表紙の女の子がエロい(おっぱいが強調されている)けど、官能ともR18とも書いていない。
普通の小説と並べていいんだろうか。
好色文学研究会の光枝は先輩の阿真理に憧れているが、オナニー主義者のフェミニストである先輩は、
光枝の気持ちに気付いてくれない。ある日、ライバルのエロティック文学研究会から甘い誘いの手が伸びる。
二組の創作サークルを舞台とした乱交SM百合曼荼羅が展開する。濃厚にエロいのに、明るくて笑える。
SMにつきものの陰惨さが、まるでないのだ。内容も面白いが、作中作が気になる。
美人夜鷹姉妹が船まんじゅうや比丘尼との異種官能技戦に挑むとか、四肢切断マニアが「私を丸くして!」とか、
読んでみたくなりませんか。 私だけかな。
最終章は笑いながらちょっと感動した。
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先輩と私 (徳間文庫) 文庫 – 2011/5/7
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「先輩、ずるいです! 私は勇気を出して告白したのに……」。T女子大学好色文学研究会会員の光枝は、先輩である会長の阿真理に恋心を抱いている。でも阿真理はいつだってつれない様子。そこへ、ライバルサークル、エロティック文学研究会の会長、華代がつけ込んで……。エロスと笑いの第一人者、森奈津子が贈る、女だらけの官能小説。単行本刊行時には、そのあまりのエロさと馬鹿馬鹿しさが大いに話題に。日経新聞の書評にも掲載。
- 本の長さ375ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2011/5/7
- ISBN-104198933693
- ISBN-13978-4198933692
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商品の説明
出版社からのコメント
エロスと笑いの第一人者、森奈津子が贈る、女だらけの官能小説。抜いて笑って。読書界を震撼させたエロ面白い話題作が文庫化!
内容(「BOOK」データベースより)
T女子大学好色文学研究会の会員・光枝は、会長の阿真理先輩(ロリ巨乳系)に淡い恋心を抱いている。それを知ってか知らずか先輩はつれなくて、オナニーによる女性の真の自立と解放を叫ぶのみ。光枝は仕方なく、エッチな小説を書いて自らを慰める、しょんぼりな毎日。そこへライバルサークルの会長、華代の魔の手が。笑いとエロスが奇跡の融合を遂げた、著者の真骨頂。女だらけの官能小説。
著者について
1966年東京都生まれ。東京女子大学短期大学部英語科、立教大学法学部卒。性愛と笑いをテーマにした作品を多く発表。『西城秀樹のおかげです』『お嬢さまとお呼び!』『電脳娼婦』『夢見るレンタル・ドール』『スーパー乙女大戦』などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森/奈津子
1966年東京都生まれ。立教大学法学部卒。性愛と笑いをテーマとした作品を多く発表。『西城秀樹のおかげです』『からくりアンモラル』の2作は、日本SF大賞候補作に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1966年東京都生まれ。立教大学法学部卒。性愛と笑いをテーマとした作品を多く発表。『西城秀樹のおかげです』『からくりアンモラル』の2作は、日本SF大賞候補作に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2011/5/7)
- 発売日 : 2011/5/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 375ページ
- ISBN-10 : 4198933693
- ISBN-13 : 978-4198933692
- Amazon 売れ筋ランキング: - 558,833位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,281位徳間文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
5つ星のうち3.7
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ベスト500レビュアー
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2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2011年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は登場人物がたいへん個性的で面白かったです。
百合官能小説を書くことには真剣でこだわりがあるが恋愛にはうぶな阿真理先輩。
阿真理先輩一筋ではあるがエロ研部員の性的誘惑にあらがえない光枝。
エロ研をハーレム化して会員たち(プラス光枝)に甘美な性的よろこびをあたえる華代先輩。
女戦士のように猛々しいエリィさん。
他の三人は置いとくとしてこの4人の女性は本当に魅力的で、ある人は美しく、またある人は可愛らしくて、
とても萌えました。
あと、好研とエロ研の対立という構図も非常によかったです。
官能小説を書くことに対しストイックで真面目な好研と小説を書くことよりレズセックスが大事なエロ研の対立は
その狭間で揺れ動く光枝(主人公)の視点に立って見るとどちらも魅力的で、でもどこか抜けてる感じがして
光枝が恋愛と性愛のことでこの二つの同好会の間で葛藤するのも納得できると思いました。
ですが、一つだけ気に入らないことがあります。
それは華代先輩がゆりちゃんとじん子の手によって監禁され性的奴隷にされてしまったことです。
この展開だけはどうしても受け入れることができませんでした。
華代先輩におかれては常に女王様であり、お姉さまであり続けてほしかったです。
百合官能小説を書くことには真剣でこだわりがあるが恋愛にはうぶな阿真理先輩。
阿真理先輩一筋ではあるがエロ研部員の性的誘惑にあらがえない光枝。
エロ研をハーレム化して会員たち(プラス光枝)に甘美な性的よろこびをあたえる華代先輩。
女戦士のように猛々しいエリィさん。
他の三人は置いとくとしてこの4人の女性は本当に魅力的で、ある人は美しく、またある人は可愛らしくて、
とても萌えました。
あと、好研とエロ研の対立という構図も非常によかったです。
官能小説を書くことに対しストイックで真面目な好研と小説を書くことよりレズセックスが大事なエロ研の対立は
その狭間で揺れ動く光枝(主人公)の視点に立って見るとどちらも魅力的で、でもどこか抜けてる感じがして
光枝が恋愛と性愛のことでこの二つの同好会の間で葛藤するのも納得できると思いました。
ですが、一つだけ気に入らないことがあります。
それは華代先輩がゆりちゃんとじん子の手によって監禁され性的奴隷にされてしまったことです。
この展開だけはどうしても受け入れることができませんでした。
華代先輩におかれては常に女王様であり、お姉さまであり続けてほしかったです。
2013年9月9日に日本でレビュー済み
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哲学的百合小説「
君が僕を‾どうして空は青いの?‾ (ガガガ文庫)
」をAmazonで購入する際に「お勧め作品」として紹介され勢いで購入した作品だったのだけど…
見事なまでに方向性が180度逆向きな作品だった事でビックリした、ついでにこれが18禁指定されて無い事にもう一度ビックリした、エロいぞこれ!
物語の方はT女子大学の一年生・秋吉光枝がポルノ小説を執筆しながら、自分の書いている作品「カレン姫の秘密の冒険」の内容に興奮し自慰行為に耽っている
とんでもない場面から始まる。彼女の書いている小説は大学のサークル「好色文学研究会」の会誌に掲載されるのだけど、光枝は二人だけのサークルの会長・羽田阿真理に
密かな想いを寄せている。しかし阿真理は「自慰行為で性欲を満たす事で女性は男性に頼らず自立できる」と主張する熱狂的オナニスト。そんな先輩に想いを告げられずに
悶々としていた光枝だがライバルサークルの会長の罠にはめられ阿真理の肉体を絶頂に導いた事から彼女の日常はレズビアンセックスの方向へと導かれ…
エロい、けど笑える、しかもその上で創作論が学べてしまうという一粒で二度どころか三度も楽しめてしまう万能小説。本作を表現するとこうなる
天才的な官能小説家でありオナニストである先輩に憧れる光枝が、ライバルサークル「エロティック文学研究会」の会長・華代にレズビアンセックスに目覚めさせられ
一度はそれまでノリノリで続けてきた創作活動の筆が止まるぐらいに「自分が求めているのは何か?」という問いを性行為と創作の両面から突き付けられてスランプに陥るが
自分に素直になる事でその壁を乗り越え阿真理への想いを認めるまでが過剰なエロティシズムと、それと拮抗出来るレベルのキレを持つユーモアの中で綴られている
もともとは短編小説だったものを膨らませて書かれた物だけあって、エロ研内部の反乱劇や、女王から奴隷に貶められた華代の再逆転に至るまでの物語は話の本筋から独立しており
エロ研の物語りが中心となる中盤以降で多少の中ダレは感じられてしまうが、それでもこの作品は光っている。何より登場人物がほぼ女性に限定されているにも拘らず
性欲というものを全く否定的に捉えていない所が素晴らしい。その上で自分が求めている性欲の在り方を主人公の光枝が求める中で、しばしば「作者の自慰行為」と揶揄される
創作活動が「読者を自慰行為に導くべきもの」として結論付けられるまでの流れが素晴らしい。官能に限らず、娯楽小説一般に求められるべき創作論がここにはある
「快楽とはどうあるべきか?」、「相手を性的に興奮させる、とはどういう事か?」という問いに官能小説や性行為を通して逃げる事無く真正面から取り組んだ大傑作だった
後書きで作者は「異性愛の中年男性がバカにしがちなネタで彼らを興奮させる」という目的意識を持って本作を執筆したらしいが、その目論見は100%達成されたと言って良いかと
脳味噌の色々な部分が興奮する刺激的な一冊です
見事なまでに方向性が180度逆向きな作品だった事でビックリした、ついでにこれが18禁指定されて無い事にもう一度ビックリした、エロいぞこれ!
物語の方はT女子大学の一年生・秋吉光枝がポルノ小説を執筆しながら、自分の書いている作品「カレン姫の秘密の冒険」の内容に興奮し自慰行為に耽っている
とんでもない場面から始まる。彼女の書いている小説は大学のサークル「好色文学研究会」の会誌に掲載されるのだけど、光枝は二人だけのサークルの会長・羽田阿真理に
密かな想いを寄せている。しかし阿真理は「自慰行為で性欲を満たす事で女性は男性に頼らず自立できる」と主張する熱狂的オナニスト。そんな先輩に想いを告げられずに
悶々としていた光枝だがライバルサークルの会長の罠にはめられ阿真理の肉体を絶頂に導いた事から彼女の日常はレズビアンセックスの方向へと導かれ…
エロい、けど笑える、しかもその上で創作論が学べてしまうという一粒で二度どころか三度も楽しめてしまう万能小説。本作を表現するとこうなる
天才的な官能小説家でありオナニストである先輩に憧れる光枝が、ライバルサークル「エロティック文学研究会」の会長・華代にレズビアンセックスに目覚めさせられ
一度はそれまでノリノリで続けてきた創作活動の筆が止まるぐらいに「自分が求めているのは何か?」という問いを性行為と創作の両面から突き付けられてスランプに陥るが
自分に素直になる事でその壁を乗り越え阿真理への想いを認めるまでが過剰なエロティシズムと、それと拮抗出来るレベルのキレを持つユーモアの中で綴られている
もともとは短編小説だったものを膨らませて書かれた物だけあって、エロ研内部の反乱劇や、女王から奴隷に貶められた華代の再逆転に至るまでの物語は話の本筋から独立しており
エロ研の物語りが中心となる中盤以降で多少の中ダレは感じられてしまうが、それでもこの作品は光っている。何より登場人物がほぼ女性に限定されているにも拘らず
性欲というものを全く否定的に捉えていない所が素晴らしい。その上で自分が求めている性欲の在り方を主人公の光枝が求める中で、しばしば「作者の自慰行為」と揶揄される
創作活動が「読者を自慰行為に導くべきもの」として結論付けられるまでの流れが素晴らしい。官能に限らず、娯楽小説一般に求められるべき創作論がここにはある
「快楽とはどうあるべきか?」、「相手を性的に興奮させる、とはどういう事か?」という問いに官能小説や性行為を通して逃げる事無く真正面から取り組んだ大傑作だった
後書きで作者は「異性愛の中年男性がバカにしがちなネタで彼らを興奮させる」という目的意識を持って本作を執筆したらしいが、その目論見は100%達成されたと言って良いかと
脳味噌の色々な部分が興奮する刺激的な一冊です
2018年11月15日に日本でレビュー済み
他の森奈津子先生の作品と同じように、エロくて笑えて、森奈津子先生が好きな人にはたまらないと思います。
プレイとしてはSMがほとんどです。内容紹介にはそう書いていないので、「『姫百合たちの放課後』みたいな感じかな?」と思って読むと、意外にハードなSMで驚くかもしれません。苦手は人は注意です。
他のレビューでも述べられているように、この作品は、キャラクターの個性やプレイの多様さが魅力的だと思いました。
とくに、主人公をはじめとするキャラクターが官能小説の書き手であるという点が面白いです。
この「官能小説の書き手である」、つまり、「エッチなものの作り手である」ということは、この作品の他の面白い点に繋がっています。
その点というのは、「意外にハードなSM」がギャグとして成立しているということです。
SMって、隙の無い責めと、それに翻弄される受け手、という構図にふつうはなると思います。
(たとえば、千草忠夫先生の小説にでてくるS側の人物。すごく間抜けな要求をしているときでもなんかキマッてる。)
だいたいのSM作品の登場人物は、作られたエロシチュエーションを体現するものですから、隙がないのは当然かもしれません。
ところが、この作品のS側は、官能小説の書き手であり、エロを作る人間です。
みんな、ああすればエロイかしら、こうすればエロイかしら、と試行錯誤を重ねます。
ほかの作品では作者が担当するような、舞台裏を見せてきます。
この舞台裏が笑えておかしい。でも作られたものには、「よくやった! エロいぞ!」という感じ。
魅力的なキャラクター設定は、このSM、コメディ、エロという要素の両立にも寄与しているように思いました。
すごい。面白かったです。
プレイとしてはSMがほとんどです。内容紹介にはそう書いていないので、「『姫百合たちの放課後』みたいな感じかな?」と思って読むと、意外にハードなSMで驚くかもしれません。苦手は人は注意です。
他のレビューでも述べられているように、この作品は、キャラクターの個性やプレイの多様さが魅力的だと思いました。
とくに、主人公をはじめとするキャラクターが官能小説の書き手であるという点が面白いです。
この「官能小説の書き手である」、つまり、「エッチなものの作り手である」ということは、この作品の他の面白い点に繋がっています。
その点というのは、「意外にハードなSM」がギャグとして成立しているということです。
SMって、隙の無い責めと、それに翻弄される受け手、という構図にふつうはなると思います。
(たとえば、千草忠夫先生の小説にでてくるS側の人物。すごく間抜けな要求をしているときでもなんかキマッてる。)
だいたいのSM作品の登場人物は、作られたエロシチュエーションを体現するものですから、隙がないのは当然かもしれません。
ところが、この作品のS側は、官能小説の書き手であり、エロを作る人間です。
みんな、ああすればエロイかしら、こうすればエロイかしら、と試行錯誤を重ねます。
ほかの作品では作者が担当するような、舞台裏を見せてきます。
この舞台裏が笑えておかしい。でも作られたものには、「よくやった! エロいぞ!」という感じ。
魅力的なキャラクター設定は、このSM、コメディ、エロという要素の両立にも寄与しているように思いました。
すごい。面白かったです。