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ウォール街の物理学者 Kindle版
ジェイムズ オーウェン ウェザーオール
(著),
高橋 璃子
(翻訳)
形式: Kindle版
高橋 璃子 (翻訳) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
価格 | 新品 | 中古品 |
いまウォール街では、既存の金融人とはまったく異質な人々が勃興している。「クオンツ」と呼ばれ物理や数学のエキスパートでもあるトレーダー達は、複雑怪奇な市場をいかに予測し、成功しているのか? 物理学者はいかにして「予測不能」な市場を読むのか? いまウォール街では、従来の金融業界とはまったく異質な “クオンツ”と呼ばれる人びとが席捲している。物理学や数学の博士号を持つが、金融の専門家でも経済学者でもない。2008年の金融危機後もなお、高度な理論を駆使して圧倒的なパフォーマンスをあげる彼らの手法には批判の声もある。だが、クオンツたちは本当に悪者なのだろうか? そんな小さな疑問をきっかけに、好奇心に導かれて探求を進めていった著者は、思いもかけない深遠で魅力的な物語を発見していく。そこには、一見するとまったくランダムに見える株価や相場の動きを予測すべく全力を傾けてきた、数々の天才物理学者・数学者たちの姿があった――理論的思考と人間的洞察を兼ね備えた視点でウォール街の最先端を読み解き、経済と金融の未来を展望する、気宇壮大な科学ドキュメンタリー。
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2014/4/1
- ファイルサイズ2117 KB
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
物理学・数学のエキスパートでありながら、コンピュータと理論を武器にウォール街を席捲した“クオンツ”たち。金融界にとっては異分子の彼らが、なぜ破格の成功を手にしたのか?「予測不能なもの」との知的格闘が、八方ふさがりの危機に突破口をひらく! --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウェザーオール,ジェイムズ・オーウェン
物理学者、哲学者、数学者。カリフォルニア大学アーバイン校助教授。ハーバード大学卒業後、スティーブンス工科大学およびカリフォルニア大学で博士号取得。時空理論の数学的・概念的基礎を中心に幅広く研究を進める傍ら『USAトゥデイ』『ボストン・グローブ』『サイエンティフィック・アメリカン』などに一般向け科学記事を寄稿。若手サイエンスライターの旗手として注目を集めている
高橋/璃子
翻訳家。京都大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
物理学者、哲学者、数学者。カリフォルニア大学アーバイン校助教授。ハーバード大学卒業後、スティーブンス工科大学およびカリフォルニア大学で博士号取得。時空理論の数学的・概念的基礎を中心に幅広く研究を進める傍ら『USAトゥデイ』『ボストン・グローブ』『サイエンティフィック・アメリカン』などに一般向け科学記事を寄稿。若手サイエンスライターの旗手として注目を集めている
高橋/璃子
翻訳家。京都大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
著者について
ジェームズ・オーウェン・ウェザオール James Owen Weatherall
物理学者、哲学者、数学者。カリフォルニア大学アーバイン校助教授。ハーバード大学卒業後、スティーブンス工科大学およびカリフォルニア大学で博士号取得。時空理論の数学的・概念的基礎を中心に幅広く研究を進める傍ら『USAトゥデイ』『ボストン・グローブ』『サイエンティフィック・アメリカン』などに一般向け科学記事を寄稿。若手サイエンスライターの旗手として注目を集めている。
訳者略歴
高橋璃子 Rico Takahashi 翻訳家。京都大学卒業。訳書にストーン&カズニック『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1』(共訳)、ラムジー『アントレ・リーダーの「情熱」仕事術』(以上早川書房刊)、コンスタブル&ライト『ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール』(共訳)ほか多数。 --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
物理学者、哲学者、数学者。カリフォルニア大学アーバイン校助教授。ハーバード大学卒業後、スティーブンス工科大学およびカリフォルニア大学で博士号取得。時空理論の数学的・概念的基礎を中心に幅広く研究を進める傍ら『USAトゥデイ』『ボストン・グローブ』『サイエンティフィック・アメリカン』などに一般向け科学記事を寄稿。若手サイエンスライターの旗手として注目を集めている。
訳者略歴
高橋璃子 Rico Takahashi 翻訳家。京都大学卒業。訳書にストーン&カズニック『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1』(共訳)、ラムジー『アントレ・リーダーの「情熱」仕事術』(以上早川書房刊)、コンスタブル&ライト『ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール』(共訳)ほか多数。 --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00JFLJ32G
- 出版社 : 早川書房 (2014/4/1)
- 発売日 : 2014/4/1
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2117 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 416ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 29,484位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 64位物理学 (Kindleストア)
- - 409位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 1,608位投資・金融・会社経営 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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翻訳家。京都大学卒業。ラインワール応用科学大学で修士号取得(MSc)。ビジネス、経済、社会、心理などの翻訳書多数。訳書『エッセンシャル思考』は2015年ビジネス書大賞書店賞を受賞。
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月28日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
本書の肝は、ブラック・ショールズ方程式の発見とそれを利用したリスクフリーな、つまりは負ける可能性にない投資という錬金術が可能となった、永続的でないにせよ、ということだ。株式投資とオプション取引を組み合わせることで、ランダムウォークする株価とオプション取引という賭け、確率論の世界を抱き合わせることで、錬金術が可能になる。数学によって錬金術が可能になる。ボラタリティスマイルといった一定の制約はあるが、理論上は錬金術が可能なのだ。本書はクオンツ、金融の世界に参入した数学、物理学オタクを擁護する。武器、道具は間違っていないと。リーマンショックは数学上の発展が生み出したものではなく、数学という道具の誤用に起因すると。これはバブルの問題であり、ソネットによる臨界現象の研究により、別の数学的な対処法、警告が可能であると。しかし大事なのは知は力であり、錬金術が現実化していたということだ。それは秘教であり公然たる魔術なのだ。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年9月9日に日本でレビュー済み
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本書は1980年代後半~2008年金融危機までの有名な海外ヘッジファンドの実話である。もっと言えば、80年代後半からのクオンツと呼ばれる高等数学を使って金融マーケットから利益を得ようとするトレーダー達の話である。
現在ではその業界では非常に有名となった彼らヘッジファンドが、当初どのような考えを持ってマーケットにアプローチをしてきたのか、読者が金融マーケット関連の職業に就いているならばぜひ読んでおきたい一冊ではないかと思う。
現在ではその業界では非常に有名となった彼らヘッジファンドが、当初どのような考えを持ってマーケットにアプローチをしてきたのか、読者が金融マーケット関連の職業に就いているならばぜひ読んでおきたい一冊ではないかと思う。
2020年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
部分的には知っていても、金融の流れを知るのにこの本を探していました。
金融に統計を使うことを考えた、パリの孤独な天才ルイ・バシュリエからはじまり、実際に統計で市場に勝とうとしたエドワード・ソープ、そして市場の崩壊を予想したディディエ・ソネットなど多彩な個性が金融界を開拓していったことがわかります。
ソープに掛け率のKellyの基準を教えたのは情報理論の父クロード・シャノンだったり、そのソープがファンドを運用しようとしたときに面接したのが、まだ繊維会社だったバークシャー・ハサウェイを買収したばかりのウォーレン・バフェットだったりで、そうそうたる顔ぶれがでてきます。
そして市場はランダムなのか予想できるものなのか、正規分布に頼り過ぎた失敗からファットテール分布が受け入れられていった様子など数式を使わずに大きな流れを知ることができます。
金融に統計を使うことを考えた、パリの孤独な天才ルイ・バシュリエからはじまり、実際に統計で市場に勝とうとしたエドワード・ソープ、そして市場の崩壊を予想したディディエ・ソネットなど多彩な個性が金融界を開拓していったことがわかります。
ソープに掛け率のKellyの基準を教えたのは情報理論の父クロード・シャノンだったり、そのソープがファンドを運用しようとしたときに面接したのが、まだ繊維会社だったバークシャー・ハサウェイを買収したばかりのウォーレン・バフェットだったりで、そうそうたる顔ぶれがでてきます。
そして市場はランダムなのか予想できるものなのか、正規分布に頼り過ぎた失敗からファットテール分布が受け入れられていった様子など数式を使わずに大きな流れを知ることができます。
2014年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「星の動きは計算できるが、(相場を動かす)人の狂気は計算不能だ」とは
18世紀のバブル相場に手を出して大損をしたアイザック・ニュートンの言葉だが、
とらえどころがなく一見予測不可能な相場の動きは大昔から、最も才能に
あふれた物理学者や数学者を魅惑してきたようだ。本書は株価の変動を
ランダムウォークとみなした1900年のバシュリエの仕事を皮切りに、
相場の法則性の解明(&金儲け!)に挑んだ科学者たちの活躍を描いている。
数式を使わずたくみな比喩によって彼らの理論を紹介するだけでなく、
波乱万丈の人間模様や背景となる幅広い科学分野の解説もからめて
取りつきやすく面白い読み物となっている。
主な登場人物と彼らの「道具」は次の通り。
第1章:バシュリエ(ランダムウォーク)
第2章:オズボーン(対数正規分布)
第3章:マンデルブロ(ファットテール分布)
第4章:ソープ(デルタヘッジ)
第5章:ブラック、ショールズ、マートン(オプション価格理論)
第6章:ファーマー、パッカード(遺伝的アルゴリズム等)
第7章:ソネット(臨界現象の理論)
第8章:マラニー、ワインシュタイン(ゲージ理論)
金融工学というとリーマンショックやノーベル経済学賞受賞者を擁した
LTCM ファンドの破綻の影響で、有効性がない擬似科学のように語る
論調がいまだにあるが、本書で紹介されている数々の例によれば、
最先端の理論を駆使したファンドは何度もの市場暴落を乗り越えて
バフェットやソロスといった伝説的投資家を凌駕する莫大な利益を上げ続け、
さらには暴落のタイミングを正確に予測するまでに至っているとのこと。
したがってその有効性自体はもはや疑う余地がない。
むしろ問題はこのような科学を元に育った巨大な金融市場の倫理的弊害
だろう。科学者の純粋な好奇心が生み出した社会的問題の例としては
核兵器や遺伝子操作があるが、拡大する一方の経済格差や破綻寸前の
国家財政を見ていると、金融工学が人類にとっての新しいパンドラの箱として
認知される日が来ているのかも知れない。本書のエピローグで著者は、
政府や公的機関が民間銀行や証券会社以上の英知を投入して市場を
科学的に研究し、金融危機を未然に防止するというアイディアを語っているが、
果たしてそれが本質的な解決となるのだろうか。
18世紀のバブル相場に手を出して大損をしたアイザック・ニュートンの言葉だが、
とらえどころがなく一見予測不可能な相場の動きは大昔から、最も才能に
あふれた物理学者や数学者を魅惑してきたようだ。本書は株価の変動を
ランダムウォークとみなした1900年のバシュリエの仕事を皮切りに、
相場の法則性の解明(&金儲け!)に挑んだ科学者たちの活躍を描いている。
数式を使わずたくみな比喩によって彼らの理論を紹介するだけでなく、
波乱万丈の人間模様や背景となる幅広い科学分野の解説もからめて
取りつきやすく面白い読み物となっている。
主な登場人物と彼らの「道具」は次の通り。
第1章:バシュリエ(ランダムウォーク)
第2章:オズボーン(対数正規分布)
第3章:マンデルブロ(ファットテール分布)
第4章:ソープ(デルタヘッジ)
第5章:ブラック、ショールズ、マートン(オプション価格理論)
第6章:ファーマー、パッカード(遺伝的アルゴリズム等)
第7章:ソネット(臨界現象の理論)
第8章:マラニー、ワインシュタイン(ゲージ理論)
金融工学というとリーマンショックやノーベル経済学賞受賞者を擁した
LTCM ファンドの破綻の影響で、有効性がない擬似科学のように語る
論調がいまだにあるが、本書で紹介されている数々の例によれば、
最先端の理論を駆使したファンドは何度もの市場暴落を乗り越えて
バフェットやソロスといった伝説的投資家を凌駕する莫大な利益を上げ続け、
さらには暴落のタイミングを正確に予測するまでに至っているとのこと。
したがってその有効性自体はもはや疑う余地がない。
むしろ問題はこのような科学を元に育った巨大な金融市場の倫理的弊害
だろう。科学者の純粋な好奇心が生み出した社会的問題の例としては
核兵器や遺伝子操作があるが、拡大する一方の経済格差や破綻寸前の
国家財政を見ていると、金融工学が人類にとっての新しいパンドラの箱として
認知される日が来ているのかも知れない。本書のエピローグで著者は、
政府や公的機関が民間銀行や証券会社以上の英知を投入して市場を
科学的に研究し、金融危機を未然に防止するというアイディアを語っているが、
果たしてそれが本質的な解決となるのだろうか。