破魔の弓で祓ったものは「病の源」だけではなかったのかもしれません。玲琳 (中身: 慧月) の邪気まで祓ったのかもしれないと思いました。冷静になったからこそ見えてきた事実がある、そんなふうに思えました。(これで協力関係が築けると良いのですがーーー今後に期待しましょう)
物語の視点は「皇帝の妃達」へと移り変わります。「黄」の者が皇后に、「朱」の者が「貴妃」になった理由ーーーそれが明かされます。個人的に「黄」の者が「皇后」になったのは納得できました。有事の際、危険を承知の上で行動できるのは黄家の血でしょうか。(「気概」と表現していいのか分かりませんが、玲琳に受け継がれている感じがひしひし伝わってきます)
本巻で「玲琳と慧月の入れ替わりの事実」を知る者が「3人」に増えます。女官の莉莉、玲琳の筆頭女官の冬雪、そしてもう一人。(意外に知るのが早かったな…と思いましたが) 「やっちまった」感が全開です。(なんとも哀愁感が漂います) 積み重ねまくった「マイナス」をどうするのか、今後の動向に注目です。
さて、本巻を読んで思ったのは「玲琳の器の大きさ」です。(人として尊敬できますし、「人間こうありたい」と思いました) 「慧月の弱さ」を知って尚、それを許し、全てを丸く収めようとする。なかなかできることじゃないと思いませんか?
この続きがとても楽しみです。
ただKindle版の予約をもう少し早めにできると大変ありがたいです。たまたまかもしれませんが、「今回はコミックス(紙媒体)のみ?」と気を揉んでいました。 ※AmazonからKindle版が予約できると気づいたのは発売前日でした。
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ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~: 3【電子限定描き下ろしマンガ付き】 (ZERO-SUMコミックス) Kindle版
黄家の女官・冬雪に入れ替わりを気付かれた玲琳。すぐに見抜けなかったと後悔する冬雪に、玲琳は償いとして真実を口にすることを禁じる。一方、慧月は、自らが生き延びたことに違和感を抱く。病が弦音で癒えることはない。ならばそれは『呪い』ではないか――と。新たな真実が明らかになる急展開の第3巻!!
- 言語日本語
- 出版社一迅社
- 発売日2022/6/30
- ファイルサイズ139708 KB
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このシリーズの一覧 (全3巻)
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カスタマーレビュー
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2022年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
無料版より、個々のキャラクターが生き生きとより鮮やかに描かれていて、、、素晴らしい!!
本当にステキな作品です。
次巻が待ち遠しいです。
本当にステキな作品です。
次巻が待ち遠しいです。
2022年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
悪女とタイトルに付いてたので、単なる悪役令嬢ものかと勝手に思い込んでました。
確かに入れ替わりモノですが、主役の姫君がまさかの逞しさ…!
本来生き永らえる事が難しい身体であっても、決して希望を失わず、かと言って変に理想主義にもならず、知性でもって理知的に物事を解決していくあたりが、少女漫画は一線を画します。
荒れ放題の空き家から生活を整えていく様は、ちょっとしたDr.stoneのような感覚でした。
まさかのミステリ展開にもなっていて、色んな楽しみ方ができるし、何よりキャラが良いですよね。
アニメ化してほしいな〜…!
確かに入れ替わりモノですが、主役の姫君がまさかの逞しさ…!
本来生き永らえる事が難しい身体であっても、決して希望を失わず、かと言って変に理想主義にもならず、知性でもって理知的に物事を解決していくあたりが、少女漫画は一線を画します。
荒れ放題の空き家から生活を整えていく様は、ちょっとしたDr.stoneのような感覚でした。
まさかのミステリ展開にもなっていて、色んな楽しみ方ができるし、何よりキャラが良いですよね。
アニメ化してほしいな〜…!
2022年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ようやく原作1巻の後半にさしかかりました。
漫画だと4巻で一区切りってところでしょうか。
入れ替わりがほぼ全員にわかってしまい、でも誰も悪者じゃない。
朱貴妃様だけが悪者になってしまってますが、本当はこの方も被害者ですよね。
おかわいそう…って言葉では処理出来ないくらい根が深いお話しです。
原作で読んでしまってるので結末はわかっていますが漫画だと自分の思っていたのとは違う描写があって続きが楽しみです。
とにかく絵も綺麗なので読みやすいし面白いからめちゃめちゃオススメします。
ただひとつ私が感じた違和感はちょっと前巻に比べてキャラクターの手抜きが気になりました。
要は3等身のキャラ絵が多いなーと思いました。
キャラ的に莉莉と玲琳なら許せますが殿下や辰宇様まで3等身にして欲しくなかったなーと個人のえこひいき的な感想です。
莉莉の『縫うな編むな掘るな刻むな煎じるな!』は抱腹絶倒でした。原作では文字通り一行で終わってる描写ですが絵にするとダイレクトに笑えます。漫画を描かれた尾羊英さんの画力がすごいと思いました。
漫画だと4巻で一区切りってところでしょうか。
入れ替わりがほぼ全員にわかってしまい、でも誰も悪者じゃない。
朱貴妃様だけが悪者になってしまってますが、本当はこの方も被害者ですよね。
おかわいそう…って言葉では処理出来ないくらい根が深いお話しです。
原作で読んでしまってるので結末はわかっていますが漫画だと自分の思っていたのとは違う描写があって続きが楽しみです。
とにかく絵も綺麗なので読みやすいし面白いからめちゃめちゃオススメします。
ただひとつ私が感じた違和感はちょっと前巻に比べてキャラクターの手抜きが気になりました。
要は3等身のキャラ絵が多いなーと思いました。
キャラ的に莉莉と玲琳なら許せますが殿下や辰宇様まで3等身にして欲しくなかったなーと個人のえこひいき的な感想です。
莉莉の『縫うな編むな掘るな刻むな煎じるな!』は抱腹絶倒でした。原作では文字通り一行で終わってる描写ですが絵にするとダイレクトに笑えます。漫画を描かれた尾羊英さんの画力がすごいと思いました。
2022年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に面白い。主人公のメンタルの強さと心の美しさにいつも人生を勇気付けられます。読んでいて痛快です。
何度も読み返したくなる大好きな作品です。今回の3巻は結構涙も出るほど感情移入しちゃいました…!
何度も読み返したくなる大好きな作品です。今回の3巻は結構涙も出るほど感情移入しちゃいました…!