ついにここまで来ましたね。能力を見出してくれたシャアを差し置いてアムロと感応するララァ。シャアは、そのララァの行動に焦りながらも、アムロの覚醒を実感する。自分の能力の覚醒に疑問を抱きつつも、革命と戦いの中に自分を置くことで自分を生きようとし、孤独な革命家を貫き通そうとするシャア。
このあたりは、TVシリーズでもかなり人気が出てきた後なので、当時のアニメ雑誌等でかなり語りつくされた上で尚、何度も何度も語られている部分です。
この巻で見逃してはいけないのはやはり、作品中、漢の中の漢であり続けたドズルの壮絶なる最期!!(実は彼の死にざまこそがZガンダム、ZZガンダム、逆襲のシャアと続く鍵になるのですが……)
そして、ミライとブライト、スレッガー。ハヤトとフラウ・ボウ。そして、そして、シャアの実の妹セイラ……
ああ、どのページ一つ、どのコマ一つ、見落としていいところはありません。安彦良和の個々のキャラクターへの愛が、ものすごいオーラとなって延髄から大脳新皮質まであらゆる脳細胞をゆさぶります。毎巻ですが、読み終わった後は、ただ、涙……。
ありがとう、安彦良和。ありがとう、ガンダム!!
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN (20) ソロモン編・後 (角川コミックス・エース 80-23) コミック – 2010/1/22
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シャアの策動により孤塁となったソロモン、灼壊する要塞にドズルの怒号が谺する。ララァの操るエルメスを迎撃するアムロ、そこに投げかけられた意外な誘いとは!? 安彦ガンダム最新刊はさらなる高みを目指す!
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2010/1/22
- 寸法13 x 1.7 x 18.1 cm
- ISBN-104047152854
- ISBN-13978-4047152854
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カスタマーレビュー
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2010年2月21日に日本でレビュー済み
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9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2012年7月19日に日本でレビュー済み
ビグザム出撃、スレッガーの特攻・・・。
ソロモンは陥落した。
ドズルの最後が79ページなので、後はア・バオア・クー戦までのザビ家の確執、連邦軍の作戦、ホワイトベース・クルー、そしてアムロとララァ、シャアとの関係が描かれる。
勝利はなく、滅亡を逃れるための和平に急速に傾くデギン、最後まで勝利を信じて止まない自信過剰なギレン、自分の勝利しか頭にない謀略ばかりのキシリア・・・。
なかなかに濃い物語が展開されるが、戦うジオンの将校や兵隊にはトホホな世界でもある・・・。
地球から追い出された後、ジオンのシリ貧は明らかだ。
それでも復讐のためなら、愛する女性を戦場に送り出し結果的に死なすシャアは、相当に食えない奴だ!と個人的に思う。
キャスバル・レム・ダイクンであることを宣言し、革新を求めるジオン兵と共に決起するなんてことは無理か・・・、ザビ家の大罪は桁外れであり、それに加担したシャアも重い十字架を背負っているのだから。
占領したソロモンのジオン風呂へ行こうと誘い合うWBクルー達のエピソードが面白い。
そして、この巻にはセイラの入浴サービスカットがあります!
甦る名セリフ。
「悲しいけどこれ、戦争なのよねっ!」スレッガー
「やらせはせん!やらせはせんぞ!!貴様ごときにやらせはせん」ドズル
「世界を読みきれなかった男だ、貴公はそのヒットラーの尻尾だな」デギン
「私の同志になれ!!ララァもよろこぶ!!」シャア
ゲルドルバ照準に向かったグレート・デギン、まで!
ソロモンは陥落した。
ドズルの最後が79ページなので、後はア・バオア・クー戦までのザビ家の確執、連邦軍の作戦、ホワイトベース・クルー、そしてアムロとララァ、シャアとの関係が描かれる。
勝利はなく、滅亡を逃れるための和平に急速に傾くデギン、最後まで勝利を信じて止まない自信過剰なギレン、自分の勝利しか頭にない謀略ばかりのキシリア・・・。
なかなかに濃い物語が展開されるが、戦うジオンの将校や兵隊にはトホホな世界でもある・・・。
地球から追い出された後、ジオンのシリ貧は明らかだ。
それでも復讐のためなら、愛する女性を戦場に送り出し結果的に死なすシャアは、相当に食えない奴だ!と個人的に思う。
キャスバル・レム・ダイクンであることを宣言し、革新を求めるジオン兵と共に決起するなんてことは無理か・・・、ザビ家の大罪は桁外れであり、それに加担したシャアも重い十字架を背負っているのだから。
占領したソロモンのジオン風呂へ行こうと誘い合うWBクルー達のエピソードが面白い。
そして、この巻にはセイラの入浴サービスカットがあります!
甦る名セリフ。
「悲しいけどこれ、戦争なのよねっ!」スレッガー
「やらせはせん!やらせはせんぞ!!貴様ごときにやらせはせん」ドズル
「世界を読みきれなかった男だ、貴公はそのヒットラーの尻尾だな」デギン
「私の同志になれ!!ララァもよろこぶ!!」シャア
ゲルドルバ照準に向かったグレート・デギン、まで!
2010年1月26日に日本でレビュー済み
隅々まで安彦氏の気合が垣間見え、読み応えがありました。
絵も迫力があり、新解釈もたくさんあり、安彦節全開といった感じです。
前半では安彦氏が愛していた?ドズルやスレッガーの死にスポットライトが当たりますが、特にスレッガーはカッコいい。
また、ここでは戦場の悲劇、悲哀、悲惨さなども描かれ、物語に厚みを持たせています。
また中盤ではジオン、連邦双方の、今後の作戦についての会議等が描かれますが、アニメでは分かりずらかった部分が良く分かり、とても面白かったです。
特に、デギン謀殺にキシリアが手を貸す部分が明らかにされていますが、これは同時連載中の「ギレン暗殺計画」にも通ずる点があり、非常に興味深いですね。
アニメではキシリアがギレンを殺した際、
「父殺しの汚名はギレン総帥とて免れない!」
と言い、即座に全軍の指揮権を握るなど手際の良さが目立ちましたが、なるほどこの経緯があってこそと納得しました。
また、デギンがギレンに対して放つ「ヒトラーの尻尾」発言も深く掘り下げられていて、ここは特に読み応えありましたね。
最後に、アムロとララアの宇宙空間での出会いが描かれますが、ここにシャアも絡ませて、アムロに対して「ニュータイプによる世直し」を語らせ、「勧誘」もしていますが、アムロはそれに対して非常に冷たい態度を取ります。
これはどうやらシャアの、アムロに対する劣等感が決定的になったようなのですが、確かにこの展開の方が今後の2人を理解しやすい。
「逆襲のシャア」で地球に隕石まで落としちゃうのも分かる気がします。
同時発売の「公式ガイドブック2」で安彦氏が語っていましたが、氏はこの作品を「きっとこうだったはず」という視点で、アニメを補足するように描いているようですね。
そういう意味で、本作品はアニメの解説本として読む楽しみもあります。
個人的には「ゲルドルバ」の意味が分かって、刺さった棘が抜けた想いです(笑)。
絵も迫力があり、新解釈もたくさんあり、安彦節全開といった感じです。
前半では安彦氏が愛していた?ドズルやスレッガーの死にスポットライトが当たりますが、特にスレッガーはカッコいい。
また、ここでは戦場の悲劇、悲哀、悲惨さなども描かれ、物語に厚みを持たせています。
また中盤ではジオン、連邦双方の、今後の作戦についての会議等が描かれますが、アニメでは分かりずらかった部分が良く分かり、とても面白かったです。
特に、デギン謀殺にキシリアが手を貸す部分が明らかにされていますが、これは同時連載中の「ギレン暗殺計画」にも通ずる点があり、非常に興味深いですね。
アニメではキシリアがギレンを殺した際、
「父殺しの汚名はギレン総帥とて免れない!」
と言い、即座に全軍の指揮権を握るなど手際の良さが目立ちましたが、なるほどこの経緯があってこそと納得しました。
また、デギンがギレンに対して放つ「ヒトラーの尻尾」発言も深く掘り下げられていて、ここは特に読み応えありましたね。
最後に、アムロとララアの宇宙空間での出会いが描かれますが、ここにシャアも絡ませて、アムロに対して「ニュータイプによる世直し」を語らせ、「勧誘」もしていますが、アムロはそれに対して非常に冷たい態度を取ります。
これはどうやらシャアの、アムロに対する劣等感が決定的になったようなのですが、確かにこの展開の方が今後の2人を理解しやすい。
「逆襲のシャア」で地球に隕石まで落としちゃうのも分かる気がします。
同時発売の「公式ガイドブック2」で安彦氏が語っていましたが、氏はこの作品を「きっとこうだったはず」という視点で、アニメを補足するように描いているようですね。
そういう意味で、本作品はアニメの解説本として読む楽しみもあります。
個人的には「ゲルドルバ」の意味が分かって、刺さった棘が抜けた想いです(笑)。
VINEメンバー
本巻メインは対ビグザム戦におけるドズルやスレッガーの描写だと思います…。
しかし、むしろラストでニュータイプによる新しい時代を作ると堂々と宣言し、
ララァも生きている内にアムロの勧誘に走るシャアにビックリしました。
アニメのシャアは野心家でありながら、どこか覇気に乏しく醒めた人物と評されています。
二手三手先を読む柔軟さがある一方で、一度決めた道を行く不退転さが無い。
評伝シャア・アズナブルではアムロとの関係から自分の能力に懐疑的になったと解析されてるわけですが・・・、
ララァどころかアムロも従える自信有り?女も男もドンとこいだな!
無論、アムロが言った「ララァから感じるものは貴方には感じない」というのは事実でしょう。
でも多少の能力差はモチベーションで引っくり返る可能性が充分にあります。
アムロとシャアの決着が本作では、どうなるか?いよいよ分らなくなって来ました。
しかし、むしろラストでニュータイプによる新しい時代を作ると堂々と宣言し、
ララァも生きている内にアムロの勧誘に走るシャアにビックリしました。
アニメのシャアは野心家でありながら、どこか覇気に乏しく醒めた人物と評されています。
二手三手先を読む柔軟さがある一方で、一度決めた道を行く不退転さが無い。
評伝シャア・アズナブルではアムロとの関係から自分の能力に懐疑的になったと解析されてるわけですが・・・、
ララァどころかアムロも従える自信有り?女も男もドンとこいだな!
無論、アムロが言った「ララァから感じるものは貴方には感じない」というのは事実でしょう。
でも多少の能力差はモチベーションで引っくり返る可能性が充分にあります。
アムロとシャアの決着が本作では、どうなるか?いよいよ分らなくなって来ました。
2010年2月1日に日本でレビュー済み
ガルマに続きドズルも戦死するこの巻。私は昔、高校生の時にアニメで見ていた頃は正直言ってドズルは嫌いだった。何せあの傷だらけの風貌だしドズルは怖いという印象だけしか残っていなかった。しかしこの安彦氏の漫画ではアニメ以上にドズルはあの風貌に似合わず優しさ、そして同じ人間としての弱さを持っている人物に描かれていて(サスロ兄との件やゼナとの結婚のエピソード、開戦当初、敵ながら幾多の一般人を殺害して苦悩するなど)いつの間にか好きになっていった。もし逆の立場でソロモンの指揮官がギレン若しくはキシリアだったとしたらドズルは迷わず援軍を出したであろう。ドズル中将に合掌、そして敬礼!。