大戦の記憶が遠のき戦争さえ管理できると信じられるようになった人々には、危険の予兆を看過してしまう神経のずさんさが生じる。
連邦は、連邦の理不尽に対する不満の受け皿として、ジオンの存在を容認している。
そんな緊張の歯車を回し続け、反動勢力さえも管理の範疇として再軍備計画を進める連邦の姿は、現実の世界におけるそれを彷彿させる。
スペースノイド独立のために戦うジオン。しかしジオンがコロニー落としで地球の多くの人間を死に至らしめた事実は変わらない。
そう主張するバナージに対し「正しい戦争なんてない。でも正しさだけが人を救うとは限らない」と答えるマリーダ。
「宇宙に棄てられた人々は、絶望に抗い、残酷で不自由な世界で生き続けるため、この世界には改善の余地があると信じさせるなにかが必要だった。」
本書は、そんなマリーダの過去が明らかになる、もの悲しさのある物語です。
一方〈ネル・アーガマ〉のハイパーメガ粒子砲が登場する戦闘場面も迫力ある内容となっています。
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機動戦士ガンダムUC (4) パラオ攻略戦 (角川コミックス・エース 189-5) コミック – 2008/4/26
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敵軍事拠点「パラオ」からガンダムを奪回せよ!
連れ去られたバナージとユニコーンガンダムを奪回すべく、ネオ・ジオン本拠地「パラオ」への決死の攻略戦が始まる! 福井晴敏が描く新・宇宙世紀ガンダム怒涛の第4弾!
連れ去られたバナージとユニコーンガンダムを奪回すべく、ネオ・ジオン本拠地「パラオ」への決死の攻略戦が始まる! 福井晴敏が描く新・宇宙世紀ガンダム怒涛の第4弾!
- 本の長さ274ページ
- 言語英語
- 出版社角川グループパブリッシング
- 発売日2008/4/26
- ISBN-104047150606
- ISBN-13978-4047150607
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カスタマーレビュー
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ベスト500レビュアー
Amazonで購入
役に立った
2008年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特装版は安彦良和の書き下ろしが全くなかった…。その点では、
通常版のほうが表紙だけでも氏の書き下ろしなので嬉しい。
ガンダムUCはどうやら表紙の人物が、その巻での主役のようだ。
第一巻はバナージ=リンクスが文字通り主役だった。
第二巻はオードリー=パーン
第三巻はフル=フロンタル
第四巻はマリーダ=クルスと続く。
もう一人のヒロインであるマリーダ。
今回は彼女の存在にスポットライトが当てられる。
特装版に書いた評価は、挿絵が安彦氏でないことで辛口に
★2つになってしまったが、この度、表紙絵欲しさに通常版も購入した。
こちらの評価は★4つ(表紙の力が大きい…)になった。
こちらは表紙絵を安彦氏が手掛けたということもあるが、私自身が
「挿絵」のショックから少し立ち直ったからだというところだろうか…。
ただし、安彦氏に戻ってきてもらいたい気持ちは微動だに揺るがない。
さて、本巻であるが、主人公バナージと敵方の人間との交流が
物語の序盤を占める。
バナージとマリーダをはじめ、ネオ・ジオン側の人間との交流は、
善悪だけでは割り切れない「ガンダム」という物語の特性というか
敵役にも正義を含ませるガンダムの世界観を改めて感じさせる。
後半は白熱のMS戦が展開される。ギラ・ドーガ、ガザ、ジェガンなど
懐かしいMSも登場する。終盤、ガンダムとアンジェロのギラ=ズール、
それに続くマリーダのクシャトリヤとの一騎打ちは見ものである。
百式(ではオミットされた可変機構装備)の後継機、
可変機デルタ=プラスも初登場し、戦闘シーンも白熱する。
(Zガンダムにおいてクワトロ大尉が乗っていた百式も、実は
変形予定のMSだったのだが、その名残が背中のバインダーに残っている。
あれは、実はウェイブライダーの翼になる部分だったのだ。
変形機構は排除されたものの、基本的なデザインは踏襲されて、
細部は変更されずに実戦投入されたのだ。
その「Z計画」の幻の機体が、完成版として今回の小説には登場する。
なんとも心憎い演出ではないか…。)
改めて言うまでもないが、福井氏の筆力・文章表現力には脱帽する。
「ガンダム」が子供騙しの娯楽小説に陥ることを免れているのは、
ひとえに氏の力量、貢献によるところが大きい。
通常版のほうが表紙だけでも氏の書き下ろしなので嬉しい。
ガンダムUCはどうやら表紙の人物が、その巻での主役のようだ。
第一巻はバナージ=リンクスが文字通り主役だった。
第二巻はオードリー=パーン
第三巻はフル=フロンタル
第四巻はマリーダ=クルスと続く。
もう一人のヒロインであるマリーダ。
今回は彼女の存在にスポットライトが当てられる。
特装版に書いた評価は、挿絵が安彦氏でないことで辛口に
★2つになってしまったが、この度、表紙絵欲しさに通常版も購入した。
こちらの評価は★4つ(表紙の力が大きい…)になった。
こちらは表紙絵を安彦氏が手掛けたということもあるが、私自身が
「挿絵」のショックから少し立ち直ったからだというところだろうか…。
ただし、安彦氏に戻ってきてもらいたい気持ちは微動だに揺るがない。
さて、本巻であるが、主人公バナージと敵方の人間との交流が
物語の序盤を占める。
バナージとマリーダをはじめ、ネオ・ジオン側の人間との交流は、
善悪だけでは割り切れない「ガンダム」という物語の特性というか
敵役にも正義を含ませるガンダムの世界観を改めて感じさせる。
後半は白熱のMS戦が展開される。ギラ・ドーガ、ガザ、ジェガンなど
懐かしいMSも登場する。終盤、ガンダムとアンジェロのギラ=ズール、
それに続くマリーダのクシャトリヤとの一騎打ちは見ものである。
百式(ではオミットされた可変機構装備)の後継機、
可変機デルタ=プラスも初登場し、戦闘シーンも白熱する。
(Zガンダムにおいてクワトロ大尉が乗っていた百式も、実は
変形予定のMSだったのだが、その名残が背中のバインダーに残っている。
あれは、実はウェイブライダーの翼になる部分だったのだ。
変形機構は排除されたものの、基本的なデザインは踏襲されて、
細部は変更されずに実戦投入されたのだ。
その「Z計画」の幻の機体が、完成版として今回の小説には登場する。
なんとも心憎い演出ではないか…。)
改めて言うまでもないが、福井氏の筆力・文章表現力には脱帽する。
「ガンダム」が子供騙しの娯楽小説に陥ることを免れているのは、
ひとえに氏の力量、貢献によるところが大きい。
2008年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
謎めいてた部分が少しずつ明らかになり、受動的だった登場人物たちがおのおのの
考えで能動的に動き始めました。
相変わらず筆者の描写は精緻を極めています。機械などの説明が優れていることは
既刊でわかっていたことですが、ガンダムならではのニュータイプ同士の
共感シーンも秀逸。
特に好感が持てるのは富野さん自身も黒歴史にして消したがっているように見える
ZZのエピソードがちょいちょい出てくる点。旗艦はネェル・アーガマだし。
ZZはコミカルにしすぎて他のガンダムシリーズとやや浮いている感は否めないが、
掘り起こせば魅力的な設定やキャラがたくさんあったと思います。
ZZ後消息不明のイリア・パゾムとか出てこないかなーw
考えで能動的に動き始めました。
相変わらず筆者の描写は精緻を極めています。機械などの説明が優れていることは
既刊でわかっていたことですが、ガンダムならではのニュータイプ同士の
共感シーンも秀逸。
特に好感が持てるのは富野さん自身も黒歴史にして消したがっているように見える
ZZのエピソードがちょいちょい出てくる点。旗艦はネェル・アーガマだし。
ZZはコミカルにしすぎて他のガンダムシリーズとやや浮いている感は否めないが、
掘り起こせば魅力的な設定やキャラがたくさんあったと思います。
ZZ後消息不明のイリア・パゾムとか出てこないかなーw
2008年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安彦氏から挿絵が代わったことに文句を言ってる人が多いけど、自分も同感。しかも、うまい人だったら我慢もできるけどヘタッピ……
内容は相変わらずおもしろい。福井氏の抜群の構成力と胸をえぐるような文章もあいまって、ぐいぐい引きこまれて読んだ。これからも先が楽しみだ。
でも、ヘタな挿絵に一点減点。
ところで、冒頭の様子のおかしさを見て気付いたけど、アルベルトってバナージの〇〇〇〇の〇〇〇〇なのでは………二巻の表紙の左端のブタさん(笑)はアルベルトなんでしょ?それにしちゃあ、〇〇〇〇なあ………
内容は相変わらずおもしろい。福井氏の抜群の構成力と胸をえぐるような文章もあいまって、ぐいぐい引きこまれて読んだ。これからも先が楽しみだ。
でも、ヘタな挿絵に一点減点。
ところで、冒頭の様子のおかしさを見て気付いたけど、アルベルトってバナージの〇〇〇〇の〇〇〇〇なのでは………二巻の表紙の左端のブタさん(笑)はアルベルトなんでしょ?それにしちゃあ、〇〇〇〇なあ………
2010年2月8日に日本でレビュー済み
前半の沈滞化した流れとうって変わり、後半怒涛の展開です。
複数の線に分かれていた話が終盤一気に交差します。
前々から話の中に出てきていた<パラオ>の正体が明らかになります。
子供の理論を押しのける大人の理論。
大人の理論を越える子供の行動力。
さらに上を行く大人の陰謀。
グーニーズとかホームアローンとかフック(ピーターパンね)とか子供が大人を翻弄するような映画は大嫌いなのですが(たとえが古い!)こういう大人の怖さがある話は現実的でいいです。
この巻では著者の作品ではおなじみの3桁の数字が出てきます。これはサービスですね。ニヤリ。
表紙はこれまでどおり安彦良和氏ですが、中身の挿絵は違っています。挿絵を書いた方には申し訳ないですが若干羊頭狗肉です。もっとも話のおもしろさが減じられるものではありません。これは小説です。
複数の線に分かれていた話が終盤一気に交差します。
前々から話の中に出てきていた<パラオ>の正体が明らかになります。
子供の理論を押しのける大人の理論。
大人の理論を越える子供の行動力。
さらに上を行く大人の陰謀。
グーニーズとかホームアローンとかフック(ピーターパンね)とか子供が大人を翻弄するような映画は大嫌いなのですが(たとえが古い!)こういう大人の怖さがある話は現実的でいいです。
この巻では著者の作品ではおなじみの3桁の数字が出てきます。これはサービスですね。ニヤリ。
表紙はこれまでどおり安彦良和氏ですが、中身の挿絵は違っています。挿絵を書いた方には申し訳ないですが若干羊頭狗肉です。もっとも話のおもしろさが減じられるものではありません。これは小説です。
2008年5月15日に日本でレビュー済み
この物語が起承転結の流れを汲むのなら、その舞台は恐らく起(宇宙)、承(宇宙)、転(地球)、結(宇宙)となり、この第4巻は転(地球)への直前の承(宇宙)に当ります。
主要な登場人物が3巻までで出揃い、地球を舞台とする次の大展開へ繋ぐ為の本巻では、これまでの思想性と主軸ストーリー展開のスケール感という点では既刊より物足りなさを感じました。メインの見せ場は最後半のバナージとマリーダの心の邂逅(共鳴)で、それは、アムロとララァ、カミーユとフォウの系譜を組むもので、この物語の一つの(裏の)核になるべきものだと思います。
小説家、福井晴敏のファンにとっては、メッセージ性・物語展開のダイナミズムを考慮した時、この4巻は満点の出来ではないと思います。それ故、★4つとしました。
ただ、「--No.12」という言葉が登場人物から発せられた時、心が動揺し、かつて中高生時代に最も精神的影響を受けたガンダムという作品の引力のようなものを懐かしく知覚しました。
中高生時代にZ、ZZ、逆襲のシャアをオンタイムで見ていた私の世代のガンダムファンにとっては、既刊と同様に富野ガンダムの正統かつメタモルフォーゼ中の作品(宮部みゆき氏曰く、未来の若者達の「戦争と平和」)として、強くお薦めします。
主要な登場人物が3巻までで出揃い、地球を舞台とする次の大展開へ繋ぐ為の本巻では、これまでの思想性と主軸ストーリー展開のスケール感という点では既刊より物足りなさを感じました。メインの見せ場は最後半のバナージとマリーダの心の邂逅(共鳴)で、それは、アムロとララァ、カミーユとフォウの系譜を組むもので、この物語の一つの(裏の)核になるべきものだと思います。
小説家、福井晴敏のファンにとっては、メッセージ性・物語展開のダイナミズムを考慮した時、この4巻は満点の出来ではないと思います。それ故、★4つとしました。
ただ、「--No.12」という言葉が登場人物から発せられた時、心が動揺し、かつて中高生時代に最も精神的影響を受けたガンダムという作品の引力のようなものを懐かしく知覚しました。
中高生時代にZ、ZZ、逆襲のシャアをオンタイムで見ていた私の世代のガンダムファンにとっては、既刊と同様に富野ガンダムの正統かつメタモルフォーゼ中の作品(宮部みゆき氏曰く、未来の若者達の「戦争と平和」)として、強くお薦めします。