【感想】
主人公の安田一平は義理の母の様な女性を探しだして結婚をするのだと言って旅にでた。
第2巻には物語が三作あり、その全てが面白い。
特に私の気持ちを引き付けたものは、二作目にある「棚からボタモチ！の巻」という物語だった。
北海道へとやって来た一平は、若い女性の二人組と出合った。
女性たちは処女である事が煩わしいから、この旅に於いて捨てに来たと言う。
俺の空のストーリー上、彼と女性たちは営みをする事となるのだが、
ここで最初の相手となる彼女の台詞が上手く描けていて、その心理と理性が現れている。
その彼女が保っている理性はこれから始まる営みには必要なものではなく、
逆にそれが営む事をつまらなくさせてしまうホルモンを生んでしまう。
その辺りの彼女の台詞を下記に記しておこう。
「女は最初からオルガスムスは感じないんでしょう。
女のオルガスムスは普通の結婚生活でも2,3週間後からなんでしょ！
男性の性器が勃起するのは現象であって、そっ、そして、女性はやはり・・・・・
男性をむかえやすいように性器からベルトリン氏液が分泌して・・・・・
それが・・・・・じゅんかつ油の役目になって・・・
コイッスの時間は大体の標準では・・・・・若い年齢で8分ぐらいだそうで・・・」
という感じであり、楽しくなさそうな営みの理性的パターンが描かれていた。
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