ワインおたくの私は、『神の雫』『怪盗ルヴァン』『マリアージュ〜神の雫 最終章』(現在も連載中で未完)数十巻すべてを4回通読しましたが、さすがに最新作などには水戸黄門のTVドラマ並みの壮大なるマンネリズムの様相も出てきており、行き詰まった感じもしていました。
そこで、著名なワイン研究者たる堀賢一氏が監修している『ソムリエ』『新ソムリエ 瞬のワイン』『ソムリエール』に行き着き、これらもすべて読みました(とりあえず1回通読)。
『ソムリエ』(1996〜1999年)と『新ソムリエ 瞬のワイン』(2000〜2002年)が出た後に、2005年から『神の雫』の連載が始まったので、これに対して2007年から『ソムリエール』(2007〜2013年)が出され始めたのだろうと推測しています。
『ソムリエ』『新ソムリエ 瞬のワイン』ではワインの説明の他に、ソムリエ職やワイン業界事情について詳しく描かれていたのに対して、『ソムリエール』ではワインそのものについての詳しい記述がさらに多く、各巻末にある堀賢一氏の「ワインの自由」という解説記事(これは『ソムリエ』各巻末にもあり)も秀逸です。
第16巻の「ワインの自由」には、以下のような記述もありますが、これは『神の雫』に多数出てくる文学的テイスティング・コメントへの批判でしょうか。
《「子供の頃に遊んだ、夏の夕立が降った後の境内の匂いがする」といったようなテイスティング・コメントを披露されることがあります。・・・(中略)・・・文学的には美しいかもしれませんが、個人の体験がベースになっているために、経験を共有していない人にはまったく伝わりません。コミュニケーションの手段である限りは、テイスティング用語には客観性と記号性が求められています。》
なお、私の評価は、マンガの画力・ストーリー内容などとは無関係に、堀賢一氏監修のワイン情報に関してのみ行っています。マンガとしては、話が暗くて気分が滅入る箇所もある(とはいえ、悪役もあっさりと悔い改めて概ね必ずハッピー・エンドにはなるのですが)といった評価も見かけることがありますが、それは別の問題ということで、私の評価では勘案していません。
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