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タイヤ (マガジンハウス文庫) 文庫 – 2013/7/25
価格 | 新品 | 中古品 |
Kindle版 (電子書籍)
"もう一度試してください。" | — | — |
- Kindle版 (電子書籍)
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SFナンセンスギャグの名手・吉田戦車による、16編の短編&中編、4コマ漫画「タイヤ」からなる作品集。
小津安二郎的ほのぼのあり、ミクロの決死圏的SFあり、ロシアのアニメから触発されて生まれたというファンタジーあり、
OLマンガあり……シュールな笑いを存分に堪能できる、盛りだくさんの一冊!
小津安二郎的ほのぼのあり、ミクロの決死圏的SFあり、ロシアのアニメから触発されて生まれたというファンタジーあり、
OLマンガあり……シュールな笑いを存分に堪能できる、盛りだくさんの一冊!
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日2013/7/25
- ISBN-104838770790
- ISBN-13978-4838770793
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商品の説明
著者について
吉田戦車(よしだ・せんしゃ)
ビッグコミックスピリッツで連載した『伝染るんです。』で大ブームを起こし、91年、同マンガで文藝春秋漫画賞を受賞。
代表作に『ぷりぷり県』『殴るぞ』『まんが親』『おかゆネコ』などがある。
ビッグコミックスピリッツで連載した『伝染るんです。』で大ブームを起こし、91年、同マンガで文藝春秋漫画賞を受賞。
代表作に『ぷりぷり県』『殴るぞ』『まんが親』『おかゆネコ』などがある。
登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (2013/7/25)
- 発売日 : 2013/7/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 189ページ
- ISBN-10 : 4838770790
- ISBN-13 : 978-4838770793
- Amazon 売れ筋ランキング: - 896,242位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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著者について
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1963年岩手県生まれ。上京し、1年間の浪人生活を経て某私立大学に入学する。’83年のデビュー以来、常に日本のギャグ漫画界のスターとして注目を集めてきた。代表作に『伝染るんです。』(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『吉田観覧車』(ISBN-10:4062765438)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
17 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年12月10日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
吉田戦車さんの作風は一言で言うとハチャメチャ活劇。そこが良いところ。
役に立った
2013年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いいねえ。油断ちゃんも買ってしまった。
ここまで来るともう哲学だよね。
ここまで来るともう哲学だよね。
ベスト1000レビュアー
2013年マガジンハウス社刊の文庫本。90年代前半の全盛期の吉田戦車作品の文庫化である。私は不覚にも本作をリアルタイムで読んだことがなかったので、2、3年前にコンビニで発見したときにあわてて購入した。当時いろいろな雑誌に発表した短編をまとめたものと思われるが、相変わらずの一筋縄ではいかない吉田戦車ワールド。
例えば「カレー」という作品を見る。主人公は小1のケン太。彼の家庭は崩壊寸前である。語り部でもあるケン太は家族の状況をこう説明する。
「パパの会社はこないだ倒産した。10年もかこってきたヨーコさんというめかけがいることがママにばれた」
「お兄ちゃんは受験ノイローゼできがへんになった」
「お姉ちゃんはぼうそうぞくだ。2回子供をおろした。シンナーでのうがとけかかっている」
この家庭を救う起死回生の案がパパにより示される。それはカレーライスを作ってみんなで食べること(笑)。早速材料の買い出しにケン太が派遣されるが、商店街がお休みで隣町まで行かなくてはならなかったり、サーカスの前を通るとピエロに拉致されそうになったり、不良のたまり場を通過して怖い思いをしたりと、スンナリとはいかない。それでもサーカスの動物たちにカレーの材料をもらってメデタシメデタシなのだが、たった一つ買い忘れのものがあって、他の家族はそれに納得しないので、ケン太は再び買い物に走る、という内容。その買い忘れのものが何であるかは読んでのお楽しみ。普通の家庭ではまず、カレーには入れない食品である(笑)。
これだけのお話がたった8ページで語られるが、例によってカフカ、カミュ的な不条理なストーリーの着想に、日本人の家庭料理の原点であり、心のふるさとでもある「カレーライス」を加味して自然に読ませる自在なストーリーの展開、その簡潔さと大胆な省略法、中身の濃さ、そして起承転結の卓越した技術とオチは、まさに天才的としか言いようがないし、この話は何度読んでも飽きない。
その他、5歳児の天才課長やインド人の係長、生き物のシュレッダーなど、奇想天外なキャラが大活躍する職場で悪戦苦闘する新人OLを描いた「オフィス ユー子」、ハリウッド映画「ミクロの決死圏」の強引なパロディの「ミクロ光線」など、何れの作品も、往年の吉田戦車らしい、バカバカしいほどのぶっ飛んだギャグセンスに満ちた傑作ぞろいである。
例えば「カレー」という作品を見る。主人公は小1のケン太。彼の家庭は崩壊寸前である。語り部でもあるケン太は家族の状況をこう説明する。
「パパの会社はこないだ倒産した。10年もかこってきたヨーコさんというめかけがいることがママにばれた」
「お兄ちゃんは受験ノイローゼできがへんになった」
「お姉ちゃんはぼうそうぞくだ。2回子供をおろした。シンナーでのうがとけかかっている」
この家庭を救う起死回生の案がパパにより示される。それはカレーライスを作ってみんなで食べること(笑)。早速材料の買い出しにケン太が派遣されるが、商店街がお休みで隣町まで行かなくてはならなかったり、サーカスの前を通るとピエロに拉致されそうになったり、不良のたまり場を通過して怖い思いをしたりと、スンナリとはいかない。それでもサーカスの動物たちにカレーの材料をもらってメデタシメデタシなのだが、たった一つ買い忘れのものがあって、他の家族はそれに納得しないので、ケン太は再び買い物に走る、という内容。その買い忘れのものが何であるかは読んでのお楽しみ。普通の家庭ではまず、カレーには入れない食品である(笑)。
これだけのお話がたった8ページで語られるが、例によってカフカ、カミュ的な不条理なストーリーの着想に、日本人の家庭料理の原点であり、心のふるさとでもある「カレーライス」を加味して自然に読ませる自在なストーリーの展開、その簡潔さと大胆な省略法、中身の濃さ、そして起承転結の卓越した技術とオチは、まさに天才的としか言いようがないし、この話は何度読んでも飽きない。
その他、5歳児の天才課長やインド人の係長、生き物のシュレッダーなど、奇想天外なキャラが大活躍する職場で悪戦苦闘する新人OLを描いた「オフィス ユー子」、ハリウッド映画「ミクロの決死圏」の強引なパロディの「ミクロ光線」など、何れの作品も、往年の吉田戦車らしい、バカバカしいほどのぶっ飛んだギャグセンスに満ちた傑作ぞろいである。
2016年12月1日に日本でレビュー済み
初単行本『戦え!軍人くん』から『伝染るんです。』で
世間に名前が浸透しつつあった頃(89~91年)の短編集です。
吉田戦車さん初期の発表の場といえばもっぱらエロ漫画誌。
誌面の事情と本人の若さも相まってか、
出てくる少女は一様に処女っぽく、どこか青臭さがありました。
に比べて、この短編集に収録された作品は
そうした若々しさが落ち着いた分
しんみりした雰囲気が強まっている印象です。
デビュー直後より作家性も固まり
ギャグやストーリーテリングの手法に自覚するなかで
実験をいろいろ試みている時期なのかなー、と思ったり。
世間に名前が浸透しつつあった頃(89~91年)の短編集です。
吉田戦車さん初期の発表の場といえばもっぱらエロ漫画誌。
誌面の事情と本人の若さも相まってか、
出てくる少女は一様に処女っぽく、どこか青臭さがありました。
に比べて、この短編集に収録された作品は
そうした若々しさが落ち着いた分
しんみりした雰囲気が強まっている印象です。
デビュー直後より作家性も固まり
ギャグやストーリーテリングの手法に自覚するなかで
実験をいろいろ試みている時期なのかなー、と思ったり。
2000年12月2日に日本でレビュー済み
吉田戦車と聞くと、「伝染るんです。」を思い浮かべる人が多いと思う。それと「不条理漫画」という言葉。
不条理な話は誰にでも作れる。でも、それが面白いかどうかが問題となってくる。
不条理なだけでつまらない、ギャグ漫画が多い中、この「タイヤ」を読むと、吉田戦車が、数少ない正当なギャグ漫画家であることが分かる。
そればかりか、吉田戦車の幅広い漫画家としての才能がにじみ出ている作品でもある。
不条理な話は誰にでも作れる。でも、それが面白いかどうかが問題となってくる。
不条理なだけでつまらない、ギャグ漫画が多い中、この「タイヤ」を読むと、吉田戦車が、数少ない正当なギャグ漫画家であることが分かる。
そればかりか、吉田戦車の幅広い漫画家としての才能がにじみ出ている作品でもある。