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一穂ミチ

ひつじの鍵 (ディアプラス文庫) (日本語) 文庫 – 2016/8/10

一穂ミチ (著), 山田2丁目 (イラスト)

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本の長さ

259ページ
言語

日本語
出版社

新書館
発売日

2016/8/10
ISBN-10

4403524060
ISBN-13

978-4403524066
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商品の説明

内容（「BOOK」データベースより）

金持ち学校に通う羊は、父のカード会社のコンシェルジュ・一色と知り合う。無理難題をさらっと叶えてみせた一色の魔法のような手腕と、彼が一瞬だけ見せた素の顔が忘れられず、その後も些細な用を作り出しては一色に頼み事を繰り返す。自分が心の底で何を望んでいるのかも分からないまま…。けれど本来一色に羊の頼みを聞く義務はなかった。振り回したことを反省する羊に、一色が仕事抜きで会おうと言い出して?

登録情報

出版社 : 新書館 (2016/8/10)
発売日 : 2016/8/10
言語 : 日本語
文庫 : 259ページ
ISBN-10 : 4403524060
ISBN-13 : 978-4403524066

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しるこ

好きだな〜

2019年9月21日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

このお話大好きです。
高校生の羊といい大人の社会人カード会社のコンシェルジュ一色の会話が楽しい。
1〜2回読んだ頃は、羊が一色の事が好きで好きで堪らない！という感じで微笑ましく思ってたのですが、3回4回と読むうちに、「これは一色の方が相当に参っちゃってるな…内心結構必死では」と感じるようになって、何度読んでも楽しめます。
次回作の、羊にフラれちゃった和楽君のお話も良かったですので、和楽不憫だわとお感じの方、未読でしたらおススメです。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

マロンクリーム

面白い

2018年5月4日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

今まで読んだBLの中で上位に入るくらい良かったです。絵は正直好みではないのですが・・。一穂ミチ先生にはまるきっかけになった本です。BL抜きで胸に迫るものがあってやるせない気持ちになったりして涙したり、暖かい気持ちになったりしました。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

あやや

面白かった〜。好きです

2019年10月12日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

会話が軽妙で笑わせてくれるしズキュンするしおススメです。

2017年2月23日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

レビューを読んで購入を決めました。久々の一穂さんの本。
とっても面白くて一気に読んでしまったんですが、二周目からは羊に感情移入してしまって辛くなってしまった。
以下、多少ネタバレありの感想。
周りより大人びているとはいえ18歳の高校生が恋をして初めてエッチして、普通なら浮かれまくって毎日楽しくてたまらないって時期に二ヶ月放置、こっちから連絡とらなきゃ会いたいとも言ってくれない、やっと会えてもお預けで、その上に一色には嫁子という一生敵わないような相手がいる。
それ含めて好きになったんだと頭で分かっていても、お前も早く大人になれという事だとしても、初めて付き合う相手としては羊には一色は荷が勝ちすぎているかな。
「お前の問題」のポスターとノート、がっつりと「根源的な敗北感と劣等感」を味わわされたその上に、あのシーンでノートの文字は必要だったのかなあと。
二人の間にあまりに意識の差がありすぎて、「ちょっとの差がすり合わせ」きれない瞬間が早晩来てしまいそうで、苦しくなってしまいました。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ナシ

体調崩すほどもえました

2016年11月6日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

国内外あらゆるジャンルの本を読みあさり、出来心でBLに手を出してみては「やっぱり一般作と比べるとイマイチ」と戻っていく、そんなことを数回繰り返していたのですが、最近になって初めて一穂先生のデビュー作「雪よ林檎の〜」に出会い「おお〜これは大型新人登場！（８年前に）」と喜び勇んで最新作のこちらを購入しました。めちゃめちゃ面白かったので他作品も手当たり次第読破しました。
一穂先生は切なシリアス・社会派・ラブコメと、とても芸風の広い方ですが、会話文と地の文が両方上手い、珍しい作家さんだと思います。
だいたい会話文（キャラ造形？）の得意な作家さんは、各種描写や心に残る文章、暗喩や比喩といった芸術的要素になるとからっきしなことが多いし、逆に一章まるまる濃密な一枚絵といった風情の作家だと、エンターテインメント性が低くなって一部の人しか楽しめない仕様になってしまうことが多い。こういうのは利き手みたいなもので、どっちかに偏るのが普通、両方得意な作家さんは本当に稀だと思います。
翻ってこの作品を見ると、随所に仕掛けのあるストーリー構成、楽しい台詞の掛け合い、一片の無駄もない職人技だし、
それでいて、たとえば羊が一色にはっきりと恋心を抱く場面の情景描写・心理描写はお手本のように隅々まで行き届いていて美しい。

BL小説ってサービス業だと私は思っているのですが、たとえば「キャラメルを千個ちょうだい」と注文されて普通に千個揃えるんじゃなく、
一色のように『賞味期限の新しいものが下になるよう詰めて発送しました、機内で召し上がるぶんを５箱お渡ししました、食べきれず賞味期限が切れた場合の連絡先はこちら』と、望む以上で返された時の嬉しい驚き、このホスピタリティは作者さんの哲学ですか？　それほどに抜かりのない、顧客満足度の非常に高いBLでした……！

17人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

hiro

そのうち羊をひつじとしか読めなくなります。

2016年8月10日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

一穂先生の新作、今回も面白かったです。
主人公羊（よう）のお父さんの取引相手（外国人）の息子（子供）にキャラメルをあげたらあまりに気に入られて1000個欲しいと言われてしまった、という所から物語は始まります。飛行機の離陸まで時間もなくほとほと困ったお父さんがダメもとでコンシェルジュに電話したらなんとコンシェルジュこと一色さんは見事それをそろえてしまうのです。完璧すぎる一色さんですが
その後偶然お手洗いで一色さんに遭遇した羊は一色さんの素を見てしまい惹かれていく…
といった感じの内容なのですが、流石の一穂先生、すごく、なんというかナチュラルです。
話のどこにも感情のわざとらしさがないというか。
一色さんに会いたいし話したいけどコンシェルジュデスクに電話して何かを依頼することでしかそれを実現できない羊はなんともいじらしいし、みてて可愛らしいです。一色さんは一色さんで読んだら驚くような事実が待ってました。まるでイエスノーの計ですね（笑）
派手さはあまりありませんがそれでもいいなぁって思えるお話です。羊にも少し複雑な過去があるのですがそれを通じて2人が距離を近づけて行くのがなんともたまりません。一色さんが現在（コンシェルジュ）に至るまでを支えてくれた女性がいるのですが私はこの方もとても好きになりました。
コミカルな部分もあって所々笑わせてくれるのもいいです。
個人的なイメージですが物語の波長というかテンションが一穂作品のノーモアベットに似てる気がします（中身は全然違いますが）。コミカルな部分はイエスノーにもあるようなテンポです。オススメです。

33人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

【何があっても、俺は一色さんを好きになった、一色さんじゃなきゃ駄目だった（羊）】

2020年11月11日に日本でレビュー済み

『

エロス度★★★

コンシェルジュと高校生の恋♡
年の差ラブが蝶最高であり、一色のコンシェルジュとプライベートでのキャラの違いが詐欺かと思うくらいギャップがあって萌える♡

丁寧な口調から乱暴な口調になり、山田2丁目先生が描く髪を上げても下げてもどちらも美味しい一色ズルいわ〜！

羊も地に足着かないフワフワした感じが可愛く、一色の前だと年下らしく甘えちゃうのがグッときます♡
濡場でも一色に美味しく食べられちゃう羊のエロ可愛さが最高です💕』

2019年11月19日に日本でレビュー済み

可愛い話かな？と軽い気持ちで読み始めましたが、羊くんの子供なりに深い人柄に目が離せなくなりました。
一色さんはなぁ。もうちょい優しくてもいいんだけど…。
羊くんがそんな一色さんが好きなんだから仕方ない。

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