人間のイラストは全部肌が無色です。
ちょっとの手間ですが大きく印象変わるので勿体無いです。
料理のイラストもパパっと書いた簡単な物ですが上手に書けているので
人物の手抜きが余計に目立ちます。
全部書いている途中で製本された様に見えるので価格考えると☆3の
感想です。
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オラ!スペイン旅ごはん (コミックエッセイの森) 単行本(ソフトカバー) – 2020/8/19
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芸術的ピンチョス、炙り生ハム、本場のバスクチーズケーキ…
食いしん坊がスペインを縦横無尽に食べつくす、オールカラー・コミックエッセイ!
世界遺産の総数、世界第3位!
有名な現代建築も数多い魅惑の観光地、スペイン。
じつは、地域によって言語や文化が異なる個性豊かで奥深い国。
名産品や郷土料理も驚くほど多様で、
気軽な立ち飲みバルから、星付きレストランまで料理店の種類も幅広く、ハイクオリティな名店ばかり!
本書では、バルセロナで暮らした食いしん坊で呑兵衛なイラストレーターが、
スペインじゅうの美味しいものを紹介します。
芸術的なピンチョス、最高峰の炙り生ハム、本場のバスクチーズケーキなどなど、
地元っ子が愛する一皿が続々登場!
「おすすめのお土産」や「ネット活用法」などコラムも大充実。
全編オールカラー!旅行必携のスペイングルメの決定版です!
【導入・スペインってどんな国】?
はじめに〜スペインってどんな国?
1章 カタルーニャ州
バルセロナ(1)〜ビーチで味わうシーフード
バルセロナ(2)〜立ち呑みバルの体育会ステーキ
バルセロナ(3)〜ボケリア市場でつまみ食い散歩
バルセロナおまけ情報
バイス〜カルソッツとネギ祭り
サン・サドゥルニ・ダノイア〜カバの街でワイナリーめぐり
バルセロナのオススメおみやげ
2章ガリシア州
サンティアゴ・デ・コンポステーラ&オウレンセ&オ・カルバジーニョ〜世界一のタコを求めて
ガリシアのオススメおみやげ
3章バスク州
サン・セバスチャン(1)&アスティガラガ〜シードラ&チュレトンレストラン
サン・セバスチャン(2)〜美食の街でバルはしご
オンダリビア〜芸術的ピンチョスと世界一のスープ
ビルバオ〜バルで味わう世界最高の生ハム
バスクのオススメおみやげ
4章バレンシア州
バレンシア(1)〜いざ、パエリア発祥の地へ!
バレンシアおまけ情報
バレンシア(2)〜美食ボデガでバレンシア名物
バレンシアのオススメおみやげ
5章扉アンダルシア州
セビーリャ〜フラメンコ三昧&老舗バル
セビーリャおまけ
ヘレス〜シェリーの街のディープ・フラメンコ
バレンシアのオススメおみやげ
6章扉 マドリッド州
マドリッド(1)〜首都はいろいろすごかった
マドリッド(2)〜肉食文化をとことん味わう
マドリッドのオススメみやげ
マドリッドおまけ情報
スペイン旅行の基礎知識
スペイン旅ごはんを楽しむためのネット活用法
スペインのデパート&スーパー
あとがき
食いしん坊がスペインを縦横無尽に食べつくす、オールカラー・コミックエッセイ!
世界遺産の総数、世界第3位!
有名な現代建築も数多い魅惑の観光地、スペイン。
じつは、地域によって言語や文化が異なる個性豊かで奥深い国。
名産品や郷土料理も驚くほど多様で、
気軽な立ち飲みバルから、星付きレストランまで料理店の種類も幅広く、ハイクオリティな名店ばかり!
本書では、バルセロナで暮らした食いしん坊で呑兵衛なイラストレーターが、
スペインじゅうの美味しいものを紹介します。
芸術的なピンチョス、最高峰の炙り生ハム、本場のバスクチーズケーキなどなど、
地元っ子が愛する一皿が続々登場!
「おすすめのお土産」や「ネット活用法」などコラムも大充実。
全編オールカラー!旅行必携のスペイングルメの決定版です!
【導入・スペインってどんな国】?
はじめに〜スペインってどんな国?
1章 カタルーニャ州
バルセロナ(1)〜ビーチで味わうシーフード
バルセロナ(2)〜立ち呑みバルの体育会ステーキ
バルセロナ(3)〜ボケリア市場でつまみ食い散歩
バルセロナおまけ情報
バイス〜カルソッツとネギ祭り
サン・サドゥルニ・ダノイア〜カバの街でワイナリーめぐり
バルセロナのオススメおみやげ
2章ガリシア州
サンティアゴ・デ・コンポステーラ&オウレンセ&オ・カルバジーニョ〜世界一のタコを求めて
ガリシアのオススメおみやげ
3章バスク州
サン・セバスチャン(1)&アスティガラガ〜シードラ&チュレトンレストラン
サン・セバスチャン(2)〜美食の街でバルはしご
オンダリビア〜芸術的ピンチョスと世界一のスープ
ビルバオ〜バルで味わう世界最高の生ハム
バスクのオススメおみやげ
4章バレンシア州
バレンシア(1)〜いざ、パエリア発祥の地へ!
バレンシアおまけ情報
バレンシア(2)〜美食ボデガでバレンシア名物
バレンシアのオススメおみやげ
5章扉アンダルシア州
セビーリャ〜フラメンコ三昧&老舗バル
セビーリャおまけ
ヘレス〜シェリーの街のディープ・フラメンコ
バレンシアのオススメおみやげ
6章扉 マドリッド州
マドリッド(1)〜首都はいろいろすごかった
マドリッド(2)〜肉食文化をとことん味わう
マドリッドのオススメみやげ
マドリッドおまけ情報
スペイン旅行の基礎知識
スペイン旅ごはんを楽しむためのネット活用法
スペインのデパート&スーパー
あとがき
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2020/8/19
- 寸法14.9 x 1.6 x 21 cm
- ISBN-104781619088
- ISBN-13978-4781619088
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
芸術的ピンチョス、炙り生ハム、本場のバスクチーズケーキ…バルセロナで暮らした食いしん坊(+呑んべえ)がスペインじゅうのおいしいものを食べつくす。フルカラーコミックエッセイ!地域別オススメおみやげや、おいしい店のリサーチ術も紹介!
著者について
ハラユキ(はらゆき)
イラストレーター、コミックエッセイスト。
雑誌、書籍、TV、広告、Webなどで活躍中。著書に、『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『うわばみ妊婦』(マイナビ)、『週末プチ冒険はじめました』(KADOKAWA)。
2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。世界の家族の家事育児分担、子育て、ごはんなどの情報を主に発信。祭りと宴会とおいしいごはんとお風呂屋さんが大好き。好きな食べ物は鯖とせりと蕎麦とカレー。instagramではごはんイラストメモも更新中。
HP:https://suikyo.amebaownd.com/
twitter:@yukky_kk
instagram:https://www.instagram.com/yukky_kkk/?hl=ja
イラストレーター、コミックエッセイスト。
雑誌、書籍、TV、広告、Webなどで活躍中。著書に、『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『うわばみ妊婦』(マイナビ)、『週末プチ冒険はじめました』(KADOKAWA)。
2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。世界の家族の家事育児分担、子育て、ごはんなどの情報を主に発信。祭りと宴会とおいしいごはんとお風呂屋さんが大好き。好きな食べ物は鯖とせりと蕎麦とカレー。instagramではごはんイラストメモも更新中。
HP:https://suikyo.amebaownd.com/
twitter:@yukky_kk
instagram:https://www.instagram.com/yukky_kkk/?hl=ja
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ハラユキ
イラストレーター、コミックエッセイスト。雑誌、書籍、TV、広告、Webなどで活躍中。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。世界の家族の家事育児、ごはんなどの情報を主に発信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
イラストレーター、コミックエッセイスト。雑誌、書籍、TV、広告、Webなどで活躍中。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。世界の家族の家事育児、ごはんなどの情報を主に発信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2020/8/19)
- 発売日 : 2020/8/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 176ページ
- ISBN-10 : 4781619088
- ISBN-13 : 978-4781619088
- 寸法 : 14.9 x 1.6 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 40,860位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 152位紀行文・旅行記
- - 636位海外旅行ガイド (本)
- - 50,365位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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イラストレーター、コミックエッセイスト。バルセロナ滞在をきっかけに、海外取材もスタートする。2017年、ペンネームをカワハラユキコから改名。
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年8月25日に日本でレビュー済み
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8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、スペイン料理が美味しそうなのはもちろんだけど、マンガのストーリーで描かれているから、その場に行って体験しているように読めてとてもいい。周辺情報もわかるし、お店の雰囲気も感じられるので、食事メインの旅ガイドとして楽しめました。各地のお土産情報も載っていて、私が欲しい!と思ったのはトルティーリャ(スペイン風オムレツ)専用皿。トルティーリャ好きだし、こんな専用のお皿があったら自分でも作るのが楽しくなりそう。
一番行きたくなったのは、ガリシア地方。ガリシア出身イアゴくんと著者との魚介対決のエピソードがおもしろく、タコ嫌いだった息子さんがガリシアのタコをぱくぱく食べちゃったというエピソードもあり、ガリシアのタコってどれだけ美味しいの?食べてみた〜い。ガリシアは巡礼路のゴール地点ということで、巡礼の目印であるホタテ貝のマークが町のあちこちにあるそう。それもぜひ見てみたい。
このごろ日本のコンビニでも売られているバスクのチーズケーキも取り上げられていて、「黒っぽいほど焼き目しっかり」「赤ワインにも合いそうな味」なんて書かれちゃうと、あ〜本場のバスクチーズケーキ食べた〜い! フォアグラはスペインではメニューによくあるそうで、著者がバスクで食べた「カリカリパンの上に炙った生ハムとチーズとフォアグラとリンゴソース」は語彙力を消失させるほどの美味しさとのこと。聞き捨てならない情報。
お酒に弱い私でもティント・デ・ベラーノ(直訳すると夏の赤)という赤ワインのソーダ割りが魅力的で、思わずスペイン赤ワインとソーダを買いに走ってしまった。これほんと夏にいいです!
スペインのことはよく知らなかったけど、美味しいごはんを入り口に、スペインに行ってみたくなるし、日本にいてもスペイン料理を楽しみたいな、と思えるような本でした。
一番行きたくなったのは、ガリシア地方。ガリシア出身イアゴくんと著者との魚介対決のエピソードがおもしろく、タコ嫌いだった息子さんがガリシアのタコをぱくぱく食べちゃったというエピソードもあり、ガリシアのタコってどれだけ美味しいの?食べてみた〜い。ガリシアは巡礼路のゴール地点ということで、巡礼の目印であるホタテ貝のマークが町のあちこちにあるそう。それもぜひ見てみたい。
このごろ日本のコンビニでも売られているバスクのチーズケーキも取り上げられていて、「黒っぽいほど焼き目しっかり」「赤ワインにも合いそうな味」なんて書かれちゃうと、あ〜本場のバスクチーズケーキ食べた〜い! フォアグラはスペインではメニューによくあるそうで、著者がバスクで食べた「カリカリパンの上に炙った生ハムとチーズとフォアグラとリンゴソース」は語彙力を消失させるほどの美味しさとのこと。聞き捨てならない情報。
お酒に弱い私でもティント・デ・ベラーノ(直訳すると夏の赤)という赤ワインのソーダ割りが魅力的で、思わずスペイン赤ワインとソーダを買いに走ってしまった。これほんと夏にいいです!
スペインのことはよく知らなかったけど、美味しいごはんを入り口に、スペインに行ってみたくなるし、日本にいてもスペイン料理を楽しみたいな、と思えるような本でした。
殿堂入りNo1レビュアーベスト500レビュアー
著者のハラユキ氏はイラストレーター、コミックエッセイストとして雑誌やWebで活躍する人物。建築関係に勤める夫君の転勤に伴い、2017年に幼い息子くんと3人でバルセロナに引っ越します。かの地で2年暮らす間に食べ歩いたスペイングルメをマンガでまとめたエッセイです。カタルーニャ州、ガリシア州、バスク州、バレンシア州、アンダルシア州、マドリッド州の6の地域を訪ねています。
私自身、以前は毎年のようにスペインを訪れては食道楽を楽しんだものです。ですからバルの楽しみ方や地方色豊かなグルメの数々には親しんできたつもりです。それでもやはり2年間、スペインに暮らした著者の描く食の数々には、まだまだ私の知らない魅力があったのだなと感じ入りました。
カバはスペインのスパークリング・ワインのことですが、その一部が2019年からコルピナットと名を変えていたことは初耳です。バルセロナ郊外のサン・サドゥルニ・ダノイアにカバのワイナリーが集まっていて、そこの「レカレド」という名のカバのワイナリーで著者はこう聞かされます。「世界最高のスパークリング・ワインを目指すためカテゴリ名を新しく作ったのです。このペネデス地区の中でも高品質のカバを『コルピナット(Corpinnat)』と呼ぶことにしました」(52頁)
トマトを主原材料とした冷製スープであるガスパチョは私もさんざん味わいましたが、よく似たスペインのトマトスープにSalmorejo(サルモレホ)なるものがあることも新規の知識です。ガスパチョよりももっとトロッとしていてゆで卵と生ハムのトッピングは必須だそうです。
ガリシア地方はスペインでもパンのおいしさで有名だということも知りませんでした。現地のセア村が特に有名なパンの村なんだとか。
このように著者は、スペイン在住者という地の利を生かして、短期間の観光旅行ではなかなか足を運ぶことがかなわない地域を貪欲に訪ね(食べ)歩きます。うらやましい限りです。
タコ嫌いを公言していた息子ちゃんが、ガリシア名物のゆでダコ料理を食した途端、タコのファンになったという話は大笑いしながら読みました。そうそうあれおいしいものね。
残念ながら著者一家はすでに帰国されているようです。コロナ禍が収束したら著者にはいつの日か、スペインを再訪して続編を出されることを期待しています。
---------------------------
スペインの食に関する書籍をいくつか紹介しておきます。
◆野地 秩嘉『 イベリコ豚を買いに 』(小学館)
:著者は1957年生まれのノンフィクション作家。イベリコ豚という<生産効率の悪い畜産>を知ることは日本の畜産業の将来の方向を考えることに通じることに気づき、その取材を始めます。取材の方便として記者ではなく買い手として現地を訪ね、イベリコ豚のさまざまを学んでいきます。イベリコ豚の豆知識を得るだけの書で終わらず、一種の「教養小説」のような趣をもった一冊です。
◆おおつき ちひろ『 スペインの食卓から 』(講談社文庫)
:20代前半で結婚した一人の専業主婦が小学生の息子を連れてスペインに渡ってやがてスペイン料理の研究家になっていく過程を描いた自分史ドキュメントです。
◆マルタン・フェノ『 スペインのごはん 』(農山漁村文化協会)
:絵本とあるくらいですから子供向けと思いきや、どうしてなかなか、大人が読んでも十分楽しめます。日本とスペインの食事で、その香りと油の量を比較したくだりでは、スペインの料理に使われるダシがチョリソやベーコンなど脂肪分の多いものである一方、日本のそれがカツオブシやコンブなどを使っているため、全く脂肪分が出ないものであることに今さらながら気づかされます。
◆高垣 敏博『 「食」のスペイン語 』(東洋書店)
:スペインに旅したり留学したりしたときに必要な食べ物にまつわるスペイン語表現を集めた約200ページの学習書です。スペイン語中級以上の実力を持っている読者には食に関するボキャブラリーを養うにはとても効果的な学習書であるといえます。
--------------------------------
*62頁:著者はガリシア地方で食したタコ料理の現地名についてこう記しています。
「ガリシア以外では《Pulpo a la gallega (タコのガリシア風)》というけど、現地で多いのはこれ=Pulpo á feira」
ですが、pulpo(タコ)はいわゆるスペイン語=カステジャーノ語の表記であり、ガリシア語ではpolbo (á feira)と綴るのではないでしょうか。
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私自身、以前は毎年のようにスペインを訪れては食道楽を楽しんだものです。ですからバルの楽しみ方や地方色豊かなグルメの数々には親しんできたつもりです。それでもやはり2年間、スペインに暮らした著者の描く食の数々には、まだまだ私の知らない魅力があったのだなと感じ入りました。
カバはスペインのスパークリング・ワインのことですが、その一部が2019年からコルピナットと名を変えていたことは初耳です。バルセロナ郊外のサン・サドゥルニ・ダノイアにカバのワイナリーが集まっていて、そこの「レカレド」という名のカバのワイナリーで著者はこう聞かされます。「世界最高のスパークリング・ワインを目指すためカテゴリ名を新しく作ったのです。このペネデス地区の中でも高品質のカバを『コルピナット(Corpinnat)』と呼ぶことにしました」(52頁)
トマトを主原材料とした冷製スープであるガスパチョは私もさんざん味わいましたが、よく似たスペインのトマトスープにSalmorejo(サルモレホ)なるものがあることも新規の知識です。ガスパチョよりももっとトロッとしていてゆで卵と生ハムのトッピングは必須だそうです。
ガリシア地方はスペインでもパンのおいしさで有名だということも知りませんでした。現地のセア村が特に有名なパンの村なんだとか。
このように著者は、スペイン在住者という地の利を生かして、短期間の観光旅行ではなかなか足を運ぶことがかなわない地域を貪欲に訪ね(食べ)歩きます。うらやましい限りです。
タコ嫌いを公言していた息子ちゃんが、ガリシア名物のゆでダコ料理を食した途端、タコのファンになったという話は大笑いしながら読みました。そうそうあれおいしいものね。
残念ながら著者一家はすでに帰国されているようです。コロナ禍が収束したら著者にはいつの日か、スペインを再訪して続編を出されることを期待しています。
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スペインの食に関する書籍をいくつか紹介しておきます。
◆野地 秩嘉『 イベリコ豚を買いに 』(小学館)
:著者は1957年生まれのノンフィクション作家。イベリコ豚という<生産効率の悪い畜産>を知ることは日本の畜産業の将来の方向を考えることに通じることに気づき、その取材を始めます。取材の方便として記者ではなく買い手として現地を訪ね、イベリコ豚のさまざまを学んでいきます。イベリコ豚の豆知識を得るだけの書で終わらず、一種の「教養小説」のような趣をもった一冊です。
◆おおつき ちひろ『 スペインの食卓から 』(講談社文庫)
:20代前半で結婚した一人の専業主婦が小学生の息子を連れてスペインに渡ってやがてスペイン料理の研究家になっていく過程を描いた自分史ドキュメントです。
◆マルタン・フェノ『 スペインのごはん 』(農山漁村文化協会)
:絵本とあるくらいですから子供向けと思いきや、どうしてなかなか、大人が読んでも十分楽しめます。日本とスペインの食事で、その香りと油の量を比較したくだりでは、スペインの料理に使われるダシがチョリソやベーコンなど脂肪分の多いものである一方、日本のそれがカツオブシやコンブなどを使っているため、全く脂肪分が出ないものであることに今さらながら気づかされます。
◆高垣 敏博『 「食」のスペイン語 』(東洋書店)
:スペインに旅したり留学したりしたときに必要な食べ物にまつわるスペイン語表現を集めた約200ページの学習書です。スペイン語中級以上の実力を持っている読者には食に関するボキャブラリーを養うにはとても効果的な学習書であるといえます。
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*62頁:著者はガリシア地方で食したタコ料理の現地名についてこう記しています。
「ガリシア以外では《Pulpo a la gallega (タコのガリシア風)》というけど、現地で多いのはこれ=Pulpo á feira」
ですが、pulpo(タコ)はいわゆるスペイン語=カステジャーノ語の表記であり、ガリシア語ではpolbo (á feira)と綴るのではないでしょうか。
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