第二部に入ってから、怒涛の展開になるのか!と思いきや前巻なんかは第二部に入ったころの緊迫感はどこ行ったと思ってましたが。
ついに今回、本筋に入った感じ。
宣伝文にあるからネタバレじゃないので書くと、要は「京丸屋敷」で司ちゃんと輝夜が出会ってしまうわけですよ
この二人の因縁は相当前にチラ見せがあったきり、いつ回収するのと思ってましたが。
特に「輝夜」という名前からして、一体輝夜の正体は何なのか?そして司ちゃんとはどういう関係なのか?
司ちゃんが「殺してくれ」と願い、輝夜が「息の根を止めてやれ」という声が聞こえるという時点で何となく想像は付くけど、確かなところはまだ分からなかったのがついに明らかになりそうですが・・・!
全部で199ページ中、本筋の話は152ページで終わり。え?あとは何があるのかって?
それはアレですよアレ、前にもちょこっとあったでしょ
正直、この身内ネタみたいなのより今は本筋を早く読みたいんですが。
アニメ2期ってどこまでやるんですかね~ 第一部完まで?
でもあそこでやめたら本当寸止めもいいとこだけどな・・・
まあ本筋にちゃんと入ったということが分かったので星5つ。
あと、珍しくサービスシーンもあります。
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京丸屋敷編、開幕!
かつて司が暮らした山奥の隠れ里。
人を寄せ付けぬ辺境の地に建つその屋敷の名は……「京丸屋敷」。
時子の遺品整理のため、そのお屋敷に向かった由崎夫婦たち。
一方で、輝夜たち御伽女子高の生徒たちも新たな撮影場所を求めて、隠れ里を目指し始める…!
司と輝夜が対峙したとき、胸裏に蘇る懐かしい響き。2人の間にはいったい何が…!?
過去と現在が交差する、時を超えた愛と命の物語、第19巻!
京丸屋敷編、開幕!
かつて司が暮らした山奥の隠れ里。
人を寄せ付けぬ辺境の地に建つその屋敷の名は……「京丸屋敷」。
時子の遺品整理のため、そのお屋敷に向かった由崎夫婦たち。
一方で、輝夜たち御伽女子高の生徒たちも新たな撮影場所を求めて、隠れ里を目指し始める…!
司と輝夜が対峙したとき、胸裏に蘇る懐かしい響き。2人の間にはいったい何が…!?
過去と現在が交差する、時を超えた愛と命の物語、第19巻!
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2022/2/18
- ファイルサイズ89627 KB
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カスタマーレビュー
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ベスト500レビュアーVINEメンバー
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とうとう由崎夫婦は鍵ノ寺家の面々と時子さんの遺品整理のために京丸屋敷へ向かいます。偶然にも、ナサの教えている御伽女子高生たちも夏休みの秘境探検に京丸隠れ里を探しに出ます。女子高生などと軽んじてはいけない。あの月光輝夜が率いていますから。
司が京丸に隠れたのは大化の改新645年だそうです。1400年間近く、司は何のためのここを使い、人目から隠してきたのか。今の屋敷が造られたのは100年前とかでしょうが、絶対見つからないように、いろいろ工夫が凝らされている様子が分かります。本当に凄い隠れ里です。
バリアーを越えて京丸屋敷に集まったのは司、ナサ、千歳、輝夜、犬飼、紅。はっきりないものの司と輝夜には因縁があるらしい。そこは次巻のお楽しみ。
表紙絵は京丸屋敷の縁側腰かける司さんですが、よく見るとずいぶん寒そうです。
レビュアーは紅ちゃん推しなので、彼女が可愛らしい今巻は特に満足です。
あと、第172話の猫、トーストが抜群に可愛らしい。漫画っぽくない写生的なお顔と表情が最高です。
司が京丸に隠れたのは大化の改新645年だそうです。1400年間近く、司は何のためのここを使い、人目から隠してきたのか。今の屋敷が造られたのは100年前とかでしょうが、絶対見つからないように、いろいろ工夫が凝らされている様子が分かります。本当に凄い隠れ里です。
バリアーを越えて京丸屋敷に集まったのは司、ナサ、千歳、輝夜、犬飼、紅。はっきりないものの司と輝夜には因縁があるらしい。そこは次巻のお楽しみ。
表紙絵は京丸屋敷の縁側腰かける司さんですが、よく見るとずいぶん寒そうです。
レビュアーは紅ちゃん推しなので、彼女が可愛らしい今巻は特に満足です。
あと、第172話の猫、トーストが抜群に可愛らしい。漫画っぽくない写生的なお顔と表情が最高です。
2022年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネタばれもふくむ。
ストーリーのほうは静かにすすんでいくかんじ。この19巻を単体で読んでとっても面白くなにも不満はない、非常に満足である、とおもうひとはあまりいないきがする。わりとシリアスめなのでイチャラブはあまりなく、かといってストーリーがそんな進むわけでもないので。なのでフォロー的に感想をかいておこう。
屋敷をめざす夫婦組といろいろあって同じ場所に行き着く女子生徒組というふたつのストーリーラインが並行してえがかれる。そのふたつが繋がったところに恒例のイチャラブが用意されている、というシナリオはこびの気が利いている…というのはさておき此処で司と会った輝夜がある感情をいだく。つまり生徒組が本物の屋敷のありかを辿っていく過程はその感情をいだくまでのプロセスのようなものであるとかんがえられる。
「子どもの頃に観てたアニメやドラマのなかにあるとおもってたシーンが無く、脳内でつくっていたと大人になってから観直して知る」というような体験をあじわったひともいるだろうが「実際にあったけどパッケージ化の際になくなったシーン」というのもあり、本放送を観たひとにとってそのシーンを観て輝夜のような感情をいだくにはパッケージ版を観ることは無意味に等しいわけである…一方でパッケージ版でしか観たことないひとにとって本放送版は「無い」のと一緒なので「キャベツってなんですか?」「古畑任三郎の2期ラス前回冒頭にトリック仕込んでるシーンなんてあります?」ということになるが、そういうはなしとこの巻のストーリーを重ねられるきがする。
このようにこの漫画はストーリーのなかで現在と過去がえがかれている漫画なのである。そんで作者にとっての過去とはハヤテであり、久米田アシ時代なのである。しかしこの巻のなかでハヤテのキャラにセルフツッコミさせるかたちで作者が言うようにハヤテはおろか、久米田さえ知らない読者もいるに決まっている。なにしろ久米田最後のヒット作絶望先生がアニメになったの何年前よ、なんとか伯爵とか売れたという話も聞かない割にアニメになったけど特に話題になったふうでもないかくしごとだの若い子が読むか?…というのはこの作者にも言え、ハヤテなぞ知らん、な読者もいるにちがいない…というかわたしも連載が長すぎて途中でナゲてしまったので結末を知らない。よって、このような楽屋落ちのメタ突っ込み話を描き、かってに改蔵ではああだったこうだったと思い出語りをしても「ぼくは改蔵もハヤテも読んでないからわからないんですよね、そもそもこのトニカクカワイイが好きなだけで、作者個人には興味もないですから」な読者にとってこのような話をされても輝夜のような感情をいだくのは無理なのである。
…輝夜とおなじ感情をいだくには記憶をたどり正しい過去に触れる必要があるが、その記憶がないひと(そもそも過去に体験してないひと)にとっては同じものに触れたところでそんな感情は微塵もわかず、しかし、上のようにありもしない脳内改ざんシーンをあたまに作り上げる人も居り、その人の脳内記憶に沿った新作アニメを作ってあげれば、新作アニメなのにその感情を抱いてしまうかもしれない。人類として同じ歴史を歩んできたはずが、現在と過去はひとによってまるでことなる絵をえがいており、それに触れるひとがいだく感情もまたことなる、ということである。
「恋愛経験のない男性に美人の恋人ないし奥さんができたけどもモテずに生きてきたのでその女性の過去の男性遍歴が気になって劣等感をいだく」な話はよくあるが本作はそれを個人の苦悩という些事でおわらせずにはるかにスケールアップし、人類の歴史や作者の漫画家人生というメタ的な部分にまで拡張してえがいている漫画なのである、と考えると納得はいく。
この19巻の最初の話の見開き扉絵をみてほしい。洗練された美少女作画を見慣れた現代の漫画読者諸兄がこの絵をみて「兎に角可愛い!」と思うだろうか。若い子はハヤテを誰も知らない、と自分でつっこますようにすでに中堅をすぎた作者はマンガ業界的には若い漫画読みからすると「過去の人」になりつつあった。絵柄的には一時代前のものである。同じ雑誌の椎名高志がチルドレン連載中にどんどん絵柄を更新したり、久米田が原型を留めないくらいに作画を変化させていったりをこの作者はたぶん出来なかったのである。なぜならあまり絵が上手くないからである。
イチャラブ漫画というと桜井のりおの僕ヤバが人気あるがそれ以前にギャグを長々描いていた桜井のりおがどんどん絵柄を進化させて可愛くなっていくのだが、ギャグ漫画時代のみつどもえ初期巻のおまけまんが内で担当編集者から「絵、下手ですねー」と笑われていたのが嘘のようでありもはや遠い過去であるが、そんな与太話も本作のストーリーと重ねてかたれるだろう。中学生イチャラブをヒットさせる以前はそういう作風であり同時進行でロロッロという本来の作風に近い変態ギャグ漫画を描いていたので、それが終わった今となってはたまにそれが僕ヤバのほうにあらわれることもあるし、アンソロに参加するとだいぶ羽目をはずすのである。歴史は縦にも横にもつながっているのであり、縦の系譜で変態が描けないと、横で描くのである。
画力のポテンシャルにおける己の限界を理解した作者は本作でも触れてあるように連載1話目が雑誌掲載されたときに久米田による「毒のあるイジリ漫画」を一緒に載せるという暴挙(新連載のラブコメに「売れなかったら前作のキャラ出すんでしょ?」とか言わせてるのである。自虐キャラが板についたものの本人は絶対に気遣いするタイプな久米田との合意がなければ絶対にありえないだろう)にまで及んでいるが「過去の人」が現代の漫画読みからウケるには人類の歴史やメタ世界まで物語を拡張させて作品構造を広げないと成功しないとふんだに違いなく、この盛大に広げた風呂敷を畳んだ結果、壮大なるスケールがふたたびパーソなるに収束したときの極めて濃度の高い「可愛さ」をみて読者は「兎に角可愛い!」とおもうのではないだろうか。さいわい作者は上でも説明したようにストーリー、構成力はきわめてすぐれているので構造的奥行きをつくりだすことには長けていたのであろう…。
前の巻でもこんな感想かいた気もするが読み進めるほどにそんな気分がましていくので定期的に書いているだけである。なんか中身がないとか引き延ばしとか言われてるとモヤッとするんだ…。
要は進撃の巨人にてエレンが物語の果てに…ネタばれになるのでやめるが…のと同じような状況にさしあたって相手に「可愛い!好き!」と告げるようなイチャラブ漫画だ、というはなしである。「兎に角」という雑なひとことに纏められたものを纏めずにきちんと詳しく語るとこうなる、というシナリオ的アプローチであろう。結論はもちろん「可愛い」だけである。アニメ化によって世界中で広くヒットしたそうだが洗練された美少女作画よりも物語の構造から生まれた深みからくる可愛さのがグローバルに訴求するということかもしれぬ。そんで世界中のひとたちが本作をみつつ「兎に角可愛い!」と言ってるのを想像すると過去と現在は繋がり、ひいては未来にも繋がっていくのである。これも進撃や、鬼滅などともかさなるテーマである。作者はそれをイチャラブラブコメでやっているのである。
ストーリーのほうは静かにすすんでいくかんじ。この19巻を単体で読んでとっても面白くなにも不満はない、非常に満足である、とおもうひとはあまりいないきがする。わりとシリアスめなのでイチャラブはあまりなく、かといってストーリーがそんな進むわけでもないので。なのでフォロー的に感想をかいておこう。
屋敷をめざす夫婦組といろいろあって同じ場所に行き着く女子生徒組というふたつのストーリーラインが並行してえがかれる。そのふたつが繋がったところに恒例のイチャラブが用意されている、というシナリオはこびの気が利いている…というのはさておき此処で司と会った輝夜がある感情をいだく。つまり生徒組が本物の屋敷のありかを辿っていく過程はその感情をいだくまでのプロセスのようなものであるとかんがえられる。
「子どもの頃に観てたアニメやドラマのなかにあるとおもってたシーンが無く、脳内でつくっていたと大人になってから観直して知る」というような体験をあじわったひともいるだろうが「実際にあったけどパッケージ化の際になくなったシーン」というのもあり、本放送を観たひとにとってそのシーンを観て輝夜のような感情をいだくにはパッケージ版を観ることは無意味に等しいわけである…一方でパッケージ版でしか観たことないひとにとって本放送版は「無い」のと一緒なので「キャベツってなんですか?」「古畑任三郎の2期ラス前回冒頭にトリック仕込んでるシーンなんてあります?」ということになるが、そういうはなしとこの巻のストーリーを重ねられるきがする。
このようにこの漫画はストーリーのなかで現在と過去がえがかれている漫画なのである。そんで作者にとっての過去とはハヤテであり、久米田アシ時代なのである。しかしこの巻のなかでハヤテのキャラにセルフツッコミさせるかたちで作者が言うようにハヤテはおろか、久米田さえ知らない読者もいるに決まっている。なにしろ久米田最後のヒット作絶望先生がアニメになったの何年前よ、なんとか伯爵とか売れたという話も聞かない割にアニメになったけど特に話題になったふうでもないかくしごとだの若い子が読むか?…というのはこの作者にも言え、ハヤテなぞ知らん、な読者もいるにちがいない…というかわたしも連載が長すぎて途中でナゲてしまったので結末を知らない。よって、このような楽屋落ちのメタ突っ込み話を描き、かってに改蔵ではああだったこうだったと思い出語りをしても「ぼくは改蔵もハヤテも読んでないからわからないんですよね、そもそもこのトニカクカワイイが好きなだけで、作者個人には興味もないですから」な読者にとってこのような話をされても輝夜のような感情をいだくのは無理なのである。
…輝夜とおなじ感情をいだくには記憶をたどり正しい過去に触れる必要があるが、その記憶がないひと(そもそも過去に体験してないひと)にとっては同じものに触れたところでそんな感情は微塵もわかず、しかし、上のようにありもしない脳内改ざんシーンをあたまに作り上げる人も居り、その人の脳内記憶に沿った新作アニメを作ってあげれば、新作アニメなのにその感情を抱いてしまうかもしれない。人類として同じ歴史を歩んできたはずが、現在と過去はひとによってまるでことなる絵をえがいており、それに触れるひとがいだく感情もまたことなる、ということである。
「恋愛経験のない男性に美人の恋人ないし奥さんができたけどもモテずに生きてきたのでその女性の過去の男性遍歴が気になって劣等感をいだく」な話はよくあるが本作はそれを個人の苦悩という些事でおわらせずにはるかにスケールアップし、人類の歴史や作者の漫画家人生というメタ的な部分にまで拡張してえがいている漫画なのである、と考えると納得はいく。
この19巻の最初の話の見開き扉絵をみてほしい。洗練された美少女作画を見慣れた現代の漫画読者諸兄がこの絵をみて「兎に角可愛い!」と思うだろうか。若い子はハヤテを誰も知らない、と自分でつっこますようにすでに中堅をすぎた作者はマンガ業界的には若い漫画読みからすると「過去の人」になりつつあった。絵柄的には一時代前のものである。同じ雑誌の椎名高志がチルドレン連載中にどんどん絵柄を更新したり、久米田が原型を留めないくらいに作画を変化させていったりをこの作者はたぶん出来なかったのである。なぜならあまり絵が上手くないからである。
イチャラブ漫画というと桜井のりおの僕ヤバが人気あるがそれ以前にギャグを長々描いていた桜井のりおがどんどん絵柄を進化させて可愛くなっていくのだが、ギャグ漫画時代のみつどもえ初期巻のおまけまんが内で担当編集者から「絵、下手ですねー」と笑われていたのが嘘のようでありもはや遠い過去であるが、そんな与太話も本作のストーリーと重ねてかたれるだろう。中学生イチャラブをヒットさせる以前はそういう作風であり同時進行でロロッロという本来の作風に近い変態ギャグ漫画を描いていたので、それが終わった今となってはたまにそれが僕ヤバのほうにあらわれることもあるし、アンソロに参加するとだいぶ羽目をはずすのである。歴史は縦にも横にもつながっているのであり、縦の系譜で変態が描けないと、横で描くのである。
画力のポテンシャルにおける己の限界を理解した作者は本作でも触れてあるように連載1話目が雑誌掲載されたときに久米田による「毒のあるイジリ漫画」を一緒に載せるという暴挙(新連載のラブコメに「売れなかったら前作のキャラ出すんでしょ?」とか言わせてるのである。自虐キャラが板についたものの本人は絶対に気遣いするタイプな久米田との合意がなければ絶対にありえないだろう)にまで及んでいるが「過去の人」が現代の漫画読みからウケるには人類の歴史やメタ世界まで物語を拡張させて作品構造を広げないと成功しないとふんだに違いなく、この盛大に広げた風呂敷を畳んだ結果、壮大なるスケールがふたたびパーソなるに収束したときの極めて濃度の高い「可愛さ」をみて読者は「兎に角可愛い!」とおもうのではないだろうか。さいわい作者は上でも説明したようにストーリー、構成力はきわめてすぐれているので構造的奥行きをつくりだすことには長けていたのであろう…。
前の巻でもこんな感想かいた気もするが読み進めるほどにそんな気分がましていくので定期的に書いているだけである。なんか中身がないとか引き延ばしとか言われてるとモヤッとするんだ…。
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2022年2月18日に日本でレビュー済み
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時子の遺品整理のために隠れ里へ辿り着くまでの片道道中が描かれています
第15・16巻が怒涛の神巻で、第17巻が涙腺崩壊の巻
立て続けに感動させてくれる必要はないけど
前巻が箸休めだったから本巻はもう少し話を進めて欲しかった
作画が魅力的なので読んでるけど…
168話の「ハヤテのごとく!2」は楽屋ネタです
輝夜のオマケ漫画がすごく可愛いので☆1つ加点
あらすじ大辞典は2項でも要らないかな 老眼で読めないから
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