2017年4月に楕円銀河M87に存在する超大質量ブラックホールを観測。2019年4月10日にそのブラックホールの撮影に成功した事を発表したEvent Horizon Telescorp(EHT)の日本側の責任者で、国立天文台水沢VLBI観測所所長・教授の本間希樹先生の著書。
イラストは国立天文台水沢VLBI観測所のある岩手県奥州市出身で「伝染るんです。」「ぷりぷり県。」「出かけ親」等の作品で知られる漫画家の吉田戦車さんが手掛けています。
本間先生はこの本でブラックホールと宇宙、地球、宇宙人について解説。分かりやすい言葉を使っていてユーモラスで面白い内容になっています。全漢字にふりがな付き、全ページがオールカラーで多くのイラストがあり、子供も大人も楽しんで読む事ができます。M87の超大質量ブラックホールの写真も掲載されています。
タイトルにあるブラックホールについては「何でも吸い込むのは重力が強いから」「ブラックホールに入ったらどんな物質も光も出る事はできない」といった事は勿論の事、「ブラックホールは食べれば食べる程、太る」とか「ブラックホールのゲップ(ジェット)が銀河を作り出した?」「ブラックホールは共食いする」「ブラックホールは飲めば飲む程、明るくなる」「実はブラックホールは、宇宙で一番明るい天体だった」「ブラックホールは宇宙最強のエネルギー製造機」等のトリビアが出てきます。ホント、タイトル通り、ブラックホールは凄いやつです。
他は「流れ星は彗星の”落とし物”」「宇宙にある全てのものは同じ『種』から生まれた」「近い将来、宇宙人が作ったドラマやアニメが見られるかも」「地球が1日24時間になったのは全くの偶然」・・・・等々のトリビアが出てきます。
戦車さんのイラストも良いです。本間先生は勿論、彼のアシスタントの宇宙田くん、ブラックホールや地球、犬等のキャラクターも、シュールな宇宙人も登場します。
第2章「偶然すぎる地球の話」で恐竜好きだった戦車さんによると、昔読んだ恐竜絶滅説の中に「哺乳類犯人説」というのもあったとか。これは初めて知りましたね。
第3章「ありえないブラックホールの話」に悪い宇宙人がブラックホール砲を発射し、正義の人等もブラックホール光線で反撃するという漫画が出てきます。ブラックホールさん曰く、「・・・短い一生を大切に使わんか このバカ有機生命体どもが!」。その通り!
巻末にはブラックホールと宇宙に関するお勧めの本も登場。本間先生の著書「巨大ブラックホールの謎」(講談社ブルーバックス)や大須賀健先生の「ゼロからわかるブラックホール」(講談社ブルーバックス)、George Gamow博士の「不思議の国のトムキンス」(伏見康治さん:訳 白揚社)、谷口義明先生の「宇宙はなぜブラックホールを造ったのか」(光文社新書)、Janna Levinさんの「重力波は歌う」(田沢恭子さん・松井信彦さん:訳 ハヤカワ文庫ノンフィクション)等がお勧めです。
この本を読んで、もっとブラックホールや宇宙について知りたいと思ったらそれらを手に取ってみると良いでしょう。
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国立天文台教授が教え ブラックホールってすごいやつ (扶桑社BOOKS) Kindle版
世界で初めてブラックホールの撮影に成功した、国立天文台教授が、摩訶不思議な<宇宙の謎>をユーモラスに解説!
アインシュタインの予言から100年。
今年4月、ついに“ブラックホール”の撮影に成功し、世界的なニュースに。
撮影に成功したプロジェクトの日本のリーダー・ 本間希樹国立天文台教授が、摩訶不思議な<宇宙の謎>をユーモラスに解説します!
「ブラックホールのゲップが、銀河をつくった!?」、「月に移住するなら、おしっこを飲むのがマスト」、「宇宙人と世間話をするなら『数学』の話をしよう!」 など、思わず人に話したくなる<宇宙のトリビア>が盛りだくさん。
全ページオールカラーかつ約70点のイラスト付きで、専門知識のない大人も子供も楽しめます。イラストを手がけたのは、不条理ギャグマンガの金字塔『伝染るんです。』 作者・吉田戦車。 巨匠が描く、シュールな宇宙人たちも見逃せません。
全漢字にふりがな付きなので、小学生でも読むことができます。
話題になった巨大ブラックホールの写真も収録!
ブラックホールや宇宙の神秘を身近に感じられる1冊です。
※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。購入前にお使いの端末で無料サンプルをお試しください。
アインシュタインの予言から100年。
今年4月、ついに“ブラックホール”の撮影に成功し、世界的なニュースに。
撮影に成功したプロジェクトの日本のリーダー・ 本間希樹国立天文台教授が、摩訶不思議な<宇宙の謎>をユーモラスに解説します!
「ブラックホールのゲップが、銀河をつくった!?」、「月に移住するなら、おしっこを飲むのがマスト」、「宇宙人と世間話をするなら『数学』の話をしよう!」 など、思わず人に話したくなる<宇宙のトリビア>が盛りだくさん。
全ページオールカラーかつ約70点のイラスト付きで、専門知識のない大人も子供も楽しめます。イラストを手がけたのは、不条理ギャグマンガの金字塔『伝染るんです。』 作者・吉田戦車。 巨匠が描く、シュールな宇宙人たちも見逃せません。
全漢字にふりがな付きなので、小学生でも読むことができます。
話題になった巨大ブラックホールの写真も収録!
ブラックホールや宇宙の神秘を身近に感じられる1冊です。
※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。購入前にお使いの端末で無料サンプルをお試しください。
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2019/12/16
- ファイルサイズ143999 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ブラックホールのゲップが銀河を作った?ブラックホールのそばでは、時間が止まる。40年以上前、宇宙人にメッセージを送って怒られた人たちがいる。「ビッグバン」という名前は、悪口としてつけられた。天の川銀河とアンドロメダ銀河はいつか合体する。地球滅亡を阻止するためには、太陽をかきまぜる必要がある。思わず人に話したくなる…おもしろすぎる宇宙のトリビア!吉田戦車によるシュールな宇宙人がたくさん登場!世界初!ブラックホールの撮影に成功した著者が摩訶不思議な“宇宙のなぞ”をユーモラスに解説! --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
本間/希樹
国立天文台教授・水沢VLBI観測所所長。1971年、米テキサス州生まれ、横浜育ち。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了し、博士(理学)の学位を取得。専門は、超高分解能電波観測による銀河系天文学。特に、銀河系の構造研究と、巨大ブラックホールの研究。現在、巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解する、EHT(Event Horizon Telescope)プロジェクトに日本側の責任者として参加。2019年4月、EHTプロジェクトチームがブラックホールの撮影に成功(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
国立天文台教授・水沢VLBI観測所所長。1971年、米テキサス州生まれ、横浜育ち。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了し、博士(理学)の学位を取得。専門は、超高分解能電波観測による銀河系天文学。特に、銀河系の構造研究と、巨大ブラックホールの研究。現在、巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解する、EHT(Event Horizon Telescope)プロジェクトに日本側の責任者として参加。2019年4月、EHTプロジェクトチームがブラックホールの撮影に成功(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
著者について
本間希樹(ほんま・まれき)
国立天文台水沢VLBI観測所所長。1971年、米テキサス州生まれ、横浜育ち。
東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了し、博士(理学)の学位を取得。専門は、超高分解能電波観測による銀河系天文学。特に、銀河系の構造研究と、巨大ブラックホールの研究。現在、巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解する、EHT(Event Horizon Telescope)プロジェクトに日本側の責任者として参加。 2019年4月、EHTプロジェクトチームがブラックホールの撮影に成功したニュースが世界中を駆け巡る。100年前にアインシュタインが予言した、ブラックホールの存在を視覚的に証明することになった。著書に『巨大ブラックホールの謎』(講談社)。
イラストについて
吉田戦車(よしだ・せんしゃ)
漫画家。1963年、国立天文台水沢VLBI観測所のある岩手県水沢市(現奥州市)生まれ。1985年、デビュー。
代表作は、『伝染るんです。』『ぷりぷり県』(ともに小学館)など。『ビックコミックオリジナル』(小学館)連載中の『出かけ親』にて、国立天文台水沢VLBI観測所を自身が訪問したエピソードを紹介。
--このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
国立天文台水沢VLBI観測所所長。1971年、米テキサス州生まれ、横浜育ち。
東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了し、博士(理学)の学位を取得。専門は、超高分解能電波観測による銀河系天文学。特に、銀河系の構造研究と、巨大ブラックホールの研究。現在、巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解する、EHT(Event Horizon Telescope)プロジェクトに日本側の責任者として参加。 2019年4月、EHTプロジェクトチームがブラックホールの撮影に成功したニュースが世界中を駆け巡る。100年前にアインシュタインが予言した、ブラックホールの存在を視覚的に証明することになった。著書に『巨大ブラックホールの謎』(講談社)。
イラストについて
吉田戦車(よしだ・せんしゃ)
漫画家。1963年、国立天文台水沢VLBI観測所のある岩手県水沢市(現奥州市)生まれ。1985年、デビュー。
代表作は、『伝染るんです。』『ぷりぷり県』(ともに小学館)など。『ビックコミックオリジナル』(小学館)連載中の『出かけ親』にて、国立天文台水沢VLBI観測所を自身が訪問したエピソードを紹介。
--このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B082SGQXLL
- 出版社 : 扶桑社 (2019/12/16)
- 発売日 : 2019/12/16
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 143999 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- Amazon 売れ筋ランキング: - 244,268位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 333位宇宙学・天文学 (Kindleストア)
- - 1,171位宇宙学・天文学(一般)関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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1963年岩手県生まれ。上京し、1年間の浪人生活を経て某私立大学に入学する。’83年のデビュー以来、常に日本のギャグ漫画界のスターとして注目を集めてきた。代表作に『伝染るんです。』(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『吉田観覧車』(ISBN-10:4062765438)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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