前巻「ケース12 ひきこもりダークサイド」の続きから
「ケース13 最後の取引」 まで
本人の性格もあるだろうけど、家族の関係も多分にある事がわかる。どこの家庭でもあるような意見の違いや「しつけ」という名の正義からの暴力…。力のない者はそれにより傷つけられていく。押川さんのような立場の人が間に入らないといい方向に進むのは中々難しいだろう。どういう手続きや書類があった方が精神科に入院治療しやすいとか熟知している。
ケース13 では今までとちょっと違っていた。ひきこもりで家族が困っていることは同じだが、品のいい祖母の過去の話が衝撃的だった。祖母の孫に対する愛情のかけかた…全部祖母任せの母親…。
押川さんがひきこもりの人の部屋を見てその人の状況を把握して入院させるまでの大変な仕事だ。
いつも思うのだけど、いろいろなケースがあって話の長さも同じではないのはわかっているが、今回のように一冊の本で一つのケースの最後まで載せてほしい。途中で何か月も待っているのはつらいです。
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「子供を殺してください」という親たち 7 (BUNCH COMICS) コミック – 2020/7/9
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押川剛 率いる(株)トキワ精神保健事務所は、病識のない統合失調症やアルコールや薬物の依存症、精神疾患の疑いのある長期ひきこもりなど、精神科医療とのつながりを必要としながら、適切な対応がとられていない子供を抱える親からの依頼で、対象者を説得し医療につなげることを主な業務にしている。今回は、精神疾患で入院したあとに起こった事件の顛末、財力があって子供を甘やかす祖母などを収録! 驚愕のノンフィクション第7巻
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2020/7/9
- 寸法12.8 x 1.3 x 18.2 cm
- ISBN-104107723003
- ISBN-13978-4107723000
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著者について
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漫画家。株式会社BLUEDOG代表。
静岡県出身。京都精華大学芸術学部テキスタイルコース卒。
代表作に『ケーキの切れない非行少年たち』『「子供を殺してください」という親たち』 『マトリズム』『ダンダリン一〇一』『無頼侍-ぶらざむらい-』など。
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.6
星5つ中の4.6
349 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト500レビュアー
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23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【ケース13】「最後の取り引き」のように、経済的には何不自由ない幼少期を過ごし、おそらく初等教育から大学までを通じて高学歴で、一流企業(このケース13の引きこもりの息子は新聞社)に入社した男がいて、その男の母親は彼女の母親、つまり男からみると祖母にあたる女から愛情を注がれなかった。そのような愛情の不足は、次の世代に引き継がれ、男は母親と幼少時からうまく信頼関係や愛情の通い合う関係が築けなかった。それが原因で、家族以外との他者との人間関係もうまくいかず、幼少時から成人するまでの間に精神的な土台を構築することに失敗する。空虚な人間性をどうにかその場だけ取り繕ったシューカツをして一流企業に潜り込んだとしても、その先の会社生活がうまくいくはずもない。やがて会社生活に耐えられなくなって逃げるように退社し、その後は、坂道を転がり落ちるように引きこもり生活にまで転落し、再起するチャンスの二度とない高学歴ダメ人生になってしまう。
こういう高学歴ダメ男たち、今の日本にたくさんいるのではと思う。しかし彼らは、そのようになってしまったことへの恥の意識が強く、「親のせいで俺はこうなった」とは口が裂けても言わない。そんなことを言ったところで、世間様から「甘えるな!そんなに恵まれた環境で育ててもらって、バチ当たりだ!」と説教をされるだけだということが分かっているので、誰にも自分の気持ちを話せず、負の感情が無限ループして鬱屈していく。そして、ついには自傷か他傷に走るだろう。
姫岡クニ子という婆さん、「平気でうそをつく人たちー虛偽と邪悪の心理学」に出てくる、鬱になった子供のトンデモ親と重なった。息子の才能とか希望とか自尊心といった、人間にとって一番大事な、言うなれば心の翼みたいなもの。それをそっと優しくむしり取っていく女親たちが、男をスポイルして、この国をますます少子化させていくだろう。男としては、この話に出てくる姫岡クニ子とその娘の母親のような類いの女親たちを冷徹に見捨てること、そして、こういった女親に似た傾向の女につかまらないこと。この二点が重要だと思う。
2020/8/22 追記
クニ子婆について思ったことを追記。この婆さん、自分の娘時代には男たちに隷属して生きるしかなく、そのために男たちから数々の屈辱(今でいうパワハラだったりセクハラ)を受けたものと思うが、その復讐として、自分の娘の息子をダメ人間にしたのではないだろうか。男たちよ。自分の家系が、男をダメにする血筋だと気がついたら、何が何でも逃げよ。
こういう高学歴ダメ男たち、今の日本にたくさんいるのではと思う。しかし彼らは、そのようになってしまったことへの恥の意識が強く、「親のせいで俺はこうなった」とは口が裂けても言わない。そんなことを言ったところで、世間様から「甘えるな!そんなに恵まれた環境で育ててもらって、バチ当たりだ!」と説教をされるだけだということが分かっているので、誰にも自分の気持ちを話せず、負の感情が無限ループして鬱屈していく。そして、ついには自傷か他傷に走るだろう。
姫岡クニ子という婆さん、「平気でうそをつく人たちー虛偽と邪悪の心理学」に出てくる、鬱になった子供のトンデモ親と重なった。息子の才能とか希望とか自尊心といった、人間にとって一番大事な、言うなれば心の翼みたいなもの。それをそっと優しくむしり取っていく女親たちが、男をスポイルして、この国をますます少子化させていくだろう。男としては、この話に出てくる姫岡クニ子とその娘の母親のような類いの女親たちを冷徹に見捨てること、そして、こういった女親に似た傾向の女につかまらないこと。この二点が重要だと思う。
2020/8/22 追記
クニ子婆について思ったことを追記。この婆さん、自分の娘時代には男たちに隷属して生きるしかなく、そのために男たちから数々の屈辱(今でいうパワハラだったりセクハラ)を受けたものと思うが、その復讐として、自分の娘の息子をダメ人間にしたのではないだろうか。男たちよ。自分の家系が、男をダメにする血筋だと気がついたら、何が何でも逃げよ。
2020年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
重度のひきこもりを抱える親は「子供のコロナ罹患を願う親たち」と化しているのでしょうか?
医療には強制的に繋がりますし、重度であれば…なんて思いも。
コロナで外出制限がかかり、日本中で家族の殺し合いや事件が多発していますね。
外に逃げ場を求めていた家族が家にいざるを得なくなり、先延ばしにしていた問題に対して最も動物的な方法で答えを出しているように見えます。人間としてではなく。
「アニマルから人間にならないと」「それだけの人たちはみな早々に沈むか死んでいった…」
バー店主、毎回名言が光ります。
コロナや災害で様々な問題が露わになり人間の本性が露呈しています。
その「人間の本性」について、とことん向き合い描かれているこの漫画や原作文庫は、これからが本領発揮ではないでしょうか。
ようやく時代が追い付いてくるとでも言いますか。
問題を抱える子供や、きょうだいがいる家族はもちろんですが、
この本はどの世代、どの環境の人に対しても言える「人間の本質」が描かれています。
そこに、押川さんの先見の明がエッセンスとして加わっています。
これから子育てをする世代も、ますます厳しい世界の中で生き抜く子供を育てないといけません。
大人から子供まで、難しい時代を生き抜くためのヒントがちりばめられている名著だと思います。
医療には強制的に繋がりますし、重度であれば…なんて思いも。
コロナで外出制限がかかり、日本中で家族の殺し合いや事件が多発していますね。
外に逃げ場を求めていた家族が家にいざるを得なくなり、先延ばしにしていた問題に対して最も動物的な方法で答えを出しているように見えます。人間としてではなく。
「アニマルから人間にならないと」「それだけの人たちはみな早々に沈むか死んでいった…」
バー店主、毎回名言が光ります。
コロナや災害で様々な問題が露わになり人間の本性が露呈しています。
その「人間の本性」について、とことん向き合い描かれているこの漫画や原作文庫は、これからが本領発揮ではないでしょうか。
ようやく時代が追い付いてくるとでも言いますか。
問題を抱える子供や、きょうだいがいる家族はもちろんですが、
この本はどの世代、どの環境の人に対しても言える「人間の本質」が描かれています。
そこに、押川さんの先見の明がエッセンスとして加わっています。
これから子育てをする世代も、ますます厳しい世界の中で生き抜く子供を育てないといけません。
大人から子供まで、難しい時代を生き抜くためのヒントがちりばめられている名著だと思います。
2020年7月9日に日本でレビュー済み
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第一巻から本作を愛読しているものです。
本巻のメインとなっているお話では、息子を溺愛して甘やかすおばあちゃんが出てきます。
よく孫を「目に入れても痛くない」と言いますが、度が過ぎて孫に干渉し過ぎるとどうなるのか。その一例を示してくれていると思います。
コロナショックの中、虐待や親子間の殺人事件が爆発的に増えています。
在宅勤務などで家にいる時間が増え、子供との距離が近くなる今こそ、
家族の在り方、子供への接し方を考え直す必要があるかもしれませんね。
そんな時、本作は子供に悪影響を及してしまった親の実話が収録されており(全てノンフィクションのお話だそうです)、他に類をみない反面教師となる参考書だと思います。
子育てに悩んでいる方、今の家庭環境に不安を抱えている方にお勧めしたい一冊です。
本巻のメインとなっているお話では、息子を溺愛して甘やかすおばあちゃんが出てきます。
よく孫を「目に入れても痛くない」と言いますが、度が過ぎて孫に干渉し過ぎるとどうなるのか。その一例を示してくれていると思います。
コロナショックの中、虐待や親子間の殺人事件が爆発的に増えています。
在宅勤務などで家にいる時間が増え、子供との距離が近くなる今こそ、
家族の在り方、子供への接し方を考え直す必要があるかもしれませんね。
そんな時、本作は子供に悪影響を及してしまった親の実話が収録されており(全てノンフィクションのお話だそうです)、他に類をみない反面教師となる参考書だと思います。
子育てに悩んでいる方、今の家庭環境に不安を抱えている方にお勧めしたい一冊です。
2020年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元々露悪趣味的な絵柄でしたが、そういう不快な過激さに頼っていると人物表現の
能力が鈍って引き出しが増えなくなるのか、あるいは心の病気が重症化してるような人間と
その関係者は結局似たような面構えになってくるのか分かりませんが、どいつもこいつも
みんなヤバそうなだけ、胡散臭いだけの同じ顔でいい加減、絵に魅力が感じられなくなってきました。
コミックバンチWebでの配信も、漫画の方は1回見たらそれっきりで最近はむしろ原作者の
押川剛さんのあとがき的なコラムを何度も熱心に読み込んでいるくらいです。
いい加減絵が邪魔になってきたので、原作者のコラムが巻末に載っている程度ならこれ以上
単行本を買い進めるだけの価値があるとは思えません。
能力が鈍って引き出しが増えなくなるのか、あるいは心の病気が重症化してるような人間と
その関係者は結局似たような面構えになってくるのか分かりませんが、どいつもこいつも
みんなヤバそうなだけ、胡散臭いだけの同じ顔でいい加減、絵に魅力が感じられなくなってきました。
コミックバンチWebでの配信も、漫画の方は1回見たらそれっきりで最近はむしろ原作者の
押川剛さんのあとがき的なコラムを何度も熱心に読み込んでいるくらいです。
いい加減絵が邪魔になってきたので、原作者のコラムが巻末に載っている程度ならこれ以上
単行本を買い進めるだけの価値があるとは思えません。