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お金の減らし方 (SB新書) Kindle版
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言語日本語
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出版社SBクリエイティブ
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発売日2020/4/6
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ファイルサイズ1791 KB
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商品の説明
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります! 』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
--このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
出版社より


「自分が好きなものに敏感だと、お金持ちになる」
印税2億円作家が伝達!
自由に生きるためのお金との付き合い方
(「はじめに」より)
欲しいものにしかお金を使わない
僕は金を減らす方法をほとんど知らない。一般的な金の使い方を知らないといっても良いかもしれない。世間で「お金持ち」として知られる人たちの生活を、ときどき見ると、あんなことは僕にはできないなあ、と感心するばかりである。また、大勢の人たちが、「お金持ちになりたい」とおっしゃっている。どうして、そう思うのか、僕には今ひとつ理解できない。
この本の主題になるのは、おそらくそこだろう。
僕は、一般の大勢の方とは異なる金銭感覚を持っているらしい。自分では、全然問題でもなんでもない。僕は、自分が使いたいものや、欲しいものを買うために、お金を使っている。そんなことは、誰でもそうだろう、と皆さんはおっしゃることだろう。しかし、僕から見ると、大勢の方は、自分のためにお金を使っていない。誰か人に見せるために使っているのである。そこが決定的に異なっているように感じる。僕が、お金の使い方を知らない、というのは、人に見せるための使い方ができない、という意味だ。これを突き詰めていくと、人から羨ましがられたいという気持ちが欠如している点に原因がある。僕は、人から憧れられたり羨望されたりすることに価値を感じない。その方面の感覚がもともとない。それを感じ取る能力が、きっとないのである。逆にいえば、多くの方々が、あまりにも周囲の他者を気にしすぎているのではないか、という点を、少しだけ強調しておきたい。(略)できるだけ早くから、自分の生き方をデザインすることが、とても大事だと思っている。自分はどんな人生を歩むのか、という大方針を早く持った方が良い。
目次
第1章 お金とは何か?
困った夫と苦労をした妻の物語/打開策として打った起死回生の一発/自分の自由を防衛する費用/損をさき、得をあとにする鉄則/基準は自分/お金が目的になるのは倒錯/交換によって個人が自由になる/将来にツケを残さないこと/価値は時間経過で変化する/自分の欲求を見定めること/お金に価値があことが基本/価値を見極めるためには?/自分の欲求をよく知る/価値を交換するためにお金がある/価値は誰のためのものか?/他者のお金はもともと仮想のもの/お金は社会が保証したもの/お金は価値を測る物
第2章 お金を何に使うのか
札束をオーブンで焼いた母/財布の紐が緩むって、何?/他者に認められたい/目先の楽しさを求めると虚しくなる/あなたの未来のためにお金を使う症候群/ストレスを解消するためにお金を使う?/自分の欲しいものがわからない/たった一度のローンの話
第3章 お金を増やす方法
先輩が仕事を教えてくれない症候群/嫌な思いとお金を交換大学院の社会人入学/会社勤めを辞めて商売を始める場合/感謝をされる仕事金は比例していない/仕事を覚える、ということ/就職と転職について/工学部は就職を斡旋している/手に職をつける、ということ/仕事量と賃お金をいただく方法/遺産がもらえても遅い/人間の仕事はどんどん楽になって/ギャンブルはお金を減らす立派な方法/人からやす第二の方法/リスクと引き換えでお金を増やす第三の方法/餌で釣られないように
第4章 お金がないからできない?
みえない夢を持っている人たち/他者との関係を自分の願望にしても/自分が欲し当の趣味人は人を誘わない/「お金がないから……」は相手に失礼/目的のためには犠牲が必要である/お金がないという言い訳が欲しい人/個人を制限する精神的な拘束/周囲の理解を得るために/あなたは、誰に支配されているのか/家族の理解「お金がない」とはどういう意味か/人は常に欲求を満たす道を選択する/
第5章 欲しいものを買うために
個人の手仕事が価値を持つような時代/価値のあるものは、市場に出ないけた若い頃/インターネットは革命的だった/欲しくても買えないものばかりだった/欲しいものを探す旅を続自分自身の中で育つ/ものを買うことが自分への投資になる/誰でも、好きなものでは博学である/手に入れたあと価値が増すもの/熱心に取り組めば価値が生じる/自分が好きなものに敏感だと、お金持ちになる/僕は自分の仕事にほとんど興味がない偉そうな人は、偉くない人である/人に良く見られて、なにか得がある?/
第6章 欲しいものを知るために
後悔というものをしたことがない/好奇心を抱くことが人間の特長/子供のように素直に憧れる気持ちを/ぴんと来るものを見逃さないこと/仕事が趣味になってしまった人たち/ストレスを発散することが生きる目的か?
登録情報
- ASIN : B085VHBQQH
- 出版社 : SBクリエイティブ (2020/4/6)
- 発売日 : 2020/4/6
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1791 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 170ページ
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 3,645位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 8位SB新書
- - 256位倫理学・道徳 (Kindleストア)
- - 262位自己啓発 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
誰が書いてるのかと思ってふと見たら、一時期好きで(今も好きですけど)読んでいた森博嗣さんでした。
前書きで天下御免の天邪鬼と自身の前置きをしていますが(苦笑)、そんな森博嗣節?のお金の取り扱い説明書です。
タイトルからは奇を衒った内容かと思いがちですが、中身は至極まっとうです。
素直に自分が好きなこと/ものが最初にある
↓
自分な好きなこと/もののためにお金は使う=減らす。
(嫌いなこと/ものを回避するために使う=減らす。)
↓
そのために自分の時間/エネルギィを差し出し(=仕事)、お金を増やす。決して逆ではない。
最も期待値の高いお金の増やし方は仕事。
自分の価値を高めることが、お金が増えることにつながることは長い目でみるとある。
お金は価値を表すけれど、自分の好きなこと/ものが基準であって、その多寡が基準ではない。
といったところでしょうか。
ただ圧倒的に情報に溢れた現代で、自分が本当に好きなことを見つけるのが一番難しいのでしょうね。
あとがきからですが、
欲しいものと、必要なものを少し整理してみては如何だろうか。
もし自分が欲しいものが分からないという方は、一ヶ月くらいスマホの電源を切っておくだけで少し分かるようになれるだろう。
孤独を感じる時間を、もっと大事にすれば、分かるかもしれない。
そう、まず、お金を使って孤独を買った方が良いだろう。
孤独を手に入れるために、お金を減らすなんて、なかなか粋ではないか。そういうものが本当の美学だと言えるかもしれない。
僕も、もっと精進して、もう少し孤独で寂しい素敵なお金の減らし方を、もうしばらくの間、じっくりと考えてみたい。
新書サイズでさらっと読めます、如何でしょうか。
仕事は相手の需要を満たすことである、との主張がある。
コロナウィルスで金銭的不安が高まる中、このタイトルで出版したのは見事な仕事だと思った。
また、お金は分業を成立するためにある。
つまるところ、自分が満足することとそれ以外のことを見極められたなら、より良くお金を使えるということである。
しかし、助教授をしながら、小説を執筆するのは並大抵の苦労ではなかったはず。
その原動力は、どうしても実現したい夢があり、そのためには金が必要だったから。
どうしても欲しいもののために金を使え。
本当に欲しいものがない、あるいは分からないから、どうでもいいことに金を使う。
欲しいものが明確なら、それを手に入れるために、金を稼ぐ事を考えるようになる。
他の人が書けば絵空事だが、森博嗣氏は、それを実際にやってのけた。
全ての人が森博嗣氏のように考えることはできないと思う。
それでも、本当に欲しいものは何か?そのために金を使うことができるか?
と問うことは大事だと思う。
例えば、「スマホが生活に必要なのか?私は全然必要ではない。」「お金がないと言いながら、スマホゲームばかりしている。本当にやりたいことなのか?」
それは、ひとそれぞれではないのか?著者のような考え方もあるし、そのほかの考え方もある。
「山奥に人と全く会わずに暮らすと仮定して、その場合、人に自慢できるような高価なものが必要か?」
とはあり得ない設定。そんな暮らしをする人がいるのか?意味のない設問
見栄でクルマや高価なものを買うことが、賢い消費とは言えないかもしれないけど、
それでいくばくかの幸福感や達成感が得られ、本人の”やりたいこと”であれば、
それはそれでよいのではないか?
中ほどまで読み進むにつれて、著者の考えがかなり偏っているのでは?と感じました。
著者の考えは言わば合理主義的であると感じます。自分のやりたいことを実現するためにお金を使う。
そのことは同意できますが、著者の生き方考え方を中心としたやや偏狭的な印象を持ちました。
という本書のメインテーマがあり、随所に「他人の評価は気にするな、自己満足を追求しろ」的な話も出てきます。
しかし読み終わって感じたのは、むしろ逆に「やっぱり他人が自分の価値を認めてくれる事は必要だな」ってこと。
なぜなら、他人に評価されようと「思っていた」かどうかは関係なく、結果的に他人が自分の提供する「何か」を評価してくれないと、収入は得られないからです。
それが肉体労働にしろ、小説執筆にしろ、すべての「労働」の基本なので。
その点、作者は自分の小説作品の価値を、強い作家志望意欲によって制作されたものでないから、と過小評価しています。
「面白い小説」を描くのには、実はとてつもない下地とセンスが必要ですが、作者はそれを作るための能力をそれまでの人生で無意識に積み上げていただけの事なのです。
いや、無意識という事はあり得ないので、おそらく本書のテーマから外れるので敢えてさほど触れていないのでしょう。
一度はお金を稼げなければ、そもそも減らせません。
人生の究極目標は自己満足でも、自己満足に至るのに必要なお金を稼ぐには、結局は他人の価値承認が不可欠…という葛藤をいかに克服するか。
多くの読者はそこを知りたかったのではないでしょうか?
お金に対する視点や捉え方がユニークで面白かった。森 博嗣さんファンでなくても楽しく読めると思います。が、私はやっぱりこのテの本はだめでした笑。小説のほうが好きです。