前作の少年Aは、割と早い段階で主人公に対する責めを緩めていて中途半端感があったのですが、今作はいじめられる立場の鈴木さんに対する責めが徹底してます。
見てて辛くなりますが、今作のテーマ上半端にやってはいけないところなのは間違い無いので、今後もこの方向性でいってもらえればと思います。
いじめられっ子だった相沢先生がいじめっ子だった鈴木君の娘の担任で、その娘がいじめを受けているというのが大筋の流れですが、1巻の時点では相沢先生の本心があまり描写されておらず、鈴木さんへのいじめに関与しているのかもはっきりしていません。
このためなのか鈴木さんが何故いじめられるに至ったかも現時点では不明です。
父親への復讐を娘に行っているのか?はたまた別の思惑があるのか?この先の展開が気になります。
正直なところ相沢先生の実態がはっきりして、それがどういうものだったとしても、父親の鈴木君が現時点でも超を付けても良い程のクズ野郎なので、大概の事は許容出来てしまいそうです。
主軸になる3人は特に不満はないのですが、周囲の人間の行動にブレがあるような気がします。
鈴木さんがいじめられているのを目の当たりにしても表情一つ変えずスルーする割には保健室に運ばれる事になった時には心配している友人・生徒のために尽力すると意気込む同僚の先生が生徒の親と不貞を働く等。
この辺りのフォローがあると良いかなと思いました。
最終的にどういう結果になるかはまだまだ予想がつきませんが、どうなるとしても鈴木君がどん底まで堕ちる事を期待してます。(笑)
いじめるアイツが悪いのか、いじめられた僕が悪いのか? 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE) Kindle版
君塚 力
(著)
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言語日本語
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出版社スクウェア・エニックス
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発売日2020/11/12
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ファイルサイズ47828 KB
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
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ベスト50レビュアー
主人公は学生時代に苛烈なイジメを受けていた。教師になった現在、受け持ちクラスには主犯の娘が……そして始まる主犯娘へのイジメ。主人公が暗躍している?すでにイジメ加害者の子を一人潰した?と確証はないものの匂わせながら進んでいく。
主人公が犯人に復讐するなら理解もできるが、何の罪もない子供を巻き込むのはなあ。
第一、主犯野郎の腐った性根は変わらないようだし、娘が地獄に落ちたところで復讐になるかどうか。この手のやつは結局自分が一番可愛いのだから、自分の人生に傷になる時点で娘はどうでもよくなるだろう。
加害者達の人生は調べあげているようだし、他にやりようもあったのでは。「少年A」が失敗だったのに、なぜまたこの路線なんだろう。
主人公が犯人に復讐するなら理解もできるが、何の罪もない子供を巻き込むのはなあ。
第一、主犯野郎の腐った性根は変わらないようだし、娘が地獄に落ちたところで復讐になるかどうか。この手のやつは結局自分が一番可愛いのだから、自分の人生に傷になる時点で娘はどうでもよくなるだろう。
加害者達の人生は調べあげているようだし、他にやりようもあったのでは。「少年A」が失敗だったのに、なぜまたこの路線なんだろう。
2020年11月26日に日本でレビュー済み
ツイッターのコミックナタリーが紹介していたので読みました。
初めてお目にかかる作家さんです。
かつていじめを受けていた相沢が、主犯の鈴木に対して復讐をしていく話でした。虐めの描写がかなりリアルに表現されており、読み手によってはPTSDを発生しそうだなと思いました。
鈴木がどこまでもグズであることから、同情心が全く湧かない。
鈴木は痛い目に徹底的に遭えばいいという感情がむくむくと湧く。しかし、鈴木の子供は可哀想に思えた。詩織はただ鈴木の子供に生まれただけで、相沢には実害行動もしていない。
確かに相沢の精神を蝕んだ元凶は鈴木だ。
その鈴木の遺伝子を受け継いだ詩織は相沢にとっての仇になることはあるだろうが。
被害者が被害者を作っている様はまさに地獄の沙汰。そこがこの物語の本質なのか?
そして、いじめを目撃した際の他の人たち、傍観者たちの行動にもリアルがある。
いじめの話で、「いじめられる奴(被害者)が悪い」という言葉が出てくることがある。
結局的に言えば、いじめは(自分にとって)目障りだと感じる者への排除や、暴力である。
それを正当化する理由が「いじめられる奴(被害者)が悪い」っていう結論になるのだろう。
どういう理由があったとしても、いじめに正当性はないものだ。
この物語の終着点は何処にあるだろうか。
そこに注目したい。その意味でもこの作品を最後まで見届けたいと思う。
しかし、可笑しさがあるのは否めない。
主人公の相沢は壮絶ないじめ体験をし、身も心もぼろぼろになった。けれども、そんな過去を抱えながらも教員免許を取り、教師として働く。
その辺りが現実的に思えなかった。
実際、壮絶ないじめに遭えば人間は、人前に立つことや学校というものがトラウマになるだろうね。人間不審或いは、対人恐怖症。更には過去に囚われてしまい、社会への適合が難しくなる。
厳しいことを指摘したが、私はこの作品に期待しています。
初めてお目にかかる作家さんです。
かつていじめを受けていた相沢が、主犯の鈴木に対して復讐をしていく話でした。虐めの描写がかなりリアルに表現されており、読み手によってはPTSDを発生しそうだなと思いました。
鈴木がどこまでもグズであることから、同情心が全く湧かない。
鈴木は痛い目に徹底的に遭えばいいという感情がむくむくと湧く。しかし、鈴木の子供は可哀想に思えた。詩織はただ鈴木の子供に生まれただけで、相沢には実害行動もしていない。
確かに相沢の精神を蝕んだ元凶は鈴木だ。
その鈴木の遺伝子を受け継いだ詩織は相沢にとっての仇になることはあるだろうが。
被害者が被害者を作っている様はまさに地獄の沙汰。そこがこの物語の本質なのか?
そして、いじめを目撃した際の他の人たち、傍観者たちの行動にもリアルがある。
いじめの話で、「いじめられる奴(被害者)が悪い」という言葉が出てくることがある。
結局的に言えば、いじめは(自分にとって)目障りだと感じる者への排除や、暴力である。
それを正当化する理由が「いじめられる奴(被害者)が悪い」っていう結論になるのだろう。
どういう理由があったとしても、いじめに正当性はないものだ。
この物語の終着点は何処にあるだろうか。
そこに注目したい。その意味でもこの作品を最後まで見届けたいと思う。
しかし、可笑しさがあるのは否めない。
主人公の相沢は壮絶ないじめ体験をし、身も心もぼろぼろになった。けれども、そんな過去を抱えながらも教員免許を取り、教師として働く。
その辺りが現実的に思えなかった。
実際、壮絶ないじめに遭えば人間は、人前に立つことや学校というものがトラウマになるだろうね。人間不審或いは、対人恐怖症。更には過去に囚われてしまい、社会への適合が難しくなる。
厳しいことを指摘したが、私はこの作品に期待しています。