私は星桃次郎さんとやもめのジョナサンが主人公の『トラック野郎』という映画が物凄く好きで、以前に凄くぞっこんになっていた。
トラック野郎の方は桃次郎の恋愛ドラマとほろ苦い笑いに富んだ要素がかなり強い。
が、こちらの作品はそれに対して、純粋に「鮮魚輸送の世界を詳細にリアリズムに描いた特定業種コミック」だ。
ドラマ版は多分じっくり観た事がないが、トラックのカーアクション映画的な要素も強いらしい。
こんなにハラハラワクワクするコミックと出逢えたのは久しぶりだ。
80年代に大人気だったコミックで、ドラマも人気があったそう。
それ、めっちゃ解る(*^O^*)
ドラマ版は、検索しても映像が残っていない様だ。
有料でもいいから観たいなぁ。
このコミック作品を知ったのは、「焼津市を舞台にした作品」というキーワードでググった事だ。
それによってこの作品を知った。
焼津市全体は私にとってはお庭そのものなのだ。
私自身は鮮魚輸送の仕事は全く経験がない。
なので新鮮でかつ興味深かった。
私の地元が舞台になっているので、しかも鹿児島県もよく知っているので、地理的なものなど頭の中で浮かべ易いのも嬉しい。
この作品によって、鮮魚輸送のお仕事に対するイメージがガラリと変わった。
鮮魚輸送業界内ではずば抜けて有能・優秀なドライバーとされているオッコさんやダボハゼさんやイルカ爺さんを始め、どのドライバーたちもプロ意識満々でカッコいいのだ。
鮮魚輸送はスピードを非常に要求される業種だとは前々から聞いていた。
しかも、魚にほんの少しでも傷がつくと値段が下がってしまうから責任大なお仕事だ。
鮮魚輸送の場合は物凄くスピードを要求されるうえに、他の運送業と同じく荷物事故は許されない。
この仕事を長年続けていても無事故で違反で捕まった事がない人たちもいるとは聞いているが、それって並大抵の事ではないよΣ(゚ω゚)
凄すぎる。
鮮魚輸送の仕事は、第1着か第2着かで競り落とされる価格がだいぶ変わってしまうのは知らなかった。
ダボハゼさんとオッコさんが焼津港から清水港まで競争している場面をドラマで観てみたかったな(^^)
焼津港から清水港まで、市場の競りが始まる前に25分で届けるというのが凄い。
東名焼津ICから清水ICまでで、80キロをキープしている場合は私は約25分前後くらい掛かっている。
ただ、魚市場が始まるのがまだ夜明け前の早朝で道路ががらがらな時間帯だから、高速も一般道も思いっきり飛ばして行けば可能な所要時間かな。
オッコさんのは4.5t車なので、115キロ未満迄が違反でない範囲内だ。
「後で払うから」と東名の有人ゲートをそのまま通過する場面が面白かった。
当時はETCなるものがまだなかった時代だ。しかも、ゲートがまだ有人しかなかった。
今はトラックドライバーにとって便利な世の中になったものだ。
オッコさんやダボハゼさんたちの、「4時間運行したら30分休憩なんて事をしていたら魚の鮮度が駄目になっちゃう」という意見も、西日本のあちこちに営業所がある運送会社を経営する早瀬社長の「ドライバーたちが過重労働する事なく、負担や無理のない運行スケジュールでやらせてトラック事故をなくしたい」という意見、どちらも物凄く良く解るなぁ。
あの場合、早瀬さんが経営する会社が焼津魚市場の仕事を丸ごと引き受ける様にすれば万事解決なんだけど…。
恐らく、早瀬さんの会社は鮮魚輸送は専門外なのだろう。つまり、鮮魚輸送を行っていない会社なのだ。
だからこそ、ドライバーたちがハンティングされた事で焼津魚市場はひどい運転手不足となったし、「寝返り行為」として非難したのだ。
オッコさんと早瀬社長とのトラック対決では、早瀬社長の方が鹿児島県に早く着いた。
が、一部が荷崩れしていたので、オッコが勝ちとなった。
早瀬社長は「合理性やドライバーたちへの負担の軽減ばかりに目が向いていて、肝心の荷物扱いへの心を失っていた」と言った。
この話に対して、私自身はかなり違和感を覚えたかな(^^ゞ
緑ナンバーの運送業界は全体的に、荷物事故(業界用語で輸送中に荷物に傷を付けるという意味)は許されないというのが厳然たるルールとなっている。
早瀬さんは運送会社の社長なのに荷物事故を発生させただけでなく、「荷物扱いの心を忘れていた」って(;'∀`)
何だかなぁ…。
うちの会社は鮮魚輸送のみならずなまもの食品の輸送を一切していないけど、うちの会社も運送会社だからね(;^_^A
だからそんな突っ込みを入れたくなったよ。
あっ。
まぁ、「鮮魚輸送は専門外の会社だから、運送会社の社長であっても早瀬さんにとっては魚の扱いが不慣れだった」というのもアリかも(^^ゞ
それ以外の部分は全体的にとても良くて濃い内容でvery goodだったよ\(^-^)/
オッコさんも、ダボハゼさんも、イルカ爺さんも、めっちゃカッコいいヽ('▽`)ノ
ダボハゼさんはかなり個性的な面白い顔をしているのだが、仕事や人生に対する心が全体的にとても魅力的でキラキラしている。そこがめっちゃカッコいいのだ。
個人事業主と違って高速代やガソリン代や車の買い換えの経費の心配をしなくて良い、給与も多い、4時間運行で30分以上休憩を取らせる、その他好条件を提示されたら個人事業主からそこの運送会社に行きたくなるドライバーたちの気持ちもよく解るなぁ。
あちこちの県に営業所がある大きめな運送会社なら、路線便でセンター中継しながら運行出来るのでドライバーたちに負担がそんなに掛からないし、輸送スピードも早く出来る利点がある(^^)
ただ、私が見た限りだと、鮮魚輸送を行っている会社はそんな事が出来ない様な中小企業が多いかな(;^_^A
もしかしたら、鮮魚輸送の会社は大きくするのが難しいのかも知れない。
優秀有能な能力の高いドライバーをお金を積んででも引き入れたいという運送会社社長の早瀬さんの気持ちもめっちゃ解るなぁ。
今は働き方改革が進んでいるので、ブラックでない運送会社も結構あるけどね。
今の時代は、4時間以上経過したら休憩を取らないと、デジタコ点数が減点されるという会社も多いかな。
連続走行はあり得ない(^^ゞ
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