何とか巨大怪獣を魚雷で倒すもこれが一匹だけとは限らず、尖閣諸島の南小島で産卵していた
ことも判明。防衛省に新設の「特殊災害対策室」通称TaPs（Task Force for Paranormal
Disaster Management）に配属されたこのえたちは市街戦を想定した訓練などに勤しんで
いたが、次の脅威がすでに迫っていた……。
タップスってあまり強そうな語感じゃないなあというのはさておき、訓練とはいえ緊迫感の
ある戦闘にこのえの苦悩と息抜きの日常、それに都内に出現した新たな脅威や情報を小出しに
する米軍、後でまた出てきそうなパワードスーツもどきなど色々絡めて盛り込んだ４巻。
関係国や憲法解釈など制約の多い自衛隊の苦労が今回も描かれます。警察ですら捜査情報を
全部オープンにしてくれるわけではない。でもビルの高所があんなに壊れていたらほぼ怪獣の
仕業だろう！（笑） 情報統制も難しそうで、東京の河に何かいそうとなったらかえって
野次馬が集まってしまったり。
丸かじりされて死体が残らなかったものだから半信半疑だった「脅威」もカメラに捉えら
れる時が。次巻はTaPs出撃か、訓練の教訓は生かされるのか楽しみ？ この怪獣、妙に知能が
高い面も見られるのでいよいよどういう存在なのだか。
おまけマンガ、自衛隊内で同じ物でも陸海空で呼び名が違ったりする困った慣習。
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