低山ですが、登山をはじめ、山関係の書籍に関心を持ち、
その流れで購入しました。
表現が適切かは別として、昭和のスポ根的な一途さや
真剣すぎる表現が、平成の方にも受け入れられるのか
興味のあるところです。(お話は、根性系の単調なものでは
ありませんので)
極寒の絶壁でのむき身のビバーク、
疲労時というか死の直前のような状況での、幻影との
闘いなど、山中かなり鬼気迫る表現が何ページに及ぶことも多く、
原作から引き継いだものでしょうが、渾身の執筆と感じます。
山でしか自身を表現できない、存在価値を見出せない主人公。
すべてを一点に集中させ、人生を燃焼させる、
このような昭和時代までの生き方が珍しくなった昨今では、
稀有な作風のようにも感じます。
国内からエベレストまで、
迫力、スケールあるシーンも文庫版では、コマが小さく
ややインパクトに欠けてしまうのが、残念です。。
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