これまで電子書籍でしか読めなかったウイグル人・カザフ人の証言の待望の書籍化である。描き下ろしの作品を含めて、7章ある。
著者の清水ともみ氏が描こうと思ったきっかけは、2007年「中国鉄道大紀行」という旅番組で、カシュガルの一面の緬畑で農家の人がとても暗い表情で緬を摘んでいたのが印象に残り、それから10年経ってウイグルの現状を知って、あの暗さの理由が分かったからだという。
あのシーンをもう一度見れば描けるかもしれないと思って、動画を捜したが、どこにも見つからず、DVDは高価なので迷っていたところ、偶然再放送していたのを見て、これは天からのメッセージなのかと思ったという。それまでは、家族に迷惑がかかるかもしれないので、匿名で描くつもりでいたが、名前を出して描く決心をしたという。
ナチス「アウシュビッツ」に匹敵する凄まじい体験、命がけの証言が収められている。
理由もなく、強制収容所に入れられ、拷問を受けたり、消息不明になった人々は数知れず。収容所の隣には大きな穴が掘られていたり、巨大な焼却炉が建てられている。臓器狩りも行われているという。
日本に住んでいるウイグル人の多くは、故郷の家族と連絡が取れなくなっている。また当局に故郷の家族を人質に取られ、身の安全を保障するかわりにスパイになれと要求された人もいる。
「中国に毅然とノーを言える日本」にならなくてはいけないと編集部は訴えかける。暢気にしていたら、日本もウイグルのようになる可能性はあるのだ。
命がけの証言 Kindle版
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言語日本語
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出版社ワック
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発売日2021/1/30
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ファイルサイズ113711 KB
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登録情報
- ASIN : B08V93FHT3
- 出版社 : ワック (2021/1/30)
- 発売日 : 2021/1/30
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 113711 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 202ページ
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2021年1月25日配信の【WiLL増刊号#403】に、著者の清水ともみさんが出演されています。
サングラス、マスク、スカーフで顔の大半を覆われた姿でのご登場でした。
以前、メディアに顔出し出演した際、「とても集中的に攻撃が来た」ため、やむを得ず対策しているとのこと。
彼女の著作には、極めて真っ当な人権意識に基づく、一定の節度のある表現がなされていると思います。
私たち一般人の感覚では、身の危険を感じざるを得ない程の攻撃対象となることなど有り得ませんので、余程「都合の悪い」と感じる特定の人たちがいるということなのでしょう。
事実に基づく表現・言論に対する不正な圧迫には、強く異議を申し立てたいと思います。
そして、清水さんの活動もまた「命がけ」なのだと改めて感じました。
本書には、7つの漫画作品と、南モンゴル出身で現在は日本に帰化されている静岡大学の楊海英教授と著者の対談が収録されています。
既読作品もありましたが、数多くの方の「証言集」として拝読すると、より一層の衝撃と現実感、切迫感を伴い伝わってくる気がしました。
2021年1月11日、大統領選挙とその後の大統領選出に関わる混乱に関して、某大物俳優が「トランプ前大統領はヒトラーの再来だ」と主張する動画を配信しました。
とんでもない事実誤認だと思います。
「ヒトラーの再来」とは、上述の対談でも語られている通り、中国共産党政権に他なりません。
そして、「現代のアウシュビッツ」とは、新疆ウイグル、チベット、内モンゴルの「自治区」という名の「植民地」に数多く設けられている「職業訓練センター(再教育施設)」であり、その中で行われている蛮行、取り分け、生きた人から取り出される「臓器移植」という非道です。
一方、2021年1月19日、米国のマイク・ポンペイオ国務長官が「中国がウイグル族など主にイスラム教徒を抑圧する中で、ジェノサイド(集団虐殺)を犯した」とする声明を発表しました。
これこそが、トランプ政権が決して「ヒトラーの再来」などではないことの、確かなエビデンスではないでしょうか。
翻って我が国は、この事態に対してどう対処しているのか。
日頃「人権を守る」ことにかけては人後に落ちないはずの野党国会議員の皆さんが、この問題について非難決議の提案をするどころか、全くと言ってよい程沈黙を保っているのは何故なのでしょう。
そして政府・与党にも申し上げたい。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し、我らの生存を保持しようと決意」している筈の国家として、何故、この歴史的な「ジェノサイド」に断固たる抗議の意志を示さないのか。
本書には、私たちの未来にも関わる重要な証言者の言葉が、以下の通り記されています。
「今の日本は、昔のウイグルと似ています。日本人は皆、とても優しい。」
「私たちも、とても友好的できれいなことをたくさん言われ役人は信じましたが、結局それらは全部嘘で、侵略のための罠でした。」
「たくさんの漢人が私たちの土地に入って来続け」(人口が同じくらいになると)「彼らは態度を豹変させましたが、その時はすでに手遅れでした。」
一人でも多くの方に読んで頂きたい「証言集」です!
(追記)
2021年2月5日、英国BBC放送が「新疆ウイグル自治区の収容施設に入れられたウイグル族の女性らが、組織的なレイプ被害を受けたとBBCに証言した」旨を報道しました。
これに対して、米豪の政府要人がそれぞれ肯定するコメントを公表しています。
一日も早く真実が明らかにされることを、中国共産党の侵略行為に苦しむウイグル、チベット、内モンゴル、香港、台湾、そしてわが国のために切に願います。
サングラス、マスク、スカーフで顔の大半を覆われた姿でのご登場でした。
以前、メディアに顔出し出演した際、「とても集中的に攻撃が来た」ため、やむを得ず対策しているとのこと。
彼女の著作には、極めて真っ当な人権意識に基づく、一定の節度のある表現がなされていると思います。
私たち一般人の感覚では、身の危険を感じざるを得ない程の攻撃対象となることなど有り得ませんので、余程「都合の悪い」と感じる特定の人たちがいるということなのでしょう。
事実に基づく表現・言論に対する不正な圧迫には、強く異議を申し立てたいと思います。
そして、清水さんの活動もまた「命がけ」なのだと改めて感じました。
本書には、7つの漫画作品と、南モンゴル出身で現在は日本に帰化されている静岡大学の楊海英教授と著者の対談が収録されています。
既読作品もありましたが、数多くの方の「証言集」として拝読すると、より一層の衝撃と現実感、切迫感を伴い伝わってくる気がしました。
2021年1月11日、大統領選挙とその後の大統領選出に関わる混乱に関して、某大物俳優が「トランプ前大統領はヒトラーの再来だ」と主張する動画を配信しました。
とんでもない事実誤認だと思います。
「ヒトラーの再来」とは、上述の対談でも語られている通り、中国共産党政権に他なりません。
そして、「現代のアウシュビッツ」とは、新疆ウイグル、チベット、内モンゴルの「自治区」という名の「植民地」に数多く設けられている「職業訓練センター(再教育施設)」であり、その中で行われている蛮行、取り分け、生きた人から取り出される「臓器移植」という非道です。
一方、2021年1月19日、米国のマイク・ポンペイオ国務長官が「中国がウイグル族など主にイスラム教徒を抑圧する中で、ジェノサイド(集団虐殺)を犯した」とする声明を発表しました。
これこそが、トランプ政権が決して「ヒトラーの再来」などではないことの、確かなエビデンスではないでしょうか。
翻って我が国は、この事態に対してどう対処しているのか。
日頃「人権を守る」ことにかけては人後に落ちないはずの野党国会議員の皆さんが、この問題について非難決議の提案をするどころか、全くと言ってよい程沈黙を保っているのは何故なのでしょう。
そして政府・与党にも申し上げたい。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し、我らの生存を保持しようと決意」している筈の国家として、何故、この歴史的な「ジェノサイド」に断固たる抗議の意志を示さないのか。
本書には、私たちの未来にも関わる重要な証言者の言葉が、以下の通り記されています。
「今の日本は、昔のウイグルと似ています。日本人は皆、とても優しい。」
「私たちも、とても友好的できれいなことをたくさん言われ役人は信じましたが、結局それらは全部嘘で、侵略のための罠でした。」
「たくさんの漢人が私たちの土地に入って来続け」(人口が同じくらいになると)「彼らは態度を豹変させましたが、その時はすでに手遅れでした。」
一人でも多くの方に読んで頂きたい「証言集」です!
(追記)
2021年2月5日、英国BBC放送が「新疆ウイグル自治区の収容施設に入れられたウイグル族の女性らが、組織的なレイプ被害を受けたとBBCに証言した」旨を報道しました。
これに対して、米豪の政府要人がそれぞれ肯定するコメントを公表しています。
一日も早く真実が明らかにされることを、中国共産党の侵略行為に苦しむウイグル、チベット、内モンゴル、香港、台湾、そしてわが国のために切に願います。
2021年1月26日に日本でレビュー済み
すばらしい本(マンガ)だった。涙がでた。中国共産党はナチス、習近平はヒトラー(&スターリン)だと思った。絵もとても上手。悪い奴はそれなりに悪い顔に書かれている。いい意味で勧善懲悪。現実がそうなのだから当然だろう。楊海英さんとの対談が序章にある。マンガ&文章(対談・的確な解説コラム)で、中国共産党の悪行が明るみになっている。臓器強制移植、中絶強要、強制収容所での再教育(処刑も)、ウイグル人女性への性暴力の数々…。信じられない野蛮国家!
殿堂入りNo1レビュアーベスト500レビュアー
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旧日本軍が行ったと中ソ韓が主張する架空蛮行を特集番組にするNHKは本書こそ特集を組むべきだと思う。
日本をディスることはしても、中国のプライドは守るNHKはほぼ絶対にしないと思うけど。
これまでKindle版で出版されていたコミックの内容をボリュームアップし、対談や解説など盛り込まれており読み応えがあります。巻末のあとがきに筆者の清水ともみさんがなぜ本テーマでコミックを書き始めたかなど述べていますが、きっかけはDHCのネット番組 虎ノ門ニュースでウィグル弾圧を知ったことだったそうです。地上波テレビではほとんど取り上げず、万一取り上げることがあったとしても数万枚ものオブラートに包んだような内容になるでしょうか虎ノ門ニュースのようなネット番組がなければ日本人の多くは誰も知らない状態だったのでしょう。
一人でも多くの人が本書を購入してベストセラーランキングに入れば!と願うばかりです。
筆者の清水ともみさんには深く御礼を申し上げたいと思います。
重要な本を執筆していただき有り難う御座いました。
日本をディスることはしても、中国のプライドは守るNHKはほぼ絶対にしないと思うけど。
これまでKindle版で出版されていたコミックの内容をボリュームアップし、対談や解説など盛り込まれており読み応えがあります。巻末のあとがきに筆者の清水ともみさんがなぜ本テーマでコミックを書き始めたかなど述べていますが、きっかけはDHCのネット番組 虎ノ門ニュースでウィグル弾圧を知ったことだったそうです。地上波テレビではほとんど取り上げず、万一取り上げることがあったとしても数万枚ものオブラートに包んだような内容になるでしょうか虎ノ門ニュースのようなネット番組がなければ日本人の多くは誰も知らない状態だったのでしょう。
一人でも多くの人が本書を購入してベストセラーランキングに入れば!と願うばかりです。
筆者の清水ともみさんには深く御礼を申し上げたいと思います。
重要な本を執筆していただき有り難う御座いました。
2021年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
辛くて最後まで読めません。中国共産党に猛烈に怒りと憎しみがわいた。同時に20年後の日本はどうなるのかと絶望的になりました。他の民族を人とも思わない過激思想に洗脳された民族が、狡猾で冷酷、無慈悲に平和な少数民族の国を次々と蹂躙する。神の天罰はいつ下るのだろうか。祈る以外に何ができるのだろうか。なぜ我々の政府はこんなに弱いのだろうか?覇権国家と闘った、江戸時代、明治時代、そしてアジアを侵略から解放しようと先の戦争を戦った日本の侍の気概をもう一度奮い立たせるには、さっさと「無限列車」から命がけで飛び降りて目覚めるしかないのではないか。愛する子孫のために今こそ何ができるか考えるときだろう。
2021年1月26日に日本でレビュー済み
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歯に衣着せず、ウイグル虐殺について真正面から訴える書物が出版されたことは実に素晴らしいことだと思います。冒頭の楊氏との対談は、今まで中国が行ってきた犯罪行為を余すことなく(いや、実はきっともっとたくさんあるんでしょうね)語ってくれています。
中国の本当の姿を知る上で必読の書物だと思います。きっと、ここにもこの書物に対するアンチな書き込みがされることになるのだと予想されますが、今後の日本の未来を考える上でも、知っておくべきことがここにはたくさん書かれています!
匿名があたりまえになって、匿名で言いたい放題、やりたい放題する連中がたくさん出てきている世の中です。いまや、この仕組みを使えば、人数の多さで正しいことを曲げられるような世界を作れるようになりました。
まさに、中国・漢民族にはいい時代です。
でも、こんな卑怯で、姑息で、汚い(薄汚いではなくて、ブチ汚い!)やり方に屈することなく…
知らせまいと必死に暗躍する連中に
「私の名は…」と知ってほしいと命がけで名乗り訴える勇気に…心震えました。
知ることをやめてはいけないと改めて感じさせる素晴らしい作品だと思います。
中国の本当の姿を知る上で必読の書物だと思います。きっと、ここにもこの書物に対するアンチな書き込みがされることになるのだと予想されますが、今後の日本の未来を考える上でも、知っておくべきことがここにはたくさん書かれています!
匿名があたりまえになって、匿名で言いたい放題、やりたい放題する連中がたくさん出てきている世の中です。いまや、この仕組みを使えば、人数の多さで正しいことを曲げられるような世界を作れるようになりました。
まさに、中国・漢民族にはいい時代です。
でも、こんな卑怯で、姑息で、汚い(薄汚いではなくて、ブチ汚い!)やり方に屈することなく…
知らせまいと必死に暗躍する連中に
「私の名は…」と知ってほしいと命がけで名乗り訴える勇気に…心震えました。
知ることをやめてはいけないと改めて感じさせる素晴らしい作品だと思います。