本書は、普通の人が仕事のスピードを上げるために、今すぐできるテクニックを紹介する。
例えば、以下のような内容。
・仕事は、①速くやる。②ムダを省く。③確実にやる。大切なことは、「仕事は一発で仕留める」という意識を持つこと。
・一番最初は遅くても、基本を確実に押さえる。また、「完璧」ではなく、「最適解」を求める。
・段取りの6ステップ: ①仕事のゴールを決める。②仕事のゴールまでをいくつかの作業に分解する。③作業ごとの時間を見積もる。④一番時間のかかる作業を見極める。⑤作業の依存関係を見極める。⑥作業の段取りを決める。
・仕事は、2回目までは力技、3回目から効率化を考える。仕事のゴールを何点にするかを考える。必要最小限の点数からプラス1,2点を目指す。
・メールは絶対に1回だけしか読まない。送るときはスクロールしない分量に収める。
・パソコン操作でショートカットは絶対に覚えるべき。
・チーム作業では、即断即決。すべてのメールにはすぐ返信。ミーティングで発生したことはミーティング中に片付ける。
・「とりあえず」、「いったん」は使わない。「できない」ではなく「こうであればできる」。
・インプットは、正しい情報を入れることがまず重要。憶測、意見、事実の違いを認識する。
・視点、視野、視座を変える。視点=何のどこをみるか。視野=見ている範囲。視座=どの立場・どの場所からみるか。
筆者は大手ITベンダーで大規模PJのチームリーダーをしており、その経験も踏まえた仕事の効率化方法が書かれている。
ある程度どこかで見たものも多いので、書いているものから自分に合ったものを数個ピックアップできれば良いかと思う。