無料配信で少し先の方まで読んでいるのですが、両親の仇が5人なのに「ろくにん」なのは主人公もコミだからということがコメント欄で話題になっています。色々解釈の仕方が(今のところは)あるのでしょうが、人を殺すという行為だけを見れば、漆間くんも仇敵5人とやっていることに何ら差はなく、十字架に架けられるのが大罪を犯した者だとすれば、漆間も間違いなくその中に含まれるという暗示が元々あるのでしょう。
では善玉と悪玉の違いは何なんだ、というところがこの物語が描くべき「肝」だと思うのですが、今の展開でそれが最後まできちんと描ききれるかは正直微妙なところ。個々の登場人物があまりに薄っぺらいところがネックになっていると感じます。
漆間くんは最終的には自分も仇敵同様に裁かれることを受け容れているんじゃないでしょうかね。人は殺しても良いのか? いや良い訳がねえだろ、と叫んで、積年の恨みを果たした後は自ら…という展開になるのか、あるいはもっと別の形で裁かれたり救済されたりするのか。その締めくくり方で、作品に対する評価は大きく変わるのではないかという気がしてます。
総合評価は☆2で。
3人目のケヒャ君があまりにもクズ過ぎて、重いテーマを扱うのにこんなキャラが仇役でいいのかよという思いで低めに付けました。
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十字架のろくにん(4) (KCデラックス) コミック – 2021/9/9
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人は、殺してもいい?
「別マガ」沸騰の新星・中武士竜が描く、背徳の復讐サスペンス!
千光寺に続いて右代を血祭りにあげ、俊は、仇のうち二人を屠った。だがそれは、残る3人に「俊が復讐に動き出した」と告げるに等しかった。結果、一番ビビリの円比呂が反応し、虚勢を張って俊に「宣戦布告」する。折しも、小学校時代の同級生・白川要と文化祭の劇の主役に選ばれた俊は、稽古の期間、復讐を休むのだが……。文化祭当日、妨害工作に現れた円のどす黒い欲望が要に向かい――。
「別マガ」沸騰の新星・中武士竜が描く、背徳の復讐サスペンス!
千光寺に続いて右代を血祭りにあげ、俊は、仇のうち二人を屠った。だがそれは、残る3人に「俊が復讐に動き出した」と告げるに等しかった。結果、一番ビビリの円比呂が反応し、虚勢を張って俊に「宣戦布告」する。折しも、小学校時代の同級生・白川要と文化祭の劇の主役に選ばれた俊は、稽古の期間、復讐を休むのだが……。文化祭当日、妨害工作に現れた円のどす黒い欲望が要に向かい――。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2021/9/9
- 寸法12.8 x 1.3 x 18.3 cm
- ISBN-104065248248
- ISBN-13978-4065248249
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年11月21日に日本でレビュー済み
出てきた仇敵全てがヒャヒャヒャと笑い声高らかに自らの性癖と犯罪を語り出すワンパターン展開が続いています。それに最後の仇敵であり、唯一「コイツに勝てるのか…?」と思わせてくれる至極京も特にアクションを起こす事なく主人公の復讐を待っているだけ。あまりにも一本道すぎるシナリオと作品の雰囲気にそぐわないポッと出のキャラと主人公のギャグシーンにどういう気持ちで読めばいいのか分からなくなります。
…というか何かこう、悪役ほぼ全員が女性を強姦してる!ワンパターンがすぎる…。悪にも悪の、良い魅せ方があると思うし…それに刑事サイドも曲者刑事かと思えば主人公の足跡を全部分かってるぞと言わんばかりの意味ありげな雰囲気でただ辿ってるだけで特にストーリーの根幹に関わってくる事がありません。曲者刑事はただのコーヒーがぶ飲みおじさんなんでしょうか?出世出来ないぞと脅かされた割にはめちゃくちゃ普通の刑事でした。特に主人公が追い詰められる展開が無く、緊迫感が無いです。ただめちゃくちゃ絵の迫力や画面作りは好きです。あと至極京との戦いも楽しみです。
…というか何かこう、悪役ほぼ全員が女性を強姦してる!ワンパターンがすぎる…。悪にも悪の、良い魅せ方があると思うし…それに刑事サイドも曲者刑事かと思えば主人公の足跡を全部分かってるぞと言わんばかりの意味ありげな雰囲気でただ辿ってるだけで特にストーリーの根幹に関わってくる事がありません。曲者刑事はただのコーヒーがぶ飲みおじさんなんでしょうか?出世出来ないぞと脅かされた割にはめちゃくちゃ普通の刑事でした。特に主人公が追い詰められる展開が無く、緊迫感が無いです。ただめちゃくちゃ絵の迫力や画面作りは好きです。あと至極京との戦いも楽しみです。