単行本も5巻となり、すっかり読者を感化、いや、魅了してきた静岡あるある。
いくらなんでも、そろそろ、という思いは打ち砕かれます。
新しい情報が出てきても、まぁ、これも、富士山かお茶か家康に帰着するよね、と
読者が油断したところの『やきそばエクスプレス』ですわ。
もはや、実際に調べてみないと、ネタなのか現実なのか分かりません。
グンマのご当地マンガは、11巻が最終巻らしいですが、静岡ネタがが尽きるのは
こち亀かゴルゴ13を超える頃と思われます。
家族も含め、新しい人も多く登場します。
採用基準が容貌じゃないかと思われる東部営業所に新人が入りましたが、何故か、
『誰』ではなく『どこ』が気になっている自分に気付きました。
新人、天道ちゃんは熱海の子。
そして、西部営業所は穂垂主任。こっちはこっちで面白そうです。
単行本の付録でしょうが、多くの人の本名が公開されました。
主な登場人物のみですが、フルネームが掲載されています。
個性的な名字が多いので、名前の方は意外と普通に感じます。
また、昆虫の名前から拝借した命名が多い一方で、リズムで決まった名前もありそうで、
このページを眺めているだけでも面白いです。
ただ、山梨の…、扱いが(以下略)
りん子さんの引率教師っぷりは相変わらずですが、その引き出しの多さにも驚きです。
もはや、検索するより速い、は間違いないところ。
打倒!Go○gleでも目指しているのか、と。
一方、雲春の姿を無意識に探すりん子の姿も見えたりして、東部の女子じゃないですが
何か感じる部分もあります。
また、りん子さん、あんな感じでも、感情の起伏は結構、表に出すタイプです。
中部の『しょんない』気質に乗り切れない以上に、大ゴケする芸風(?)は、もはや、
関西のノリでしょう。
働き方改革が叫ばれる中、ハッチのブラック企業ネタはお笑いですが、りん子さんの
姿勢や考え方は、かえってマジメに取り上げるべき面もあります。
仕事とは何か、を問いかける社会的意義のあるマンガ、見渡してみれば、地方生活の
あるあるネタや、世代間のギャップなど、事細かにネタに盛り込んでいます。
さらに、現代社会だけでなく、歴史や文化、地殻変動にも踏み込んだ話題の数々。
そういった話題を通した上に、緻密な人間観察を重ねている『しぞーか』話なので、
愛知県民の私が十分に楽しめるのも納得できます。
他県も楽しめる、静岡愛に溢れた一冊。宿敵は山梨か、ってところ。
静岡県知事はJRにケンカを売ってないで、静岡のために、この本を売るべきです。
今更ながら『巨峰』の話は、ええ、あああ、そうかぁ、と驚きつつ納得しましたが、
本当に富士山とお茶と家康は油断が出来ません。
ただ、最近、身延町あたりの女子高生にも興味があるため、一概に静岡贔屓なれない
一身上の都合があります(※まったく、個人的な嗜好です)
「顔に似合わず心配性」「飴じゃなくて現金で良かった」など相変わらず辛辣な発言は
日常的に飛び交いますが、それらを含めた日常が、この『ローカル女子』の面白さ。
意外と「ご当地巡礼してみよう!」と思わないのは、過激派の仕業でしょうが。
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ローカル女子の遠吠え【電子限定版】 5巻 (まんがタイムコミックス) Kindle版
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言語日本語
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出版社芳文社
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発売日2019/9/5
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ファイルサイズ62578 KB
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ベスト500レビュアーVINEメンバー
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14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年9月6日に日本でレビュー済み
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りん子、雲春が勤める中部、富士山過激派水馬さんの東部、浜松まつり男バタやんの西部と静岡の中での地域差が際立つ5巻。独立国伊豆、観光地熱海、敵(山梨)と様々な視点から静岡を見れて楽しいです。
すっかり静岡に染まった雲春に対してまだまだ殻から抜け出さない印象のりん子さん。それでも少しづつ、蟻んこのペースで変わっているのかなと感じました。強烈なキャラの面々に揉まれて働き蟻が労働以外の生きがいを見いだせるのか、目が離せません。これからも静岡の「横」の長さを感じられればいいなと思います。
PS ハッチがいつか再び目に輝きを灯せる日が来ることを心から祈ってます。
すっかり静岡に染まった雲春に対してまだまだ殻から抜け出さない印象のりん子さん。それでも少しづつ、蟻んこのペースで変わっているのかなと感じました。強烈なキャラの面々に揉まれて働き蟻が労働以外の生きがいを見いだせるのか、目が離せません。これからも静岡の「横」の長さを感じられればいいなと思います。
PS ハッチがいつか再び目に輝きを灯せる日が来ることを心から祈ってます。
2019年9月10日に日本でレビュー済み
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富士山ネタと家康ネタが「これでもか!」って感じで何度も出てくるのだけど,ワンパターン化せずに「こう来るか~」と,いつも捻ってあって毎回唸らされる.また,全国区でメジャーな話を敢えてか避け,ここまで尽きないネタで引っ張れるのも(そして今後も引っ張るのは)凄いです.脱帽.あと,本巻には登場人物の出身地を示した静岡勢力図が描かれているのだけど,西部が薄い!.白い!唯一小畑君だけ.浜松頑張れ!!
浜松城もそうだけど,三方原の合戦の古戦場をはじめとして家康のエピソードのある土地が山盛りなので(佐鳴湖の近くに小さな池が昔あってね…とかも),是非,静岡市勢と家康をネタに熱い(暑い?)バトルを繰り広げて欲しい.
浜松城もそうだけど,三方原の合戦の古戦場をはじめとして家康のエピソードのある土地が山盛りなので(佐鳴湖の近くに小さな池が昔あってね…とかも),是非,静岡市勢と家康をネタに熱い(暑い?)バトルを繰り広げて欲しい.
ベスト500レビュアー
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ご当地ネタマンガの嚆矢『お前はまだグンマを知らない』が11巻で完結しました。
こちらは4コマというネタ需要高い構成にもかかわらず、5巻でもご当地ネタがまだまだ湧いてくるのに驚きます。
さらに、マンネリ化しそうなタイミングで新キャラ投入という隙のなさ。
静岡と聞いて虫唾が走る方以外には、おすすめします。
……なお、当方「さわやか」大好きの海なし県民ですが山梨県民ほど静岡県への嫉妬とかありません、たぶん。
こちらは4コマというネタ需要高い構成にもかかわらず、5巻でもご当地ネタがまだまだ湧いてくるのに驚きます。
さらに、マンネリ化しそうなタイミングで新キャラ投入という隙のなさ。
静岡と聞いて虫唾が走る方以外には、おすすめします。
……なお、当方「さわやか」大好きの海なし県民ですが山梨県民ほど静岡県への嫉妬とかありません、たぶん。
2019年11月22日に日本でレビュー済み
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廃藩置県で静岡県は何故あのような形(伊豆+駿河+遠江)になったのか不思議だったのですが、姻族や友人・知人に静岡県関係者が増えても、あの県としてのバラバラ感が不思議でした。
…が、真面目に考察すると、中心(求心)地が幾つかあるのですね、シゾーカ県は。
「ヤマハ」「カワイ」「スズキ」「浜松ホトニクス」他精密機械工業と天竜川とうなぎの浜松、タミヤ他プラモデルメーカー発祥の「世界模型首都」(かつ、旧清水市と合併したので「ちびまるこちゃん」の舞台がその一部でもある)静岡市、北条氏の領地で相模の延長のようで、箱根と似ている(?)伊豆(熱海か三島?)など。
静岡県県内各地を旅行した余所者の感想ですが、それぞれ「雰囲気」があって良いところだと、本書で再認識しました。
この5巻は装丁に工夫を凝らしており、紙版を帯付きで購入するのがオススメですw。
…が、真面目に考察すると、中心(求心)地が幾つかあるのですね、シゾーカ県は。
「ヤマハ」「カワイ」「スズキ」「浜松ホトニクス」他精密機械工業と天竜川とうなぎの浜松、タミヤ他プラモデルメーカー発祥の「世界模型首都」(かつ、旧清水市と合併したので「ちびまるこちゃん」の舞台がその一部でもある)静岡市、北条氏の領地で相模の延長のようで、箱根と似ている(?)伊豆(熱海か三島?)など。
静岡県県内各地を旅行した余所者の感想ですが、それぞれ「雰囲気」があって良いところだと、本書で再認識しました。
この5巻は装丁に工夫を凝らしており、紙版を帯付きで購入するのがオススメですw。
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