全体に流れるそこはかとないユーモアと、現在と過去を行き交うペーソス。
読んでて「すげぇな」と感じるのは、この作品は最初の物語をなぞるだけの甘酸っぱい追憶譚なんかではなく、
敵はあくまでも敵であり、わかり合える余地など全く無いこともキチンと描いていることと、
一見ポンコツに見える主人公がふんわりした容姿言動とは違う苛烈さを持っていることも触れています。
そしてパーティーのキャラクターの魅力も素晴らしい。
まだこの後日譚は始まって間もないのに、2巻の終わりにクライマックス級の呈示がなされるなど、
なんというか、次はまだか!と心から渇望したくなるような興奮で読了してしまいました。
もの凄く幸いなことにこれ週刊誌連載なんですよね。このクオリティを維持していることにも驚かされます。
さらに世界が拡がるであろう3巻に向けて期待です。
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葬送のフリーレン(2) (少年サンデーコミックス) Kindle版
魔王を倒した勇者の死後、魔法使いが歩む旅
長生きなエルフの魔法使い・フリーレン。
弟子の魔法使い・フェルンと歩む旅の目的地は、
再び魔王城。勇者たちの魂が眠るとされる地。
この旅は、勇者たちとの冒険の足跡を辿ることでもあります。
道中、戦士の弟子・シュタルクとの出会いも――
物語は、追憶と共に新たな局面へと進む。
英雄たちの“系譜”を紡ぐ後日譚ファンタジー!
長生きなエルフの魔法使い・フリーレン。
弟子の魔法使い・フェルンと歩む旅の目的地は、
再び魔王城。勇者たちの魂が眠るとされる地。
この旅は、勇者たちとの冒険の足跡を辿ることでもあります。
道中、戦士の弟子・シュタルクとの出会いも――
物語は、追憶と共に新たな局面へと進む。
英雄たちの“系譜”を紡ぐ後日譚ファンタジー!
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2020/10/16
- ファイルサイズ58451 KB
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.8
星5つ中の4.8
5,978 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。

毎話読んでいると必ず心に響くような言葉が出てきます。もちろん人によって、どの言葉に強く共感し、心を動かされるのかは違うと思いますが。この巻のもっとも響くのは「必要なものは覚悟だけだったのです。必死に積み上げてきたものは決して裏切りません。」というフェルンの言葉です。これは覚悟を持った行動をとれば結果がついてくるという言葉なのではなく、自分の目指すところに到達するためには、必死に毎日努力を欠かさないことが大事であるという事なんだと私は受けとりました。結果がついてこない、誰かが悪い、環境が悪いではなく、自分がどう行動してきたのかが結果に結びつくのだから、しっかり覚悟を持って毎日を生きろよと言われたような気がしました。おそらくですが、私が今足りないところ、心が折れそうな状態であるからそういう風に捉えるのだとは思います。また、違う時に読めば違う解釈をするでしょうし、週刊で読んだ時にはどう感じたかまでは覚えていません。ただ、その時の自分にとって必要な言葉をチョイスし、自分を奮い立たせるには十分な作品であると感じます。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年10月16日に日本でレビュー済み
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59人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
勇者一行のその後というモチーフの作品も他にはある。
でも、その他の同モチーフの作品とは一線を画す面白さ。派手なバトルというより、台詞の間の心の移り変わりが分かるように描写され、次のコマの台詞に繋がるような感じの作品。
タッチやH2などの台詞の間を切なさや面白さを表現するタイプに近いのかもしれない?
アフタヌーンあたりの掲載作かと思ったら少年誌掲載という点も驚き。
少年からおっさんまで幅広い年代の方が読んでも、それぞれの読み方で面白く読める稀有な作品なのではないかと思いました。
はやく続きが読みたくてたまらない。
週刊誌連載は有り難すぎる。
でも、その他の同モチーフの作品とは一線を画す面白さ。派手なバトルというより、台詞の間の心の移り変わりが分かるように描写され、次のコマの台詞に繋がるような感じの作品。
タッチやH2などの台詞の間を切なさや面白さを表現するタイプに近いのかもしれない?
アフタヌーンあたりの掲載作かと思ったら少年誌掲載という点も驚き。
少年からおっさんまで幅広い年代の方が読んでも、それぞれの読み方で面白く読める稀有な作品なのではないかと思いました。
はやく続きが読みたくてたまらない。
週刊誌連載は有り難すぎる。
2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
電子書籍だとカラー原稿がカラーで収録されていて嬉しい。でもこれは単行本で買い直そうと思う。本当に好きな漫画はやはり紙の本で所有したい。
(追記:紙の本ではカラー原稿はモノクロで収録されていた)
「ファンタジーの最終回の後日談」を描いた漫画の2巻目。相変わらず、淡々とした雰囲気で描かれているのだが、溢れ出るほどに情感豊かな漫画である。
…おとなになると時間の体感速度が上がっていくものだが、それが子どもの頃と全く違わなかったら、今までの人生をどれだけ長く感じた事だろうかと思うし、人生に対するものの考え方自体も違ったものになっただろう。
80年は人が何かを忘れるには充分な時間だ、との台詞が作中にあるが、それなりに往生したひとりの人間の寿命ほどの時間である。今から80年も前のことなど自分は実際がどうかを知る由もないし、それを語る人や、記録からしか窺い知ることは出来ない。それが改ざんされてしまえば尚の事である。
勇者たちを称える為に建てられた像も、現在の人にとってはお祭りの為のモニュメントに過ぎないのかも知れないが、フリーレンとともに旅をした勇者の「君が1人でも寂しがらないように」という想いを彼女だけはその時になって理解する事ができる。
ストーリーだけでなく、しっかりしてそうでだらしないのが可愛いフリーレンは勿論のこと、フェルン、そしてこの巻から加わるシュタルク、登場人物たちも魅力があり、3人のやりとりもとても楽しい。…楽しいのだが、このやり取りも、過去の10年の冒険のようにフリーレンの体感ではあっという間に終わってしまうのだと思うと切なさも一緒に感じざるを得ない。本作から溢れる情感も此処に理由がある。子どもだったフェルンは1巻で既にフリーレンの身長を追い越した。幾度となく話の冒頭に挿入される「勇者ヒンメルの死から○年」というのは、第1話からそれだけの時間が既に経過しているのだと読者に容赦なく伝えている。2巻の途中でもう28年が過ぎているのだ。これが100年に変わるのはたったの数巻先かも知れない。その時にはもう恐らくフェリンもシュタルクも居ないのだ。
しかしヒンメルらとの100分の1が彼女を変えたように、この100分の1は更に大きく彼女を変えることになるのだろう。
時間が経過する事で忘れ去られることにはいいことや悲しいことだけでなく悪いこともあり、2巻の後半にて登場する魔族とのやりとりは魔族とはどんな存在かを忘れてしまったがゆえの過去の悲劇の反復にしか成りえないのだが、そこにフリーレンが絡んできて、詳しくは書かないがひとつの伏線が回収される次巻への引きは漫画の単行本としても非常に上手く構成されており、このような作品に出会う度に漫画を読むのはやめられないなあと思うのである。フリーレンのように長寿ではないので全てを読み尽くすことは出来ないのだろうけど。
(追記:紙の本ではカラー原稿はモノクロで収録されていた)
「ファンタジーの最終回の後日談」を描いた漫画の2巻目。相変わらず、淡々とした雰囲気で描かれているのだが、溢れ出るほどに情感豊かな漫画である。
…おとなになると時間の体感速度が上がっていくものだが、それが子どもの頃と全く違わなかったら、今までの人生をどれだけ長く感じた事だろうかと思うし、人生に対するものの考え方自体も違ったものになっただろう。
80年は人が何かを忘れるには充分な時間だ、との台詞が作中にあるが、それなりに往生したひとりの人間の寿命ほどの時間である。今から80年も前のことなど自分は実際がどうかを知る由もないし、それを語る人や、記録からしか窺い知ることは出来ない。それが改ざんされてしまえば尚の事である。
勇者たちを称える為に建てられた像も、現在の人にとってはお祭りの為のモニュメントに過ぎないのかも知れないが、フリーレンとともに旅をした勇者の「君が1人でも寂しがらないように」という想いを彼女だけはその時になって理解する事ができる。
ストーリーだけでなく、しっかりしてそうでだらしないのが可愛いフリーレンは勿論のこと、フェルン、そしてこの巻から加わるシュタルク、登場人物たちも魅力があり、3人のやりとりもとても楽しい。…楽しいのだが、このやり取りも、過去の10年の冒険のようにフリーレンの体感ではあっという間に終わってしまうのだと思うと切なさも一緒に感じざるを得ない。本作から溢れる情感も此処に理由がある。子どもだったフェルンは1巻で既にフリーレンの身長を追い越した。幾度となく話の冒頭に挿入される「勇者ヒンメルの死から○年」というのは、第1話からそれだけの時間が既に経過しているのだと読者に容赦なく伝えている。2巻の途中でもう28年が過ぎているのだ。これが100年に変わるのはたったの数巻先かも知れない。その時にはもう恐らくフェリンもシュタルクも居ないのだ。
しかしヒンメルらとの100分の1が彼女を変えたように、この100分の1は更に大きく彼女を変えることになるのだろう。
時間が経過する事で忘れ去られることにはいいことや悲しいことだけでなく悪いこともあり、2巻の後半にて登場する魔族とのやりとりは魔族とはどんな存在かを忘れてしまったがゆえの過去の悲劇の反復にしか成りえないのだが、そこにフリーレンが絡んできて、詳しくは書かないがひとつの伏線が回収される次巻への引きは漫画の単行本としても非常に上手く構成されており、このような作品に出会う度に漫画を読むのはやめられないなあと思うのである。フリーレンのように長寿ではないので全てを読み尽くすことは出来ないのだろうけど。
2020年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今巻も面白かったです。
新たに仲間が加わって、フリーレン達の掛け合いによってコミカルになってきました。
フリーレンとフェルンがボケ寄り、新キャラがツッコミ寄りです。落ち着いたキャラがボケているこういう掛け合いが好きだったのでとても良かったです。
後半はシリアスなシーンが増えてきたりと単調なわけでもなく楽しめました。
Kindle版ですが、1巻に続いて今巻もカラーページはきちんとカラーで収録されていました。
今後は他の漫画でもこの形式が主流になっていくと嬉しいです。
新たに仲間が加わって、フリーレン達の掛け合いによってコミカルになってきました。
フリーレンとフェルンがボケ寄り、新キャラがツッコミ寄りです。落ち着いたキャラがボケているこういう掛け合いが好きだったのでとても良かったです。
後半はシリアスなシーンが増えてきたりと単調なわけでもなく楽しめました。
Kindle版ですが、1巻に続いて今巻もカラーページはきちんとカラーで収録されていました。
今後は他の漫画でもこの形式が主流になっていくと嬉しいです。
2020年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1巻の感動後日譚といった様相から、バトル展開が出てきて「バトル漫画になっちゃうの?求めてないんだけど?」と不安な方もいるようですが、毎週水曜日の0時に連載最新話を追っている私が保証します、大丈夫です。3巻を待ってください。
本作品はバトルは主眼ではないので、淡々と描かれているのです。人類とは決定的に相容れない魔族という存在を掘り下げるのが2巻中盤からの断頭台のアウラ陣営との戦いです。この巻ではタイトルのダブルミーニングも明かされることとなり、効果的な次巻への引きとなっています。
原作の方の持ち味だと思いますが、セリフのないたくさんのコマで時間経過を見せる手腕が本当にうまい。
超絶ヘタレだけど強い戦士シュタルク、フリーレンに対してお母さんなのにシュタルクに対してはけっこう辛辣なフェルンなど、パーティ内の掛け合いも面白い。この先また一気に何年も過ぎるタイミングがあったとき、彼らの関係性はどうなってるんだろうか? まだまだ目を離せません。
本作品はバトルは主眼ではないので、淡々と描かれているのです。人類とは決定的に相容れない魔族という存在を掘り下げるのが2巻中盤からの断頭台のアウラ陣営との戦いです。この巻ではタイトルのダブルミーニングも明かされることとなり、効果的な次巻への引きとなっています。
原作の方の持ち味だと思いますが、セリフのないたくさんのコマで時間経過を見せる手腕が本当にうまい。
超絶ヘタレだけど強い戦士シュタルク、フリーレンに対してお母さんなのにシュタルクに対してはけっこう辛辣なフェルンなど、パーティ内の掛け合いも面白い。この先また一気に何年も過ぎるタイミングがあったとき、彼らの関係性はどうなってるんだろうか? まだまだ目を離せません。
ベスト50レビュアーVINEメンバー
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旅をテーマにした作品は多いですが、目的があるものとないものに分けることができる。目的があるものの最たるものは異世界で魔王を倒すためにパーティーを組んで冒険の旅をするというもの。これは定番のテーマですが、面白いのと意外にバリエーションが多いので作品も無数にある。一方で目的がないという場合はなぜ旅をしているかという問いが常にあり、その答えを探すのがテーマになる。主人公の内心の問題なので落ち着くところが見つかった時点でお話が終わる。
この作品は冒険が終わって魔王は滅んだ世界が舞台です。ただ、魔王の部下は残っていて少しずつ回復している。とはいっても何と言ってもトップ不在なので脅威にはならない。主人公のフリーレンは弟子とともに魔法収集の宛のない旅を続けています。それが変わるのはかつての仲間のドワーフの言葉からだった。
一巻の終わりから北に向かって死者との再会の旅を続けます。これにしても過去と対話するようなもの。10年間というエルフの生涯からすれば百分の一にも満たない時間をともにした仲間たち、その一人、勇者ヒンメルのことを理解する旅はフリーレンの生き方を少し変えた。
旅の途中で竜と出会い、ドワーフの弟子をメンバーに加え、そしてかつて破った魔王軍の残党と会敵する。ただ、魔王の部下にしても過去の存在から脱することはできない。葬送のフリーレンの二つ名を思い出した魔族リュグナーには、自らの生き方を否定する壁が見えていたことだろう。
この作品は冒険が終わって魔王は滅んだ世界が舞台です。ただ、魔王の部下は残っていて少しずつ回復している。とはいっても何と言ってもトップ不在なので脅威にはならない。主人公のフリーレンは弟子とともに魔法収集の宛のない旅を続けています。それが変わるのはかつての仲間のドワーフの言葉からだった。
一巻の終わりから北に向かって死者との再会の旅を続けます。これにしても過去と対話するようなもの。10年間というエルフの生涯からすれば百分の一にも満たない時間をともにした仲間たち、その一人、勇者ヒンメルのことを理解する旅はフリーレンの生き方を少し変えた。
旅の途中で竜と出会い、ドワーフの弟子をメンバーに加え、そしてかつて破った魔王軍の残党と会敵する。ただ、魔王の部下にしても過去の存在から脱することはできない。葬送のフリーレンの二つ名を思い出した魔族リュグナーには、自らの生き方を否定する壁が見えていたことだろう。