『
エロス度★★
⚫︎家で恋しちゃ駄目ですか
⚫︎みつめていてもいいですか
⚫︎会いに行ったら駄目ですか
慶舟×凛太、忍×亮介の恋を収録。
凛太は母の再婚で義理の叔父となった慶舟に片想いをしている。
大学進学を機に部屋を間借りさせてもらっている凛太の密やかな願いは、慶舟に〝おはよう〟と〝おやすみ〟が言えるそんな生活がずっと続くこと。
慶舟の友人・忍が慶舟に恋をしているらしいことに気付きながら、苦しい片想いを抑えていたとき、2人が恋心を吐露しあうのを聞いてしまい……。
一方、凛太が慶舟を好きだと誤解している忍は、慶舟の友人・亮介への10年の片想いに苦しんでいた。
学生時代の苦しい失恋を機にもう恋愛しないと決め、身体だけの関係に徹しようとしていたのに好きになってしまった相手。
ストレートの亮介に自分の気持ちを告げて今の関係が壊れてしまうのを恐れる忍はずっと想いを告げられずにいて……。
1冊で2つの恋を堪能できるお得感。
どちらも受け視点で、慶舟と亮介のことが好きで好きでたまらず、でも告白できない切ない片想い状態です。
自分の気持ちに素直な凛太と、大人の余裕を持ちながら凛太のことになると情熱の炎を燃やす慶舟。
今の心地良い関係を壊せなくてお互いにすれ違っている気持ちが擽ったくてもどかしい。
慶舟も亮介も実は、凛太と忍にベタ惚れなんですが、想いを告げない理由が凛太と忍と一緒というシンクロ感。
好き同士なのに、お互いに片想い状態ってのが焦れ焦れさせられます。
凛太や忍視点でも、何となく2人の状態や言葉から好きが伝わってきそうな気がしますが。
両想いになった途端、それぞれお互いを激しく求め合う展開が待ち構え、殺し文句の連発に萌えが沸点に達し、鼻血出そう……!
破壊力と理性を飛ばす威力が高いセリフの数々に感服。
私的には忍と亮介のカップリングの方に気持ちが持ってかれました。
忍が経験した辛い恋に涙し、恋をしないと決めても好きになってしまった亮介への切ない気持ち。
一緒にいてほしい、友達のままでもいい、そう自分に言い聞かせながらも亮介への恋がどんどん募っていくのが痛切。
忍の前に現れたかつてのセフレに対して明らかに良い印象を持たない亮介の反応に、これはもしや脈アリ!?、と思いながら早く忍を救ってほしいと願ったことが……。
10年の片想いだけに、慶舟と凛太がくっついた時よりも忍と亮介が漸くくっついた時の方が感動の波が強かったです。
亮介の情熱的なセリフや忍の涙を誘うセリフがたまらなかった!』
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