田所文夫を射殺した龍洋一のところに、田所の孫娘が面会に来て「あなたを許す」というけれど、田所もそれ相応のことをして殺されているんだから、孫娘が何を上から目線で偉そうなことをいってんだかと思った。だが著者はこの話を美談扱いして書いている。
川尻松子を殺した犯人の裁判で、甥の川尻しょうが「犯人を許せない!」と叫ぶ(これも感動シーン仕立てで書かれている)が、あなたのおばさんだって小野寺を殺しているんだけどね。あれは正当防衛なの。とてもそうとは思えない。
作品の巻末に、参考文献として鈴木啓之牧師の「愛されて許されて」が載っているけど、龍洋一がクリスチャンに改心するくだりも、いかにも参考文献からヒントを得て取ってつけてみた感じで感動はない。
所詮エンターテイメントだからただの作り物、深い感動なんてなくてもしょうがないか。
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ゴールデンタイム 嫌われ松子の一生 (幻冬舎文庫) Kindle版
価格 | 新品 | 中古品 |
“嫌われ松子”の死から四年。大学を卒業したものの無為の日々を送る松子の甥・川尻笙は、初めて夢を見つけようとしていた。一方、望んだ医師への道を着実に歩んでいた笙の元恋人・明日香にも人生の転機が訪れていた。松子の生を受け継ぐ二人の青春を爽やかに描く表題作他、松子が思いを寄せた風俗店店長・赤木の晩年を描く「八雲にて」を収録。
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2011/5/16
- ファイルサイズ1290 KB
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
叔母である川尻松子の惨殺死から四年。松子の甥・川尻笙は、大学は卒業したが就職をすることもなく、将来への不安を抱きながら、東京でその日暮らしの生活を送っていた。しかし偶然知り合ったユリとミックの舞台演劇に対する熱い思いに触れ、笙も芝居の魅力へ強く惹かれていく。一方、自らの夢だった医師への道を着実に歩んでいた笙の元恋人・明日香は、同級生であり恋人の輝樹からプロポーズされ、学生結婚への決意を固め始めていた。だが両者が人生の意味を考えた時、思わぬ出来事が二人の未来を変えていく…。松子の“生”を受け継ぐ二人の青春を爽やかに描き、熱く心を揺さぶる青春小説の大傑作、誕生。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山田/宗樹
1965年愛知県生まれ。98年「直線の死角」で第18回横溝正史賞を受賞。2003年に発表した『嫌われ松子の一生』が大ベストセラーとなり映画化される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
1965年愛知県生まれ。98年「直線の死角」で第18回横溝正史賞を受賞。2003年に発表した『嫌われ松子の一生』が大ベストセラーとなり映画化される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B009CTYNWQ
- 出版社 : 幻冬舎 (2011/5/16)
- 発売日 : 2011/5/16
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1290 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 411ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 180,924位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- カスタマーレビュー:
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2015年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は性格がバカ真面目なせいもあり、奔放で後先考えない女性は好きになれない、いやむしろ嫌悪している節があります
主人公の松子は行動とその結果だけ見れば上述の女性たちと同じように思えます
ですが、この作者の魅せ方には完敗です
いやーまいった、こんな女性を好きになってしまうとは!
一つの失敗から転がり落ちて行く人生の先々で、さらなる不幸を選んでしまう松子
目の前の小さな幸せを必死で掴もうとする彼女の熱情は、読む者の胸を焦がします
足掻いて掴んで、そしてまた捨てられて、、、
彼女の行動は全て自業自得のように見えます
ですが、誰が彼女を笑えるのでしょうか?
この本を読み終わったとき、彼女の身に起こった不幸もあり、涙を流してしまいました
主人公の松子は行動とその結果だけ見れば上述の女性たちと同じように思えます
ですが、この作者の魅せ方には完敗です
いやーまいった、こんな女性を好きになってしまうとは!
一つの失敗から転がり落ちて行く人生の先々で、さらなる不幸を選んでしまう松子
目の前の小さな幸せを必死で掴もうとする彼女の熱情は、読む者の胸を焦がします
足掻いて掴んで、そしてまた捨てられて、、、
彼女の行動は全て自業自得のように見えます
ですが、誰が彼女を笑えるのでしょうか?
この本を読み終わったとき、彼女の身に起こった不幸もあり、涙を流してしまいました
2005年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話は非常に面白く、一気に読んでしまった。松子は、若い頃のちょっとしたボタンのかけ違いから、人生がマイナスの方向へ展開していき、最後にはあまりにも悲しい最期を迎えてしまう。が、私は女性の視点から、彼女のような人生を送っている人を見たことがないし、私がもし松子なら、いつかの時点で自分の甘さに気づくだろう、と思った。フィクションなのであまりにも感情移入するのは違うと思うが、私には松子の人間像は“こうあって欲しい、人を信じ続ける女性がこの世にいて欲しい”という作者の願いが込められているのでは、と感じた。
2005年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある事件をきっかけに学校を追われ、故郷も捨てた美人教師「松子」
レイプ、失恋、不倫、恋人の自殺、水商売、シャブ中、殺人、刑務所、これでもかといわんばかりの松子の坂道の転がり方に読書にも加速がついてしまった。一気に読めた。そして悲哀というより同情というより滑稽な物語の展開が何だか面白かった。凄すぎていちいち感情移入は出来なかったが、惨殺死体となって見つかった松子について興味をもった甥の青年の人間性が少しずつ変わってくるのが良い。法廷で犯人に怒鳴ったラストシーンでは胸がこみ上げた。映像化されるのならきっと誰もが観るでしょう。
レイプ、失恋、不倫、恋人の自殺、水商売、シャブ中、殺人、刑務所、これでもかといわんばかりの松子の坂道の転がり方に読書にも加速がついてしまった。一気に読めた。そして悲哀というより同情というより滑稽な物語の展開が何だか面白かった。凄すぎていちいち感情移入は出来なかったが、惨殺死体となって見つかった松子について興味をもった甥の青年の人間性が少しずつ変わってくるのが良い。法廷で犯人に怒鳴ったラストシーンでは胸がこみ上げた。映像化されるのならきっと誰もが観るでしょう。
2003年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
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