武田贔屓の読者です。
この作品を手に取った切っ掛けも、この作品が武田を舞台に描かれているからでした。
しかし、主人公のレイリにどんな活躍を望んだとしても、武田が滅びる史実は動かせないのですから、
どう展開して、どう終わるのか、その点は非常に楽しみながらこの最終巻を拝読することが出来ました。
結局、武田は信長に滅ぼされてしまうものの、
信勝が生前に蒔いた種が実って、一矢報いる展開を見せてくれたことは、留飲が下がる思いでした。
その一方で、近年、武田勝頼の評価が変わって来ており、実は名将だった。と言われていますが
本作では、ほぼ愚将として描かれて来ました。
それが少し不満ではありましたが、巻末の原作者による「あとがき」を読めば、
決して原作者は、近年の新しい動きを知らないわけではなく、
自分なりに調べた上で、その回答としてこうした勝頼像を描いていたことが判ります。
終盤では、本作の中心人物の一人である武田の忠臣・土屋昌恒の子の行く末も描き
レイリが富士山をバックに旅立つところで終わっていますが
意外にも、非常に清涼感のある清々しい幕引きでした。
この最終巻も星5つですが、
全6巻を通しても、総合的に星5つを計上したくなる傑作であると思います。
少し時間を置いたら、
また1巻から、今度は一気に最終巻まで通して読みたいと思います。
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レイリ 6 (少年チャンピオン・コミックス エクストラ) Kindle版
室井大資
(著)
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言語日本語
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出版社秋田書店
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発売日2019/5/8
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ファイルサイズ54646 KB
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商品の説明
出版社からのコメント
武田と織田の死闘の歴史に新たな光をあてる傑作時代劇! 「ヒストリエ」「寄生獣」の巨匠・岩明均が長き歳月をかけた渾身の原作に、「バイオレンスアクション」「秋津」で熱狂的な支持を集める鬼才・室井大資が挑んで謳い上げる人間賛歌、完結巻!
--このテキストは、comic版に関連付けられています。
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト500レビュアー
Amazonで購入
52人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本編読むまで冗談抜きに表紙の人物が誰なのかわからなかったというのはさて置き。
最終巻は連載が打ち切りをくらったのか何なのか知らないけどやや駆け足気味に思える。ただ、それが却って一冊の密度を濃くしており、ここまでに比べればその分面白く読むことが出来た。とはいえ、最後まで読み終えても凡作の域は出ないようにしか思えない。原作者の名前で期待しすぎたせいだろうか。
作画担当者はいち読者の主観として言わせてもらえば時代劇を描くのには力量不足だったと思う。画力も構成力も並かそれ以下に見える。しかしふと考えると、原作者の岩明均氏もやっぱり全然絵が上手くない。異論はあるだろうが岩明氏の画力は漫画界全体でもかなり低い場所に位置していると思う。画面構成のセンスも全然無い。…のだが、彼の漫画はどれも滅茶苦茶面白いのだ。これがシナリオの出来のみからくるものだとはとても思えない。作画にしたって、ヒストリエも寄生獣も、あの岩明絵があって初めて成立するもののような気がする。本人が執筆することによって、言葉にし難い、”漫画力”とでもいうものが宿るというか。要は、この漫画も、岩明氏本人が描いていたら同様に傑作になっていたのではないか、と思わなくもない。作画担当者からすれば言いがかりにしか聞こえないだろうけど。
巻末に岩明氏の後書きがあり、ヒストリエは全力で描いて今のペース、そのなかで本作の原作執筆に10年以上掛かったと書いているから本人が執筆するのは物理的に不可能だったのは承知の上で、原作者による”漫画力”を宿した本作を読んでみたかったなあというのが最後まで読み終えた正直な感想。やっぱりただの言いがかりかな笑。
最終巻は連載が打ち切りをくらったのか何なのか知らないけどやや駆け足気味に思える。ただ、それが却って一冊の密度を濃くしており、ここまでに比べればその分面白く読むことが出来た。とはいえ、最後まで読み終えても凡作の域は出ないようにしか思えない。原作者の名前で期待しすぎたせいだろうか。
作画担当者はいち読者の主観として言わせてもらえば時代劇を描くのには力量不足だったと思う。画力も構成力も並かそれ以下に見える。しかしふと考えると、原作者の岩明均氏もやっぱり全然絵が上手くない。異論はあるだろうが岩明氏の画力は漫画界全体でもかなり低い場所に位置していると思う。画面構成のセンスも全然無い。…のだが、彼の漫画はどれも滅茶苦茶面白いのだ。これがシナリオの出来のみからくるものだとはとても思えない。作画にしたって、ヒストリエも寄生獣も、あの岩明絵があって初めて成立するもののような気がする。本人が執筆することによって、言葉にし難い、”漫画力”とでもいうものが宿るというか。要は、この漫画も、岩明氏本人が描いていたら同様に傑作になっていたのではないか、と思わなくもない。作画担当者からすれば言いがかりにしか聞こえないだろうけど。
巻末に岩明氏の後書きがあり、ヒストリエは全力で描いて今のペース、そのなかで本作の原作執筆に10年以上掛かったと書いているから本人が執筆するのは物理的に不可能だったのは承知の上で、原作者による”漫画力”を宿した本作を読んでみたかったなあというのが最後まで読み終えた正直な感想。やっぱりただの言いがかりかな笑。
2019年5月8日に日本でレビュー済み
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よくぞ完成してくれたと原作者 漫画家 編集者に感謝したい
それだけではないのか 歴史の考証にもたくさんの人の協力があり
シナリオ完成に12年 もうひとり作画担当候補もいたとか
黒幕の正体 信勝の知略の天才性 レイリの生き様からの筋の通し方
物語の最後の余韻 完璧ですわ。
武田家の終わり方は真田丸見てたくらいの知識しかなかったんですが
どう考えても信長に滅ぼされるしかなかった状態でこんな一発逆転の案で切り抜けようと
してたとは
十分評価されてる作品ですけど もっと世間で騒がれても良いくらいだと思います
それだけではないのか 歴史の考証にもたくさんの人の協力があり
シナリオ完成に12年 もうひとり作画担当候補もいたとか
黒幕の正体 信勝の知略の天才性 レイリの生き様からの筋の通し方
物語の最後の余韻 完璧ですわ。
武田家の終わり方は真田丸見てたくらいの知識しかなかったんですが
どう考えても信長に滅ぼされるしかなかった状態でこんな一発逆転の案で切り抜けようと
してたとは
十分評価されてる作品ですけど もっと世間で騒がれても良いくらいだと思います
ベスト1000レビュアー
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原作は寄生獣の岩明先生なのに、自ら作画をなさらず室井先生がお描きになっているこの物語。最初はその点がむしろ気になって惹かれて読みはじめましたが、そのような形になった経緯はともかく、この作品の作画は室井先生の絵で正解だったと思います。
なにより主人公のレイリの目が、漫画とは思えぬほど生き生きとしていて、素晴らしい台詞回しと相まって、目を離したくなくなるほどの魅力を放っています。
ストーリーも、それほど長い話ではありませんがよく練られ、史実とフィクションをうまく織り交ぜてあり、本当にこのようなことが歴史の一幕にあったのではないかという気にさえさせてくれます。
終盤は悲しい場面が多いですが、なにより主人公のレイリが悲しみに暮れてはいないので読者としても救われます。
完結してしまうのがこんなに惜しい、もっと読んでいたかったと思える作品は、最近では珍しかったです。
なにより主人公のレイリの目が、漫画とは思えぬほど生き生きとしていて、素晴らしい台詞回しと相まって、目を離したくなくなるほどの魅力を放っています。
ストーリーも、それほど長い話ではありませんがよく練られ、史実とフィクションをうまく織り交ぜてあり、本当にこのようなことが歴史の一幕にあったのではないかという気にさえさせてくれます。
終盤は悲しい場面が多いですが、なにより主人公のレイリが悲しみに暮れてはいないので読者としても救われます。
完結してしまうのがこんなに惜しい、もっと読んでいたかったと思える作品は、最近では珍しかったです。
2019年5月28日に日本でレビュー済み
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岩明均の漫画は、「寄生獣」であれ「七夕の国」であれ、「雪の峠」も「剣の舞」も「ヘウレーカ」も、
失われた日常を取り戻すまでの物語です。
終幕の向こうには歓喜も熱狂も高揚もない平凡な日常があるだけで、
それこそが血まみれの戦いを経た主人公が真に勝ち得たものとなります。
物語冒頭のレイリは、「寄生獣」の泉新一が最高に壊れていた頃よりもさらに壊れていましたが、
多くの出会いを経て、姉あるいは母のごとき穏やかさをもって少年を導き、
「普通」ではあるものの「普通でない」をはるかに凌ぐ強さを示します。
第一巻表紙のレイリは「父と母を殺された娘」あるいは「弟を殺された姉」でしかありませんでしたが、
最終第六巻の表紙に描かれたレイリは悲劇を乗り越えた生存者であり、勝利者であるように感じられます。
この漫画は間違いなく原作者である岩明均の漫画ですが、作画を担当した室井大資の手腕にもうならされました。
率直に言って、岩明均は絵の巧みさで魅せる漫画家ではありません。
しかしながら細かな表情の変化と、静から動に転じる一瞬の演出は随一です。
室井大資は岩明均よりも巧みな絵で、岩明均の魅力を損なうことなく、ちゃんと物語を完結させてくれました。
岩明均は好きでも、作画が違うからという理由で本作を敬遠していた方には、
是非のご一読をお勧めします。
失われた日常を取り戻すまでの物語です。
終幕の向こうには歓喜も熱狂も高揚もない平凡な日常があるだけで、
それこそが血まみれの戦いを経た主人公が真に勝ち得たものとなります。
物語冒頭のレイリは、「寄生獣」の泉新一が最高に壊れていた頃よりもさらに壊れていましたが、
多くの出会いを経て、姉あるいは母のごとき穏やかさをもって少年を導き、
「普通」ではあるものの「普通でない」をはるかに凌ぐ強さを示します。
第一巻表紙のレイリは「父と母を殺された娘」あるいは「弟を殺された姉」でしかありませんでしたが、
最終第六巻の表紙に描かれたレイリは悲劇を乗り越えた生存者であり、勝利者であるように感じられます。
この漫画は間違いなく原作者である岩明均の漫画ですが、作画を担当した室井大資の手腕にもうならされました。
率直に言って、岩明均は絵の巧みさで魅せる漫画家ではありません。
しかしながら細かな表情の変化と、静から動に転じる一瞬の演出は随一です。
室井大資は岩明均よりも巧みな絵で、岩明均の魅力を損なうことなく、ちゃんと物語を完結させてくれました。
岩明均は好きでも、作画が違うからという理由で本作を敬遠していた方には、
是非のご一読をお勧めします。
2019年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原作者の意向だけ先行して、作者の描きたい世界観が見えないままエンディングをむかえた漫画。
やはり漫画家の情熱のなさが読み手に伝わってしまうものなのか人気もでなかったらしく、
残念ながら無理矢理終わらせる感じ(これホントよ!)で終わってしまった。
とくに、これまでの巻では散々悪役としてた信長との顛末の端折りっぷりは目を疑ったほど。
岩明均ブランドに惑わされ、これまでの巻を全部買ってしまったことを後悔させられる残念なマンガでした。
やはり漫画家の情熱のなさが読み手に伝わってしまうものなのか人気もでなかったらしく、
残念ながら無理矢理終わらせる感じ(これホントよ!)で終わってしまった。
とくに、これまでの巻では散々悪役としてた信長との顛末の端折りっぷりは目を疑ったほど。
岩明均ブランドに惑わされ、これまでの巻を全部買ってしまったことを後悔させられる残念なマンガでした。
2019年5月8日に日本でレビュー済み
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史実を元にした話のため、終わりが見えてるなかで綺麗にまとめた作品だと思います。
読み終えたあとにモヤモヤすることもなく、気持ちいい終わり方をしたと感じました。
読み終えたあとにモヤモヤすることもなく、気持ちいい終わり方をしたと感じました。
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