少年の憧れる異世界転生ではなく、大人の夢見る異世界転生物語がここにある!
そう。大人は疲れているのだ。疲れているからこそ癒しを求めてしまう。
そして疲れを溜めない為に要領よく美味しいとこだけを取る為に行動するし無駄な努力もしない。
そんな汚い大人が納得する異世界転生物語こそ『せっかくチートを貰って異世界に転移したんだから、 好きなように生きてみたい』だ!
このタイトルの通り、転生してズルと思える能力を持ったのがいい大人だったら『そりゃこうなるよね!』と、納得の物語が広げられている。ほんと面白い。
原作の内容も面白いのだけれど、その内容を飾る漫画家、キャラクター原案がこれまたすごく豪華。
「マジか」と、ビビるくらいのメンバーだから、その技量に疑う余地はなく、連載当初から面白い漫画になることが間違いなく確定しているような面子だ。
しかし、この面子にも関わらず、きちんとオブラートに包まれていて成年コミックに相応しい内容なのに、きちんと青年コミックに収められている。もう全力でブレーキが踏まれているのだ。
ひょっとすると最近の少年コミックよりも絵柄の過激度は低い可能性すらある。
それくらいにオブラートに包まれているので、本来であれば絵と漫画の強さに頭を持っていかれて内容に目が向きにくくなるかもしれないのに、つられてしまう事なく物語を漫画としてきちんと楽しめている。
ここまでくると、それも計算ずくで描いてるんだろうなと思える。ほんとスゴイ。
この作品は小説家になろう系の異世界転生系が好きだけど、ノクターンを見たことがないという人に程オススメしてみたい漫画です。
もう完結まで買い支える覚悟はできてます! 次巻も楽しみにしてます!
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