表紙買いです。目を惹く表紙で興味を持ったので購入して読んでみました。
【ざっくり概要】
主人公は貧乏伯爵家のご令嬢アリス・コールマン。侯爵家の次男、グレイ・ゴールディングからの縁談を持ちかけられ、全力で拒絶。両親に「お付き合いしている人がいるんです！」と言ってしまう。両親に紹介することになったが、勿論そんな人はいない訳で……『学園の校門を通った方に婚約を申し出る』という暴挙に及んだ結果、最初に通り掛かったのは筆頭公爵家の嫡男のアーサー・グリンデルバルドだった。告白の返事はまさかのOK。アーサーと婚約関係になったことで、色んなことが変わり始めて。。。(だいたいこんな流れ)
【疑問】
「正直、まだ全然分かんない……」という感想です。
・なぜ、アーサーはアリスに好意を抱いていたのか？
・なぜ、現公爵はアリスとの婚約を認めたのか？
・なぜ、グレイはアリスを邪険な扱いをしたのか？
結構、色々な「はてな(？)」が浮かんでいます。
【キャラ別の感想】
グレイは『独占欲』が強く、「アリスを囲い込みたかったのかな？」と想像しましたが、母に貰ったブローチを強引に奪って踏み躙った時点で『駄目』でしょうね。(「アリスに男が寄ってきたらどうする⁉︎」という感じかな？と思いましたが、とことん手段が悪いですね。嫌われて当然です) あと、たとえ事実でも婚約を申し出た相手の家を『貧乏伯爵家』と揶揄するのはいかがなものかと。(グレイには悪いですが…) グレイとの婚約が成り立たなかったことは正解だと思います。(婚約が成立しなかった後もアリスの身体によく触れるのも駄目ですし)
個人的に、主人公のアリスはそこまで魅力的に思えていません。校門を通った方に片っ端から婚約を申し出るって『婚約をなんだと思ってるんだ？』という話ですし、単純に『グレイとの婚約が嫌だから、婚約相手はどうでもいい』という考えが透けて見えててあまり気分はよくありません。特筆すべき美点も思い当たりませんし、アーサーがどんな理由で好意を持っていたのか気になるところです。(……まぁ、『今のままじゃ駄目だ、変わりたい』と意思を持ち始めたところなので、今後次第なのかな？と思います)
アーサーは……なんとも言えません。ただ、『(思ったより) 冷静に見ているな〜』と感心しています。意中の女性から告白されて舞い上がっているのは分かりますが、『どうすれば好きになってもらえるのか？』と友人に相談を持ち掛けているあたり、『本当にアリスから好意を向けられている訳じゃない』と理解している証だと思います。彼は彼で不器用なところがありますが、『グレイよりは全然マシ』という評価です。
【まとめ】
全体の感想。作者の後書きをみてノベルが3巻まで出ていることを知りました。(……ということは、コミックスはその巻数以上出るかもしれないな〜と思いました) 各キャラに焦点を当てて、今回疑問に思ったところを深掘りしていくのかな？と思います。まぁ、気になりましたらチェックされてみてはいかがでしょうか？(個人的には⭐︎3ぐらい)
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