全ては秀吉の過失。
朝鮮出兵失敗という大きな失政で
自らの大出世を最後を汚し、
我が子大事で次代を担う組織を作り得なかったのは、
全ては秀吉の過失であり、そうさせてしまった
三成の誤算でもある。
信長、秀吉の失策を側で見て、天下泰平への
道に必要なものは何かと考えていく家康。
三成の思考、家康の思考。
同じ日本の天下を考えながら、両者の間には決定的な
違いが浮き彫りになっていく。
朝鮮出兵時の最大の誤算は、敵の水軍の将であった、
李舜臣の存在だろう。
亀甲船を開発し、本土からの物資や派兵船を苦しめた。
島国である日本は、陸軍として当時世界最強だったかも
しれないが、海上戦で、大陸に負けたのは皮肉である。
朝鮮国は、明の助力を得たのかも知れず、
明の鄭和の流れを組む、海運技術に日本は負けたとも
いえるかもしれない。
朝鮮国から冷遇された李舜臣であっただけに、
彼一人の存在が、日本の大陸への侵略を阻止し、
豊臣家の滅亡を呼び込み、徳川家の鎖国へと繋がっていく
かと思うと、歴史の醍醐味を感じざるをえない。
世界は大航海時代に突入し、アメリカ大陸の発見、
航海で世界一周を実現する者が出ている。
日本をまとめた家康ではあっても、世界の動きを
見落としたのだろうか。
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徳川家康〈16〉日蝕月蝕の巻 単行本 – 1982/11/1
- 本の長さ426ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1982/11/1
- ISBN-104061805169
- ISBN-13978-4061805163
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1982/11/1)
- 発売日 : 1982/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 426ページ
- ISBN-10 : 4061805169
- ISBN-13 : 978-4061805163
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,380,953位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 397,437位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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著者について
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1907~1978。新潟県生まれ。十四歳で上京の後、長谷川伸に師事。昭和13年、懸賞小説に入選し文壇デビュー。昭和25年から新聞に『徳川家康』を 連載開始。十八年がかりで完成したこの大河小説は「経営トラの巻」としても幅広い読者を獲得、五千万部突破という戦後、最大のベストセラーとなる。同作品 で「吉川英治文学賞」を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 新装版 豊臣秀吉(4) (ISBN-13: 978-4063706994)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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星5つ中の4.6
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今から20年前と2007年の2度に渡って読破しました。内容はくどくど説明するまでもありません。人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。一般文学通算261作品目の感想。1987/2/10二回目読書 2007/03/25(in中国・山東省・青島)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト500レビュアー
太閤秀吉の死後、一気に噴き出した難問題の数々。
信長、秀吉から受け継いだ泰平の世の実現に邁進せんとする家康。
・・・を尻目に家康への敵意を剥き出しにして暗躍する三成。
その姿は中間管理職の悲哀を通り越し、
"職場の面倒くさいヒト"化‽!
挙げ句の涯には加藤清正ら武断派武将の反感を買ってタイヘンなことに!!
史実ながらホンとに大丈夫!?関ヶ原…
と言いたくなります。
信長、秀吉から受け継いだ泰平の世の実現に邁進せんとする家康。
・・・を尻目に家康への敵意を剥き出しにして暗躍する三成。
その姿は中間管理職の悲哀を通り越し、
"職場の面倒くさいヒト"化‽!
挙げ句の涯には加藤清正ら武断派武将の反感を買ってタイヘンなことに!!
史実ながらホンとに大丈夫!?関ヶ原…
と言いたくなります。
2009年11月13日に日本でレビュー済み
正直、派手な事件こそないものの、この巻が今までで一番面白いです。
太閤の死後、慌しく朝鮮派遣軍の撤収を図りそのさ中、一旦政治の空白が生じ、
次の勝馬(家康公)に取入るもの、あくまでも豊臣家=天下人を是とする
石田治部少の一派と水面下での錯綜ぶりが大変興味深いです。
この頃のこと全てが、やがて起こる‘関ヶ原’の遠因になって行きます。
前田大納言とのやり取り、その後の加賀征伐(未遂)の芳春院と高台院の
斡旋の仕方や次代への備えなどの描写は中々のものです。
両巨頭の静かな真剣勝負が感動的な筆致で描かれています。
ただし、石田治部少の描き方は余りにもステレオタイプです。これはどうでしょう?
当然、家康公とはそのビジョンも経験も器も差があるものの、
たかだか20万石弱の身上で‘関ヶ原’に大軍を糾合し
自らの所信を世に問うた偉丈夫と思いますが・・・・・。
石田治部少は佐和山へ退き、来るべき日に備えます。
太閤の死後、既に‘天下人’の認識で事を処する家康公。
信長、秀吉と続く泰平招来へのバトンを手中に収める覚悟をいよいよ決めます。
長い道のりでした。
しかし、まだまだ・・・・、家康公にとってこれからが正念場となります。
太閤の死後、慌しく朝鮮派遣軍の撤収を図りそのさ中、一旦政治の空白が生じ、
次の勝馬(家康公)に取入るもの、あくまでも豊臣家=天下人を是とする
石田治部少の一派と水面下での錯綜ぶりが大変興味深いです。
この頃のこと全てが、やがて起こる‘関ヶ原’の遠因になって行きます。
前田大納言とのやり取り、その後の加賀征伐(未遂)の芳春院と高台院の
斡旋の仕方や次代への備えなどの描写は中々のものです。
両巨頭の静かな真剣勝負が感動的な筆致で描かれています。
ただし、石田治部少の描き方は余りにもステレオタイプです。これはどうでしょう?
当然、家康公とはそのビジョンも経験も器も差があるものの、
たかだか20万石弱の身上で‘関ヶ原’に大軍を糾合し
自らの所信を世に問うた偉丈夫と思いますが・・・・・。
石田治部少は佐和山へ退き、来るべき日に備えます。
太閤の死後、既に‘天下人’の認識で事を処する家康公。
信長、秀吉と続く泰平招来へのバトンを手中に収める覚悟をいよいよ決めます。
長い道のりでした。
しかし、まだまだ・・・・、家康公にとってこれからが正念場となります。
2010年3月24日に日本でレビュー済み
今から20年前と2007年の2度に渡って読破しました。
内容はくどくど説明するまでもありません。
人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。
他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。
興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。
ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)
その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。
ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。
最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。
一般文学通算261作品目の感想。1987/2/10
二回目読書 2007/03/25(in中国・山東省・青島)
内容はくどくど説明するまでもありません。
人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。
他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。
興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。
ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)
その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。
ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。
最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。
一般文学通算261作品目の感想。1987/2/10
二回目読書 2007/03/25(in中国・山東省・青島)

今から20年前と2007年の2度に渡って読破しました。
内容はくどくど説明するまでもありません。
人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。
他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。
興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。
ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)
その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。
ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。
最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。
一般文学通算261作品目の感想。1987/2/10
二回目読書 2007/03/25(in中国・山東省・青島)
内容はくどくど説明するまでもありません。
人生でこんな大作を読んだ満足感にただただ感慨を覚えます。
他の歴史小説を読むたびにこの「徳川家康」と比較してしまうほどのバイブル的存在の小説です。
興味本位に全26巻の登場人物を調べてしまいました。
ざっと2200名にも及びます。(故人等も含む)
その姻戚関係も調べようとしましたが途中で挫折したほどです。
ぜひまだ読んだことの無い人お勧めしたいです。
最後にもう一度読破する希望与えてほしい、そんな小説です。
一般文学通算261作品目の感想。1987/2/10
二回目読書 2007/03/25(in中国・山東省・青島)
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