の範囲ですが有山さんという方との対談を見るに他人を”養分”と侮蔑したり、”カス”や”レベル低い”などの発言から著者の品性を疑いました。
(対談相手の”有山さん”という方の発言も同様)
結論、「スモールビジネス」ではなく「ブラック(アングラ)ビジネス」で儲けているのではないか。だから”賞賛もされない(=そんなことまでして金が欲しいのかと思われるような仕事)”なので”具体的なビジネス例のひとつも書けない”のではと感じます。
また本文中の記載に
「創業当初はとても人に話せる事業のやり方をしていない人や会社など大量に存在する。どちらかというとこちらが標準である」
という記述もあります。
ここも強くひっかかります。
”とても人に話せるやり方ではない”
果たしてそうでしょうか。皆さんの(社会人)人生を振り返っていただいて「人に言えないことがある」などがマジョリティ、デフォルトスタンダードでしょうか。
「あの頃はとにかく必死でなにもわからず泥臭くかっこ悪かったなぁ」
これはどんなにスマートでなかったとしても良い思い出として人にも後輩にも語れると思います。
「人に言えない仕事の仕方」とはいったいどんなものでしょうか、またそれを”標準”と語ってしまう著者の価値観とは。
こちらもさきほどの推測に一致しますが
「勝ちさえすればよい、金儲けができればよい。そのために”ずるい”と言われようが"卑怯”と言われようが、そんなものは負け犬の遠吠えに過ぎない、勝者(儲けたもの)が正義なのだ」
果たしてそこまでして”金儲け”がしたいのか。
著者がどれほどスマートに正しく”スモールビジネス”を成功しているかは具体的記述が一切ないので私は著書からこのように感じました。
2.「毎月労せず300万以上自由にできるお金を手にする」
300万円の純利益を出すビジネスについて私の稚拙な知識では利益率10%であれば月商3000万円、原価のない人件費のみの人材紹介であれば利益率50%であっても600万円の売上を上げる必要があります。
どちらも容易に実現できるレベルではなく、ある程度の能力や商品調達力、営業力が必要でこの域に達すことができる事業者はけして多く無いと思います(少数いることは事実)。
「大手が支払っている大金の一部をかすめとるだけで良い」
ともありますが、一方でスイッチングの難しさも記述されており、スイッチを起こさせるには
・圧倒的に優れている
・圧倒的に価格差をつける(が効果は少ない)
とよほど既存のサービスがいけていない限りスイッチは起こらない。
だからこそそのチャンスを探すこと・見つけることを再三唱えられているわけですが。
著書の内容は絶対にできない理論ではないですが、よくある商材のように「能力がなくてもだれでも簡単に」というわけにいく話でもなく、結局私もキャッチコピーに踊らされ彼に養分を吸い取られた読者のひとりになったわけです。
たかが2,000円弱、参考にならなくてもよし、何か少しでも参考になれば儲けもの、そんな思いでこの本を手に取る方は少なくないでしょう、私もその一人です。
そういう考えを持つ人が少なくなければまた著者のスモールビジネスは成功であり、読者たちは”養分”として彼に潤いを与え続けるのでしょう。
大企業向けビジネス書、ベンチャー向けの事業書、簡単に数万円稼げる副業本、そのどれでもない「スモールビジネス」というキーワードに注目してそのノウハウをまとめて本にする、これもまた著者の教えの実践といえるでしょう。
2022年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発売前からただならぬ存在感を醸し出していたために気になっていたものの、なかなか注文できず、ようやく手に取った「スモールビジネスの教科書」。
「スモールビジネスの教科書」は著者がコンサルファーム出身であるためか、理路整然で堅牢な体裁になっており、そのまま大学の講義で経営学の教科書として十分使用に耐えうる内容となっている。著者本人も実際にいくらかの事業を運営した上で本書を書き記したためか、「スモールビジネスの教科書」に書かれている内容は理詰めが徹底されている上に、かなり実践的である。特に「これだけは製品・サービスの機能として絶対に外せないと顧客が思っている」”バーニングニーズ”(著者の造語)や「既存ビジネスから顧客セグメントなどを変えたマイナーチェンジのコピー品」というスモールビジネスの大枠についてはかなり興味深かった。
しかしながら、「スモールビジネスの教科書」は想定されている事例や売上の規模(100億円程度)を見るに、「既に会社で何かしらの事業・プロジェクトに関わっていて、独立しようと思えばすぐに独立できるサラリーマン」だけに焦点が置かれているように見られた。更に会社の中でも、それなりの規模で下手したら東証プライム(旧東証一部)に上場出来ているレベルで大規模化・分業化がそれなりに進んでいる会社に従事している人には最適化されていると思えた。でもって、本書では「”ノービジョンサラリーマン”(著者の造語)は顧客にするな!」と書いているが、先述のような会社は福利厚生が充実して世間体も良いためか、独立に対するメンタルブロックがとてつもなく強く、著者の述べる”ノービジョンサラリーマン”で社内は溢れている。ゆえに、「スモールビジネスの教科書」が想定している読者層の中で、本書で書かれた理論・手法を理解し、実践・持続できる人間は著者の想像以上に少ないと思われる。
加えて、「既に一定規模以上の会社でスモールビジネスにつながる何かしらの事業・プロジェクトに関わっているサラリーマン」への焦点が強調された結果、結婚・出産で退職後かなりブランクが空いた専業主婦・パートの女性や高校・大学に通ったものの、事情があって会社勤めをしていない人々(中退者・フリーター・資格試験受験生等)、現役の中高生・大学生といった人々から見れば「想定されている人物像が私達と乖離していて参考に出来ない」と感じられる箇所が本書中にいくらか存在した。この本はあくまで「会社人間が勇気を出して、一歩を踏み出すための本」であって、想定されている読者層でないと思っている人はあくまで理論書の一つとして「スモールビジネスの教科書」を参考にするべきであり、林直人氏の「うつでも起業で生きていく」やえらいてんちょう氏の「しょぼい起業で生きていく」も並行して読み進めることをおすすめする。
「スモールビジネスの教科書」は著者がコンサルファーム出身であるためか、理路整然で堅牢な体裁になっており、そのまま大学の講義で経営学の教科書として十分使用に耐えうる内容となっている。著者本人も実際にいくらかの事業を運営した上で本書を書き記したためか、「スモールビジネスの教科書」に書かれている内容は理詰めが徹底されている上に、かなり実践的である。特に「これだけは製品・サービスの機能として絶対に外せないと顧客が思っている」”バーニングニーズ”(著者の造語)や「既存ビジネスから顧客セグメントなどを変えたマイナーチェンジのコピー品」というスモールビジネスの大枠についてはかなり興味深かった。
しかしながら、「スモールビジネスの教科書」は想定されている事例や売上の規模(100億円程度)を見るに、「既に会社で何かしらの事業・プロジェクトに関わっていて、独立しようと思えばすぐに独立できるサラリーマン」だけに焦点が置かれているように見られた。更に会社の中でも、それなりの規模で下手したら東証プライム(旧東証一部)に上場出来ているレベルで大規模化・分業化がそれなりに進んでいる会社に従事している人には最適化されていると思えた。でもって、本書では「”ノービジョンサラリーマン”(著者の造語)は顧客にするな!」と書いているが、先述のような会社は福利厚生が充実して世間体も良いためか、独立に対するメンタルブロックがとてつもなく強く、著者の述べる”ノービジョンサラリーマン”で社内は溢れている。ゆえに、「スモールビジネスの教科書」が想定している読者層の中で、本書で書かれた理論・手法を理解し、実践・持続できる人間は著者の想像以上に少ないと思われる。
加えて、「既に一定規模以上の会社でスモールビジネスにつながる何かしらの事業・プロジェクトに関わっているサラリーマン」への焦点が強調された結果、結婚・出産で退職後かなりブランクが空いた専業主婦・パートの女性や高校・大学に通ったものの、事情があって会社勤めをしていない人々(中退者・フリーター・資格試験受験生等)、現役の中高生・大学生といった人々から見れば「想定されている人物像が私達と乖離していて参考に出来ない」と感じられる箇所が本書中にいくらか存在した。この本はあくまで「会社人間が勇気を出して、一歩を踏み出すための本」であって、想定されている読者層でないと思っている人はあくまで理論書の一つとして「スモールビジネスの教科書」を参考にするべきであり、林直人氏の「うつでも起業で生きていく」やえらいてんちょう氏の「しょぼい起業で生きていく」も並行して読み進めることをおすすめする。
2022年3月31日に日本でレビュー済み
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非常に体系立てて書かれており、何をすべきかが明確な内容かつ、所々のユーモアに溢れる記述にほおが緩む。
これを読み「こんなにできない」とか言う人もいるだろうが、それを言う時点でたぶんそもそも独立して稼いでいくことに向いていない。
教科書とあるように本文は比較的、余分なものを削ぎ落とした構成になっているが、間に挟まれるコラムは著者の本音や時に迷いが見られ人間味を感じて非常に良い。
普通に副業や起業、独立を目指す人は読んでおいて間違いない本と思う。
これを読み「こんなにできない」とか言う人もいるだろうが、それを言う時点でたぶんそもそも独立して稼いでいくことに向いていない。
教科書とあるように本文は比較的、余分なものを削ぎ落とした構成になっているが、間に挟まれるコラムは著者の本音や時に迷いが見られ人間味を感じて非常に良い。
普通に副業や起業、独立を目指す人は読んでおいて間違いない本と思う。
殿堂入りベスト10レビュアー
Amazonで購入
結論!本書はスモールビジネスで最短で成功するロードマップがわかりやすく説明されている。
私も会社に営業職として就職し、1年間営業成績が0円であった。それからいろいろ工夫してみて、次の年に120万円の売り上げを上げてから、一日に1億円の売り上げをあげ、会社歴代トップの営業成績を収め社長に就任してからも営業の成績は常によかった。そのような経験から本書を読ませていただいた。
本書はスモールビジネスをこれから始められる人の道案内になるによきアドバイスの1冊である。私も新しい分野の事業を立ち上げる参考にしたい。
これから事業を立ち上げるかたは、関連の書籍も多数お読みになり、本書の素晴らしさを実感していただきたい。
私も会社に営業職として就職し、1年間営業成績が0円であった。それからいろいろ工夫してみて、次の年に120万円の売り上げを上げてから、一日に1億円の売り上げをあげ、会社歴代トップの営業成績を収め社長に就任してからも営業の成績は常によかった。そのような経験から本書を読ませていただいた。
本書はスモールビジネスをこれから始められる人の道案内になるによきアドバイスの1冊である。私も新しい分野の事業を立ち上げる参考にしたい。
これから事業を立ち上げるかたは、関連の書籍も多数お読みになり、本書の素晴らしさを実感していただきたい。