前半はスローペースで、後半が一気に解決してしまうので、もう少し後半のクライマックスシーンを読みたかった。《7つの罪源》はキリスト教の《7つの大罪》とは違うんだなと思う。7つ全部出てきていないので続編を書いて欲しい。
（ストーリー）
国を支配していた7人の悪しき魔法使いを封印した7つの侯爵家は代償に7つの罪源から呪われ魔力を失い政治から身を引いた。王族から《七大聖爵》という地位を封じられ永久な保証を約束されたとは言っても領地はど田舎、6つの家は断絶、最後に残った《寛容》を司るストレリチアス家一人娘のマリオンは『災厄令嬢』と言われていた。王家が保障をほどこすために結ばれたマリオンと王太子の婚約。婚約した8歳の時から18歳の現在まで会っていなかった。婚約を発表するために王都に来るように言われたマリオンは従者リヒトを伴い王都へ出発。手紙をくれた王太子を絵本の『金色の王子様』に重ねて恋したマリオン。王太子に男爵令嬢にご執心だという噂の真意は、、、
4年前に従者になったリヒトはマリオンを『僕のおひぃさま』として盾になり守っていた。
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