主人公が所属する怪異戸籍課は行き場のない妖怪に戸籍を与えて快適な生活を送れるような手助けをする役所で、その具体的な支援内容が興味深い。
定期的に血を飲む必要がある吸血鬼には「輸血」と称して血液パックを届けたり、雪女には「寝床」としてコンビニでアイスが入ってる冷凍庫が支給されたり、妖怪であることを隠すか話すか妖怪ごとの希望に合わせて職場を斡旋したりなど、人間と妖怪が共存している社会についての設定がかなり緻密に練られている。長寿の妖怪が加入できる保険がないことについても主人公が「制度が追い付いていない」と説明していることから、キャラが妖怪を支える立場の人間として妖怪と真摯に向き合っていることが伝わってくる。
こうした制度面の設定がしっかり作られている作品は「こういった場合はどうなるのか」などの作品背景を想像するのが楽しい。幅広い層におすすめしたい良作である。
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妖こそ怪異戸籍課へ (1) (まんがタイムKRコミックス) コミック – 2021/11/26
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一万人以上の無戸籍者が存在すると言われる現代日本に、
「妖怪」の無戸籍者を手助けする、怪異戸籍課という役所があった。
そこで働く主人公の睦子は、一人でも多くの妖怪を助けるために、今日も街を奔走するー…!
お役所コメディ4コマ、待望の第1巻!
「妖怪」の無戸籍者を手助けする、怪異戸籍課という役所があった。
そこで働く主人公の睦子は、一人でも多くの妖怪を助けるために、今日も街を奔走するー…!
お役所コメディ4コマ、待望の第1巻!
- 本の長さ120ページ
- 言語日本語
- 出版社芳文社
- 発売日2021/11/26
- ISBN-104832273264
- ISBN-13978-4832273269
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カスタマーレビュー
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星5つ中の4.8
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2021年11月26日に日本でレビュー済み
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妖怪に戸籍を与えるという役所に勤める睦子の物語です。出だしの名目として使われるだけで後は妖怪娘とのキャッキャウフフになるわけではなく、まあ最終的にはそうとも言えるのですが、毎回、戸籍やアフターケアをとっかかりとして話が進んでいくため、テーマが死んでいません。職業斡旋や物件探しに始まり、きちんとサポートや、いかに妖怪を日常に溶け込ませるかという要素を扱っています。税金を払わないといけなくなったのはデメリット、という発言などは面白いですね。「冷たいカレー」や「バイク店」など個性の活かし方も興味深い。
もともと作者さんが無戸籍に対する問題意識から話を作ったというだけあって、思い付きでカンバンに選んだのではなくて、ちゃんとネタがあったのでしょう。そういうことを一人でやってる漫画家さんもいるので、こんなことを言うのは変なのですが、原作・作画が分かれている作品らしい作品だと思ってしまいました。
絵も可愛いです。出番も多く番外編まで収録されているシュタイン博士とフランケンさんも可愛く面白いですが、手の目の伊織ちゃんがキュートです。
ただ、睦子が特別な存在だという設定は要るかなあ、とは思いますが……。
もともと作者さんが無戸籍に対する問題意識から話を作ったというだけあって、思い付きでカンバンに選んだのではなくて、ちゃんとネタがあったのでしょう。そういうことを一人でやってる漫画家さんもいるので、こんなことを言うのは変なのですが、原作・作画が分かれている作品らしい作品だと思ってしまいました。
絵も可愛いです。出番も多く番外編まで収録されているシュタイン博士とフランケンさんも可愛く面白いですが、手の目の伊織ちゃんがキュートです。
ただ、睦子が特別な存在だという設定は要るかなあ、とは思いますが……。