秀吉と、家康である。
秀吉に組しない生き方も想定しながらも、
心酔していく家康。
執念深く天下を望むような陰湿な描き方ではない。
天下のために、下風に立つ家康の達観か。
されど、北条制圧後も見据えながら、
徳川家の生き残りをかけた戦いが続くのである。
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徳川家康(12) 華厳の巻 (山岡荘八歴史文庫) Kindle版
価格 | 新品 | 中古品 |
秀吉の妹朝日姫を正室に迎えたうえ、生母大政所(おおまんどころ)を人質同然に差し出されては、家康も上洛を拒み通すことはできない。竜虎の提携は成立した。秀吉は勇躍して九州征伐に向かい、家康は東国経営に乗り出す。待望の泰平の到来か。いや、今度は正室寧々(ねね)と愛妾茶々の間で、激しい女の闘いがはじまっていた。
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1988/1/5
- ファイルサイズ472 KB
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商品の説明
著者について
明治40年1月11日、新潟県小出町に生まれる。本名・山内庄蔵、のち結婚し藤野姓に。高等小学校を中退して上京、逓信官吏養成所に学んだ。17歳で印刷製本業を始め、昭和8年「大衆倶楽部」を創刊し編集長に。山岡荘八の筆名は同誌に発表した作品からである。13年、時代小説『約束』がサンデー毎日大衆文芸に入選、傾倒していた長谷川伸の新鷹会に加わった。太平洋戦争中は従軍作家として各戦線を転戦。戦後、17年の歳月を費した大河小説『徳川家康』は、空前の“家康ブーム”をまきおこした。以来、歴史小説を中心に幅広い活躍をしめし、53年9月30日没した。
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
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登録情報
- ASIN : B00AXU4ZK8
- 出版社 : 講談社 (1988/1/5)
- 発売日 : 1988/1/5
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 472 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 464ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 149,313位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 17,443位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
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1907~1978。新潟県生まれ。十四歳で上京の後、長谷川伸に師事。昭和13年、懸賞小説に入選し文壇デビュー。昭和25年から新聞に『徳川家康』を 連載開始。十八年がかりで完成したこの大河小説は「経営トラの巻」としても幅広い読者を獲得、五千万部突破という戦後、最大のベストセラーとなる。同作品 で「吉川英治文学賞」を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 新装版 豊臣秀吉(4) (ISBN-13: 978-4063706994)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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今から20年前と2007年の2度に渡って読破しました。内容はくどくど説明するまでもありません。人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。一般文学通算261作品目の感想。1987/01/17二回目読書 2007/01/20(in中国・山東省・青島)
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ベスト500レビュアー
急襲を平定し大陸へと思いを馳せる、太閤秀吉。
それと並行してムクムクとアタマをもたげる
茶々姫への想い。
織田信長の姪、
かって果たせぬ恋に身を焦がしたお市の方の娘、
そして自らが滅ぼした逆賊・浅井長政の娘。
そして後には最愛の後継者、秀頼の母に。
もうこのへんから豊臣家滅亡のカウントダウン始まってたんだろうな?
それと並行してムクムクとアタマをもたげる
茶々姫への想い。
織田信長の姪、
かって果たせぬ恋に身を焦がしたお市の方の娘、
そして自らが滅ぼした逆賊・浅井長政の娘。
そして後には最愛の後継者、秀頼の母に。
もうこのへんから豊臣家滅亡のカウントダウン始まってたんだろうな?
2009年11月3日に日本でレビュー済み
その後の秀吉と豊臣政権の帰趨が分かるので、関白となり北野の大茶会を
主催したあたりが太閤秀吉、得意の絶頂の頃でしょう。
島津氏征伐を行い、内政も一段落し・・・。九州といえば、いよいよ
‘朝鮮出兵’のプロローグとその布石が所々に鏤められています。
その中で家康公は雌伏の時ですが、No.2の難しさや駆け引きを山岡先生、
精妙に著しています。上洛を果たし、諸侯列座の上で見事に両雄の
‘芝居’を演じて観せた家康公でしたが、家中では、本多作佐を筆頭に
豊臣傘下を潔しとせず・・・。という意見がまだまだ多数派でした。
ここに来て、信長の頃とは比較にならない程、世の中も家康公も成熟し
それにつれ引き起こる問題も複雑となっています。
多くは豊臣政権についてのくだりですが、水面下の家康公と徳川家の様子も
大変興味深い巻でした。
主催したあたりが太閤秀吉、得意の絶頂の頃でしょう。
島津氏征伐を行い、内政も一段落し・・・。九州といえば、いよいよ
‘朝鮮出兵’のプロローグとその布石が所々に鏤められています。
その中で家康公は雌伏の時ですが、No.2の難しさや駆け引きを山岡先生、
精妙に著しています。上洛を果たし、諸侯列座の上で見事に両雄の
‘芝居’を演じて観せた家康公でしたが、家中では、本多作佐を筆頭に
豊臣傘下を潔しとせず・・・。という意見がまだまだ多数派でした。
ここに来て、信長の頃とは比較にならない程、世の中も家康公も成熟し
それにつれ引き起こる問題も複雑となっています。
多くは豊臣政権についてのくだりですが、水面下の家康公と徳川家の様子も
大変興味深い巻でした。
2004年10月9日に日本でレビュー済み
12巻は朝日姫をめとった上、秀吉の生母大政所を岡崎に迎えた家康がしぶしぶ上洛するところから始まる。
ここにいたって後顧の憂いをたった秀吉は安心して「物見遊山」気分で九州へ向かい、島津を平らげる。
秀吉も絶頂かと思いきや、浅井の遺児茶々姫に手をつけたことから
怪しい雲行きになってゆく。
このあたりになると戦争はあまり起こらなくなるかわりに、
堺の豪商、秀吉の側近、家康とその武将たちが入り乱れる
政治的な駆け引きの場面が多くなってくる。
そんな中、心に残った場面は家康が最期の迫った側室お愛の方を
見舞う場面である。
桜のように、植物のように、黙って家康に仕えてきたというお愛の方は
最後に家康にこう言い残す。
「神仏を偽っては栄えはありません」
この言葉がなぜか重く心に響いた。
ここにいたって後顧の憂いをたった秀吉は安心して「物見遊山」気分で九州へ向かい、島津を平らげる。
秀吉も絶頂かと思いきや、浅井の遺児茶々姫に手をつけたことから
怪しい雲行きになってゆく。
このあたりになると戦争はあまり起こらなくなるかわりに、
堺の豪商、秀吉の側近、家康とその武将たちが入り乱れる
政治的な駆け引きの場面が多くなってくる。
そんな中、心に残った場面は家康が最期の迫った側室お愛の方を
見舞う場面である。
桜のように、植物のように、黙って家康に仕えてきたというお愛の方は
最後に家康にこう言い残す。
「神仏を偽っては栄えはありません」
この言葉がなぜか重く心に響いた。
2010年3月24日に日本でレビュー済み
今から20年前と2007年の2度に渡って読破しました。
内容はくどくど説明するまでもありません。
人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。
他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。
興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。
ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)
その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。
ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。
最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。
一般文学通算261作品目の感想。1987/01/17
二回目読書 2007/01/20(in中国・山東省・青島)
内容はくどくど説明するまでもありません。
人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。
他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。
興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。
ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)
その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。
ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。
最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。
一般文学通算261作品目の感想。1987/01/17
二回目読書 2007/01/20(in中国・山東省・青島)

今から20年前と2007年の2度に渡って読破しました。
内容はくどくど説明するまでもありません。
人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。
他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。
興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。
ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)
その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。
ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。
最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。
一般文学通算261作品目の感想。1987/01/17
二回目読書 2007/01/20(in中国・山東省・青島)
内容はくどくど説明するまでもありません。
人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。
他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。
興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。
ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)
その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。
ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。
最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。
一般文学通算261作品目の感想。1987/01/17
二回目読書 2007/01/20(in中国・山東省・青島)
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2008年11月4日に日本でレビュー済み
家康の上洛、秀吉の九州征伐→島津降伏のあたり。茶々姫(後の淀君)と織田有楽斎の掛け合いが一番の見所。
茶々を養いつつも、茶々を愛していると告白する有楽斎と、その告白に対して肯定的に驚きながらも会話の中で有楽斎の器量に徐々に幻滅し、有楽斎をみるみる凌駕していく茶々姫。山岡荘八は、19歳の茶々姫に「それが男というものであろうか。肉親の愛を超えたなどと言いながら、その実わが身の安穏だけは冷たく計算を忘れぬ心が・・・」という言葉を吐かせている。
茶々を養いつつも、茶々を愛していると告白する有楽斎と、その告白に対して肯定的に驚きながらも会話の中で有楽斎の器量に徐々に幻滅し、有楽斎をみるみる凌駕していく茶々姫。山岡荘八は、19歳の茶々姫に「それが男というものであろうか。肉親の愛を超えたなどと言いながら、その実わが身の安穏だけは冷たく計算を忘れぬ心が・・・」という言葉を吐かせている。